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【震災に特別なヒーローはいらない】熊本出身東大生の思い【復興支援@五月祭】

2016.05.12

はじめまして!法学部3年の高木と申します。
「クマモト×トウダイ ~銀杏プロジェクトだモン~」という東大から熊本を盛り上げるプロジェクトを進めています。
https://www.facebook.com/kumamotoproject/

私は生まれてから高校卒業までの18年間を熊本で過ごしました。
熊本は、かけがえのない、ただひとつの故郷です。

今回の記事では、熊本への思いと、このプロジェクトについてお話しようと思います。

あの日何が起こったか

4月14日21時26分。

故郷を一変させたあの瞬間は二度と忘れないと思います。
 
家族の安否がわからず動悸がおさまらなかったあの時も、
生まれ育った街の崩壊した姿に泣き続けたあの時も。
 
追い討ちをかけるかのように襲った本震。
車中泊を続ける母の、「あなたが東京にいてくれてよかったよ、こんな怖い思いさせたくない」という言葉に、胸が締め付けられました。

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震災に特別なヒーローはいらない、被災地から届いた声

当初は、地震を機に私が考えたことについて、この記事でお話しする予定でした。
でも、被災していない私が地震について語るのは、やはり違和感が拭えませんでした。
 
だから、まずは、私たちに届いた、被災した友人たちの声を紹介します。
 
地震直後に届いた声に、自分が何を思うのか。
改めて見つめ直す機会としていただけたら嬉しいです。
 
 ー避難所生活が2.3日続こうというところで、終わりがみえないのが一番こわいです。
ー子供が泣く声、配給の列では物資をもらえなかった人が怒鳴る…など、
ー精神的なストレスが限界に近く、皆さん心の余裕がなくなってきています。
帰省中に被災した、共同代表上田の高校時代の部活仲間からの声より抜粋

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=781848238582103&id=780607558706171

ー震災に何か革命的な変革をするヒーローはいらないし必要ありません。
ー震災にヒーローがいるとしたら、見えないところで、誰からも褒められず、評価されていない。
ー現場で汗水流して被災者に寄り添う、無名のボランティアスタッフではないでしょうか。

「ICTによる復興支援と現実」熊本の多くの高校生がお世話になった塾の先生からの声より抜粋

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=790424491057811&id=780607558706171

幼稚園から高校まで同じであり、2016ミス・ユニバース・ジャパン 準グランプリとしても活躍する先輩が本震翌日に避難所から届けてくださった声
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=780953475338246&id=780607558706171
 
避難生活の中で「熊本の夜明け時刻」をtwitterに発信しつづける、高校の先輩の思い
https://www.facebook.com/kumamotoproject/posts/786505911449669:0
 
熊本からの声が、たくさんの方に届くことを願っています。

大好きな故郷 熊本

熊本は、とてもあたたかい街です。熊本県民は、みんな熊本が大好きです。
 
熊本のひとが好きです。
 
私の出身高校である、熊本県立熊本高校の写真。
いまいっしょにプロジェクトを進めている友人が、高校時代に撮ったものです。
大好きな友人、先生方と出会った、大切な場所です。

熊本の街が好きです。
 
城下町の熊本は、街の真ん中にお城が凛と立っています。
別名銀杏城と呼ばれるこのお城は、三大名城の1つに数えられます。
熊本城は、県民にとってアイデンティティであり、誇りです。

熊本で生まれ育ったことを、心から誇りに思います。

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思い出は崩れた

地震で何が起こったか。
母校の校舎。ひびが入り、穴が空いた壁。

教室は見る影もなくなっています。

熊本城の崩れ落ちていく姿は、まるで熊本の崩壊を象徴しているかのようで、言葉を失いました。

「被災地=かわいそう」で終わらない、みんなが笑顔になる応援企画を目指そう

被災した家族、友人たち。変わり果てた故郷の姿。
 
熊本のために何かしたい。
本震の起こった16日に、共同代表の上田とともにプロジェクトを立ち上げました。
 
「クマモト×トウダイ ~銀杏プロジェクトだモン~」
熊本出身の東大3年生を中心としたこのプロジェクトは、
①熊本をPRすること、②その過程で出た利益を寄付すること、を軸としています。
銀杏(いちょう)は、熊本市のシンボルツリーであり東大のシンボルマークであることから。
 
「被災地=かわいそう」で終わらず、参加してくれたひとも笑顔になるような活動を目指しています。

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熊本の復興にヒーローがいるとしたら、それはあなたかもしれない

そして、五月祭でこのプロジェクトの企画第一弾として、募金活動と物品販売を行います!!
(集まった募金と物品販売による利益は、平成28年熊本地震義援金、熊本城災害復興支援金、熊本・大分地震災害義援金に寄付させていただきます。
 
募金活動は、「熊本応援募金」として、東大1年生有志と協力して行います。
1年生有志の記事はこちら!

「誰にでもできることがある」東大生が五月祭で募金する理由
東大のサークル
「誰にでもできることがある」東大生が五月祭で募金する理由
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熊本応援募金@五月祭
2016-05-11

このロゴが目印!



 
募金に協力してくださった方には、くまモンのボディシールをプレゼントします!
顔や腕に貼って、思いっきりお祭りを楽しんでほしいです!



メインブースとして、「長島大陸発!日本一のぶり照り焼き丼!」の場所をお借りします。
また、協力団体の店舗に募金箱を設置しています!
協力団体はプロジェクトのTwitter @kumamotoprojectで紹介中!
https://twitter.com/KumamotoProject
 
そして、メインブースと同じ場所で、鹿児島県長島町の絶品ブリ照り焼き丼と一緒に
熊本の天然水と大分のカボスジュースを販売します!

鹿児島県長島町は、UmeeTさんの記事で話題沸騰の今アツい町!
同じ九州としていっしょに盛り上げていきたいです!

地方創生の旗手、井上貴至さんが斬る。「東大生の最大の弱点は人へのリスペクト」
キャリア
地方創生の旗手、井上貴至さんが斬る。「東大生の最大の弱点は人へのリスペクト」
杉山大樹
杉山大樹
2016-01-06

メインブースの場所は赤門エリア合格通りA!ぜひ遊びにきてください!

五月祭は、熊本の地震からちょうど1か月の節目となります。
すれ違ったひとの顔や腕にいるくまモンで熊本のことを思い出して、
企画に遊びに来ていただけたらプロジェクトメンバー 一同、とても嬉しいです!
 
最後にもうひとつ告知を。
今回の地震では東京はほぼ被害がなく、周囲との温度差をひしひしと感じ、辛い思いをすることが多かったです。
しかし同時に、地元で大きな地震が起こって初めてたくさんの感情と向き合い、今まで自分がいかに他人事であったかにも気付かされ、反省しました。
五月祭2日目に、UTVC(東京大学復興ボランティア会議)が「東大から被災地へ 被災地から未災地へ」という企画を行います。今後の東北支援について考えるイベントです。
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=1082191781853536&id=539153602824026
改めて、「震災に特別なヒーローはいらない」という言葉を思い出します。
熊本に限らず、震災支援に自分がいかに関わっていけるか、今後も考え、行動していきたいと思います。
 
それでは、五月祭で皆様にお会いできるのを楽しみにしております!

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クマモト×トウダイ 〜銀杏プロジェクトだモン〜
はじめまして! クマモト×トウダイ 〜銀杏プロジェクトだモン〜です。UmeeTのライターをやっています。よろしければ私の書いた記事を読んでいってください!
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