【読まずに進振り決めちゃうの？】知られざる素敵学科総覧　②世界を読み解くのに今絶対欠かせないアノ学科【穴場学科座談会】

あな-ば【穴場】

[名] 一般の人にあまり知られていない、いいところ。

用例：友達と待ち合わせて穴場学科座談会に行った。

(デジタル大辞泉より一部改変。)

みなさんこんにちは。あなばんです。

あ、ポケモンじゃないです。ボール投げないでください。

7月28日の16:30-18:30に開催する「穴場学科座談会」＠駒場キャンパス学生会館2階 211会議室！　このイベントの予告を兼ねて、お送りしております！　

あ、気持ちが高ぶって思わず口癖がでちゃいました。あなっ。

比較的少人数から成っておりあまり知られていない、けれども実はそこにしかない魅力がたくさん詰まった学科を「穴場学科」として紹介する、東大で唯一かもしれない学部横断型学科説明会です。

イベント前に、参加学科の魅力を先にお見せする穴場学科紹介企画第二弾。まだまだ素敵な学科があるぞということで、筆を取り、しかとお伝えします。

今回は、「文学部思想文化学科宗教学宗教史学専修課程」の紹介です。

今も昔も、世界を動かしてきた大きなエネルギーの一つが宗教でしょう。世界中でISのテロが多発し、個人的にも宗教学がアツいんじゃないかと思ってます。所属されてる方から、生の声を聞いてみました！

世界を読み解くのに欠かせない学科「文学部思想文化学科　宗教学宗教史学専修課程」

「宗教学」の定義には様々なものがありますが、少なくとも宗教学専修でできること、という点でいえば、「宗教にかかわること」なら何でも扱うことができます。

研究室のサイトで過去の卒論のテーマを一覧することができますが、様々なアプローチ・対象がテーマに表れていることが分かると思います。

必ずしも「宗教」と名の付くものだけが対象ではありません。「宗教」かどうか微妙なものを分析することや、「宗教」を軸に「宗教ではなさそうなもの」を読み解いていくこともまた、「宗教」という言葉そのものを常に問い直していく、宗教学ならではの試みです。

ちなみに、座談会当日のブース担当者は近現代神道を扱うつもりで、周りにはユダヤ教・キリスト教・仏教など様々な関心の人がいますが、例年はむしろ特定の宗教に限らず宗教学の理論に取り組む、という方のほうが多いようです。

知られざるお勧めポイントもあります。

現在研究室にいらっしゃる先生方は、それぞれ扱う領域が全く異なっていますが、宗教学専修の学生は、名簿上は指導教員を定められているものの、ゼミ制という形はとっておらず、各々の興味関心に合わせて自由に先生方の指導を乞うことができます。様々な方法・理論に触れることと、自らの関心を突き詰めることを両立することができます。

イベントも要注目です。

毎年６月ごろに、１泊２日で様々な宗教施設を訪れる「研究室旅行」は、研究室の一大イベントです。今年は都心から房総、そして横浜と転々とし、寺社やその他の宗教施設はもちろんのこと、何と製鉄所見学まで行いました。

毎年、担当の院生次第で全く行き先が変わってしまうイベントなので、来年どこを訪れるのかは未知数です。