寒い日が続きますが、受験生のみなさん、元気に過ごしていますか?編集部のわかなです。
受験シーズンが近づくにつれ、私も受験から早2年か…と懐かしさを募らせる今日この頃、UmeeTでは、夢に向かって努力する受験生のみなさんのために、本郷キャンパス・弥生キャンパスの受験会場をご紹介します!
受験会場に向かう前に自分の会場の情報を確認して、万全の状態で臨戦しましょう!
※本記事は本郷・弥生キャンパスで受験する理系受験生のための記事になっています。文系受験生向けの駒場キャンパス紹介はこちら!↓
それでは、まだ本郷で2回しか授業を受けたことのない筆者がキャンパス探検がてら撮影した写真とともにお送りします。
建物ごとの配置は本郷地区キャンパスマップでチェックしましょう!
なお、この記事を執筆するにあたり、現役東大生の皆様からたくさんのコメント・アドバイスを寄せていただきました。ご協力ありがとうございました。
本郷三丁目駅から10分ほど歩くと、赤門が見えてきます。まずは赤門近くの学部から!
※赤門は2022年2月現在、耐震性確保のため閉鎖中です。代わりに、本郷三丁目駅側の伊藤国際学術研究センター門が開門中ですので、そちらを利用しましょう。
赤門が開いていれば、入って正面に見える建物が医学部2号館です。赤門側から見て右側に1・3・4号館があります。
2号館前にはちょっとした広場がありベンチもあるので、昼休みはここでリラックスしてお弁当を食べても良さそうです。
実際に受験した方からはこんな声が。
本郷キャンパスのどこにあるのか調べないで行ったら当日場所が分からなくて20分くらい迷いました…実は受験会場は医学部の建物の群れから離れたところにあって、門から入ってすぐのところでした…
(2021年受験・理科三類)
3〜5号館はこの広場から少し離れたところにあります。
事前に会場の場所は必ず調べていくように、また学部まででなく何学部の何という建物なのかまでチェックするようにしましょう!
また、普段の授業で医学部の建物を利用している学生からも口コミをいただきました。
3号館一階は、トイレが少ないです。暖房の効きも少し悪いです。綺麗で机が広いです。
(2018年以前受験・医学部)
トイレが少ないとのことですから、試験前にしっかり済ませておくことが大事かも!
小講堂は椅子が硬くて座り心地が悪い。
女子トイレは1個しかなくて古い。
なんというか、全体的に陰気臭い…
でも、暖房はちゃんと効いてます。のぼせ注意!大講堂はめちゃくちゃ綺麗です!
(2020年受験・医学部)
医学部はどの席からも解剖が見えるように作られた階段教室が多くあります。暖房の空気が上っていくために、(とかくインドア派でやる気のある)前列の民にとっては寒く、(とかく運動派で汗をかいている)後列の民にとっては暑い構造。冬は前列vs後列で暖房スイッチの奪い合いが勃発するのが常です。
(2018年以前受験・医学部)
室温決定権をめぐる医学部生の抗争の日常が垣間見えて笑ってしまいましたが、受験生のみなさんにも有益な情報ですね。階段教室は前の方が寒くなりがち。防寒対策はしっかりしていきましょう!
赤門から正面の方面、医学部のさらに奥に進むと薬学部があります。赤門(の代用の伊藤国際学術研究センター門)からは少し距離がありますので、朝の出発は余裕を持って。
薬学部はこの建物一つにほとんどが集約されているので、建物を探す難易度は低そうです。ただし建物が大きいので、教室を探す際はご注意を。
さて、薬学部を受験で使用する学生は少ないそう。以下、薬学部で受験した方のコメントを紹介します!
実は薬学棟って毎年外国語を英語以外で受ける人の受験会場になっていて(だからそこで受けた人がかなり少ないんだと思う)、私は受験生のときそこで受けてるんですよね!
この時の部屋は1階の南講義室でした。(毎年そうなはず)
この部屋は暖房の効きはよくて、机は移動式だけどがたつきはなかったです。あとはトイレが少ないのと、放送設備がなくて開始のチャイムがないとかですかね
(2020年受験・薬学部)
英語以外の外国語で受ける人たちの会場…!何だか連帯感が生まれそうです。
赤門の目の前という好立地にありながらも、建物の名前が少し分かりづらい経済学部。
赤門入って右の建物群が赤門総合研究棟(教育学部と共同)、経済学研究科棟、国際学術総合研究棟となっており、経済学部のほぼ全てが集約されています。
実際に受験した方からは、
(感染防止の仕切りがあったせいもあるが)机の奥行きが狭かった。
(2021年受験・理科一類)
との声。筆者としては、コロナ禍の受験ってパーテーションがあるんだ…と(よく考えれば当たり前ですが)驚きました。コロナ禍での受験、さぞ大変なことが多いでしょう。本当に頑張ってください…!!
もう一つ、赤門の目の前にあるのが教育学部。赤門から見て教育学部棟と、向かって右の赤門総合研究棟(経済学部と共同)に分かれています。
授業で教室を使用している学生からはこんな声が。
割と小さい部屋。机は3人がけ。椅子が後ろの机にくっついていたりはしない。
(2020年受験・教育学部内定)
机が3人がけなのはトイレなどで席を立つ際に不便そうですが、椅子が机と分離しているのは本当に大事ですね…
トイレはキャンパス内比較でもかなり綺麗な方だがかなり少ない。赤門の目の前で小さい建物なので、迷いづらいのは良い点。飲み物の自販機が1階のラウンジにある。
(2018年以前受験・大学院教育学研究科)
確かに、教育学部棟に初めて向かった筆者も全く迷いませんでした!トイレが少ない情報は要チェックですね。
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本郷三丁目駅から向かう人は、赤門をスルーしてさらに本郷通りを進むと正門に着きます。正門は本郷三丁目駅と東大前駅のちょうど中間より少しだけ東大前寄りのところにあります。どちらから向かっても良いでしょう。
正門を入ると正面に安田講堂が見え(てテンションが上がり)ますが、安田講堂に続く一本道の左右に佇む対称的な作りの建物が法文1・2号館です。正門から向かって左が1号館、右が2号館となっています。
安田講堂前には芝生の広場があり、ベンチもいくつかあるので、昼休みはここで過ごすとリラックスできるかもしれません。
この2つの建物には大教室が多いのが特徴。ここを使う受験生は多いので、たくさんの声が集まりました。また、大教室ゆえに例年、東大入試の報道取材が入る会場でもあるようで…
センター試験が法文一号館の大講堂で、一瞬だけ後頭部がNHKに映った
めっちゃ2回から報道陣の視線を感じた
(2018年以前受験・医学部)
教室が広すぎてリスニングの反響が運。あと国語の試験直前まで報道陣がいる部屋。(法文25)
(2020年受験・理科一類)
机が回答用紙に対して縦の長さが圧倒的に足りない記憶があります。
人が多くてトイレめっちゃ並んでました。
1番広い教室っぽくて、2階?からメディアが写真撮っていました。LINEニュースに写真載ってたの懐かしいです。
他の教室と比べてないのでわからないですが、やはりリスニングは想定よりも聞きづらかったです。
(2020年受験・理科一類)
法文1号館25番教室は、後方に報道関係者がいて、朝試験が始まる前はシャッター音が気になった。机の縦幅が狭く、解答用紙が乗り切らなかった。リスニングが聞き取りにくい。
(2021年受験・理科一類)
法文1号館25番講堂、国語の試験問題配布に報道陣がたくさんフラッシュを切るので普通にびっくりする。ちなみに解答初めまでには退室しているが、本当に皆さん音もなく退出するのでどのタイミングでいなくなったかは不明。
(2021年受験・理科一類)
報道陣についてのコメントが多数ありました。法文1号館の25番教室(法学部内定の筆者も、法学部で一番大きい教室として聞いたことがあります)に報道陣が入ることが多いようです。
朝一発目の集中したい時にフラッシュをたかれると緊張してしまうかも…せめて心の準備をしていけるといいですね。
また、建物についてのコメントもたくさんいただきました。
トイレが少ない。同じ建物でも入り口が違うと入れない教室がある。1号館と2号館で建物が似ている。
(2020年受験・文科一類)
机椅子固定型で席の調整の自由が効かなかった。比較的古い建物で初見では歴史を感じた
(2018年以前受験・工学部)
オールジェンダートイレが少ないです。法文一二号館は構造が複雑なので迷子にならないよう注意が必要です。冬は廊下がとても寒いです。
(2018年以前受験・大学院人文社会系研究科)
法文1・2号館の構造は複雑で、筆者も迷った経験があります。トイレも混むようなので、朝はお早めの出発を!
最後に、寄せられた秀逸な口コミをご紹介します。
法文1号館25番教室は、前の方の席が恐ろしく寒いです。当たった人は凍死してください。
法文1号館のトイレは綺麗ですが、恐ろしく寒いです。太ももの毛が逆立つのがわかります。どうぞ凍えながらウンコしてください。あと蝿の死骸がいっぱいあります。見つけたらラッキーですね。
法文2号館1番大教室は、どこに座っても寒いです。大教室で温まりにくい上に、換気と称して窓を開けるので極寒です。普通にみんなダウンジャケットで授業受けるレベルです。
法文に当たった方は1号館でも2号館でも凍死すると思うので、かわいそうですね。工学部の建物とかに当たるといいですね。
(2020年受験・文科一類)
また、法学部には法学政治学系総合教育棟という建物もあります。正門入ってすぐ右、通称ガラス棟と呼ばれるガラス張りの建物で、少しテンションが上がります。
こちらについてもコメントが届いています。
廊下やトイレが寒かった
(2021年受験・理科三類)
机は3人掛けの両端に1人ずつで左右のゆとりはあったが縦が狭く、国語の解答用紙は二つに折り曲げないと書きにくい状況だった。
トイレの個数は少なくは感じなかったがそれほど綺麗ではなかった。
部屋によって椅子が違っており、キャスター付きの回る椅子の部屋もあれば後ろの机に繋がっている椅子の部屋もあった。
部屋の人数は40か60であり、リスニングの音は聞き取りやすく感じた。
(2021年受験・理科三類)
筆者もここで授業を受けたことがありますが、外装・内装ともに綺麗な一方でとても寒かった記憶があります。重ね重ねにはなりますが、寒さ対策は十分に…!
正門から安田講堂の方を向いたとき、法文1号館より左側一帯が工学部の領域です。エリアが広く、建物の数も多く迷いやすいので十分注意しましょう。
工学部についてもたくさんのコメントをいただきました。
理2は基本工学部ですが、教室の大きさも大きすぎず、リスニングの音もクリアに聞こえます。机やいすも一般的だったと思います。いすがくるくる回るものだったので、答案回収後教室のはじでぐるぐる回ってるやばい人になってました。私は教室にいると息がつまりそうだったので、subwayがある広場まででてYouTube見ながら最後の復習してました!
(2019年受験・理学部)
英語リスニングの音声が響いて聞きにくいと聞いててビクビクしたが、そこまで広くなく困らなかった。
(2021年受験・理科二類)
教室が程よい広さなのでリスニングが聞きやすかった
(2021年入学・理科二類)
建物自体はオシャレな感じ。割と小さな部屋で机の奥行きもかなりあったので特にストレスなく受けられた。
(2021年受験・理科二類)
おそらく建築学科の棟で入り口に彫刻が合ってテンションが上がった
(2021年受験・理科二類)
コロナ対策のパーテーションで解答用紙が置けない
(2021年受験・理科二類)
机の縦幅が狭かった。3人がけの端っこだったので、真ん中の人が試験中にトイレに行く時に立たされ嫌だった。
(2020年受験・理科二類)
廊下が暗い
階段教室
音響は良い
(2021年受験・理科二類)
地下で窓の外も見えず閉塞感が凄かった。トイレは暖かかったが基本的にとても寒かった。あと教室が狭く席が詰まっている
(2021年受験・理科二類)
法文の大教室などに比べると小さめの教室が多く、その分リスニング環境も良い教室が多いようです(もちろん教室次第なので、心の準備はしっかりと)。
建物ごとのコメントも紹介します!
トイレが少ない。階段状の教室なので、前が見えそうな気がしてなんか悪い気になった。
(2018年受験・農学部)
一階が私の試験会場でしたが、建物自体と、その中で教室の入り口が、少しだけわかりにくかったです。トイレも近く、部屋も広くて天井が高くて開放感もあり、あったかかったです。
(2020年受験・理科二類)
100円LAWSONが神
(2021年受験・理科二類)
ローソンストア100は中庭に入っています。休み時間の糖分補給に使えそうですね!
ちなみに工学部3号館を出たところ、理学部1号館の前にもローソンがあります。
14号館が本拠地なので、実験や講義で使用していますが、暖房がかなりよく効きます。トイレは各階にありますが、人数に対して少し少ないかもしれません。
(2018年以前受験・大学院工学系研究科)
普段授業で使用しているが、長机の普通の教室が多い。(1教室は狭め、30-40人収容って感じだと思う)
見た目はしょぼくてがっかりかもだけど、環境は他と変わらない気がします。トイレは階の座席数の割に狭めかも。
(2020年受験・工学部)
暖房の効きが良い教室は貴重ですね…!当たった人はラッキーかも。
理学部は、正門から入ってずっと奥に進んだところ、安田講堂の裏側にあります。根津駅側の弥生門も近いです。
教室が大きすぎずリスニングは聞き取りやすかった。
ただ、たまたま暖房が直撃する席ですごい暑かった。
(2019年受験・経済学部)
との声が。基本的に受験会場は寒いものですが、たまにこんなこともあるので、脱ぎ着できる服装が望ましいですね。筆者もセンター試験の会場の空調の効きが良すぎて暑く、眠くなりかけたのを思い出しました。
また、理学部2号館については理学部の建物群から大きく外れたところにあるので注意してください。
理学部2号館は、理学部1号館からちょうど対角線上、赤門(の代用の伊藤国際センター門)から入って右奥に進んだところにあります。間違って理学部1号館に行ってしまうと2号館まで10分はかかるのでご注意を!
最後に、例年理科三類の入試会場となっている農学部です!
農学部は、他学部のある本郷キャンパスの隣の弥生キャンパスの中にあります。東大前駅で降りて農正門から入るのが良いでしょう。
農正門を入って右が1号館、左が2号館、正面が3号館で、3号館の裏側に4〜7号館があります。
7号館にはA棟とB棟がありますが、農正門から見て右がA棟、左手前がフードサイエンス棟、左奥がB棟です。
トイレはちょい遠くて2つで汚かった(今は綺麗かも)
(2019年受験・医学部)
机は解答用紙は折らないと収まりきらなかった
空調は覚えてないから快適だったと思う
時計はなかった
そういえば、筆者の受験のとき、隣の席の人は時計なしで2日間受験してたっけ……(詳しいエピソードはこちら↓の記事内)
試験教室には時計はないものと思った方がいいです。腕時計は絶対に忘れずに!(ちなみに筆者の隣の人は2日間時計なしでも受かっていたので、忘れても動じずに。)
放送設備が壊れていてリスニングの試験音声が聞こえづらく、周囲に座った人がこぞって別室でのリスニング受験を申し出る事態に。さすがにそういうわけにもいかず、昼休みに本部のえらい職員?先生方?的な11人がやってきて協議したのち、結局全員そのままの席で受験しました。ちょっとあせりました。
(2018年以前受験・医学部)
これまた異常事態…こういうことがあっても落ち着きを失わずにいたいですね…!
以上、本郷キャンパスの受験会場紹介でした!
最後に、受験生へのアドバイスを書いてくださった方のコメントを紹介します!
・机が小さいと解答用紙が机をはみ出してしまうことがあってストレスでした。(教室による)
・リスニングの音量や音質が教室によって異なるようなので音が小さいときの想定をした問題演習などしておくと慌てずによいかもしれません
・試験開始直前の黙って座ってないといけない時間でも手を上げればトイレにはちゃんと行かせてもらえるので遠慮しないで行きましょう
・本郷三丁目駅から正門までの間に当日は大手塾の応援がわんさかいます。大手塾に所属していない人はそういう光景に気圧されないようにあらかじめ頭に入れて歩いたほうが精神衛生上いいかもしれません
・1日目の帰り道はこれでもかというくらいみんな数学の出来の話ばっかりしてます。数学で失敗して落ち込んでいるときはかなりメンタルに来るので音楽を聴くとか、一駅先まで歩くとかしてそういう話を耳に入れない方がいいです
(2020年受験・理科二類)
受験はもう目前。誰しもセンチメンタルになる時期だと思います。受験当日は誰だって緊張もするし、緊張で実力が出しきれないことだってあります。受験は辛いことばかりです。でも、そんな辛い受験の経験はきっと自分を成長させてくれるし、きっと辛くも素敵な思い出になると私は思います。
UmeeTは夢に向かって頑張る受験生を応援します!東大で待ってます!