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駒場トライアスロン【UmeeT×時代錯誤社コラボ企画Part3】

2022.10.21

UmeeT編集部注:

この記事はUmeeT×時代錯誤社コラボ企画第3弾記事です。

第1弾・第2弾はこちら!↓

「UmeeT記事専用時代錯誤社記事専用UmeeT記事」についての考察【UmeeT×時代錯誤社コラボ企画Part1】
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竹馬で東京から横浜まで走破できるのか?検証してみた【UmeeT×時代錯誤社コラボ企画Part2】
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※注意:この記事には時代錯誤社特有の(?)過激な表現があります。

また、この記事は一部過激な表現をカットしたダイジェスト版となっています。黒塗り部分が気になる方は、時代錯誤社の月刊『恒河沙』223号をお買い求めください。

UmeeTとの対決、まずは神聖なる競技、「駒場とらいあすろん」を以て行うことを、時代錯誤社社員とUmeeTの人々は同意した。UmeeT側からは、参加者2人が出るということで、こちらも2人送り出すことにした。もちろん、UmeeTなど、我々時代錯誤社の足元にも及ばぬ組織だとみなしていたので、我々は数々の苦難を乗り越えてきた精鋭社員ではなく、入りたてほやほやの新入社員を決戦の場へと赴かせた。

参加者

さて、今回の4人の参加者を紹介しようと言いたいところだが、UmeeT側はこの決戦に怖気づいて途中でお漏らしでもしてしまったのだろう、待ち合わせの場所「千里眼」の麓には競技者UmeeT1人、時代錯誤社2人の、計3人しか集まらなかった。

〈時代錯誤社〉

学生証
  1. お名前:【森の夜】
  2. 学年:1年生
  3. 身長:175 cm
  4. 体重:50 kg
  5. 出身:新潟高校
学生証
  1. お名前:【浮浪】
  2. 学年:1年生
  3. 身長:169 cm
  4. 体重:56 kg
  5. 出身:栄東高校

〈UmeeT〉

学生証
  1. お名前:【スリームーン】
  2. 学年:1年生
  3. 身長:168.5 cm
  4. 体重:48 kg
  5. 出身:一宮高校

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競技前夜

【森の夜】は今までにないほど燃えていた。ムスカンに社費で行ける、と錯誤していた。駒場トライアスロンに必要な「食欲」を最大限にあげるべく、様々な欲を抑えていた。彼が一番嫌いなこと、それは勉強。しかし、彼は机に向かっていた。もちろん、学んでいたのは「プリキュア一列」。時代錯誤社における必修科目だ。

今までにないほど燃えていたのは【浮浪】も同じであった。お小遣いが毎月五千円である彼にとって、社費で飯が食えるこの機会を見逃すわけにはいかなかった。しかし一回の昼食でラーメン三杯も食うのは金の無駄遣いである。というわけで競技前日から断食を行った。競技翌日にも食べなければ三日分の食費が浮く。その金でクラス会に行こ……えっ、呼ばれてない?

UmeeTのホープ、【スリームーン】はといえば、

スピード勝負、味わうな、

最後は気持ち……

二郎系ラーメン大食いの心得をネットで調べ尽くし、頭の中で心得を繰り返しながら、眠れぬ夜を過ごしていた。

噛まずに飲み込む、麺は絡みついたスープを

箸で落としながらすする……

今まで平和に人生を進んできた彼にとって、この企画は恐怖だった。ただでさえ不気味な時代錯誤社と苦手な大食いで極限対決するのだから、不安要素しかないじゃないか。3軒もまわると聞いていたが、いつもラーメン並盛りでお腹いっぱい満足する彼にとって、そんなの不可能であることは目に見えている。

だが、やるからには全身全霊で挑まねばならない。自分のベストを引き出すために、コンディションを整え、テクニックを学び、やれるだけのことはやった。

第一章 呪われし千里の道にて

千里眼は大豆がもやしまでしか育たず、そのもやしでさえも臭い、ほとんど不毛の地に等しい山である。トライアスロンでめぐる3つの山の中で最も高い山であり、過去にはこれの登頂さえ叶わなかったものもいる。

入山直前の張り切った様子。

11時に山開きの時間となった。開山を待つ者の先頭にいた【森の夜】が入山チケットを買い、係りの者に渡す。すると、「大きさは?」と聞かれる。これは呪われし地へ入るときによくあることなのだが、合言葉である。これに正しく答えられなかったものに、入山はかなわない。彼は「普通」と答える。後の2人もそれに続く。そこで、まず水の用意が行われる。【森の夜】が水を汲む。ここの水流は遅すぎる。と初めから文句を垂れていた。先が思いやられる。【スリームーン】はというと、なんと【浮浪】に水を汲んであげているではないか。ここは勝負の世界、情けなど無用だ。

先に汲んだ【森の夜】は登山道に入り、そこでもやはり合言葉を聞かれた。「にんにくは?」答えは「全部。」意味の分からない問答、それが合言葉。5分遅れで【浮浪】と【スリームーン】が登山道を進み始めた。ここで彼らに感想を聞いてみよう。

「山の雰囲気はいかがですか?」

【森の夜】「おお、なんということだ。か弱い鳥たちの餌であるもやしをここまでふんだんに使うなんて。新しいアイディアだけで、このマスターソムリエを欺こうとしたって無駄ですよ。スープだってほら、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■」

【浮浪】「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■」

【スリームーン】「量がすごい。こうなったら秘技『天地返し』‼」

UmeeTくんさあ、画像の対照性を意識した写真撮影をしようね。2枚目の写真は皿が完全に映ってなかったよ。

時は11時30分、最初の登頂者が戻ってきた。【浮浪】である。その後ろに金魚の糞のようについてきたのが【森の夜】。【スリームーン】は、遅れること11時50分、死にそうな顔で戻ってきた。さて、頂きに立った彼らの感想を聞こう。

【浮浪】「■■■■■■■■■■■■」

【森の夜】「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■」

【スリームーン】「両隣の2人は早々に完食して店を出ている……。一体なんなんだ、この人たちは……。後ろには行列ができている。顔をあげた先の張り紙には『美味しく食べていただくために食べ切れる量でのご注文をお願い致します』めちゃくちゃプレッシャーなんですけどー! 一人焦りながら、必死に麺を口に運んだ。特に最後の肉がつらかった。美味しかったけど。無心で食べ進め、とうとうあの大量の野菜と麺が消えた。ごちそうさまでした!と最後の元気を振り絞って言い、店を出た。自分に勝ったのだ‼ 対策してきて本当に良かった‼ お腹は苦しいが、達成感を感じることができた。ふと横を見ると、『さあ行こう、2軒目はこっちだよ……』 目の前がまっくらになった」

UmeeT編集部
UmeeT編集部

感想の一部……いや大部分をカットしています。全貌を知りたい方は月刊『恒河沙』223号の記事へ。

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第二章 難攻不落の砦に臨む

完食した3人が次に向かうは「砦」。今回の3山の中で最も登頂難易度が低い。

ここで最初に現れたのは【森の夜】、なんと匍匐前進をしている。

消化を促すと言って、現役兵士さながらの匍匐前進を見せる【森の夜】。

このままでは我々が極秘に仕掛けておいた【うんこうん太郎】のソレに社員が引っかかってしまう。ということで立って進むということをルールに追加した。一番最初に出てきた我らが期待の新入社員【浮浪】はというと、なんと道端で休んでいた。

柵に腰掛ける【浮浪】。マスクの裏には余裕の笑みが浮かんでいるのか、はたまた苦悶の表情か。

これはどういうわけだろうか。匍匐前進している【森の夜】を亀とみなして、童話のウサギのように、余裕を見せているのだろうか。しかし、これでは、負けフラグを立てているも同然だ。

さて、我々がうんちのターゲットとしていた【スリームーン】がなかなか姿を見せない……。ダニィィィ、千里眼登頂の後、すぐに帰還しようとしているだとぉ。これは許せん。【スリームーン】に対してではない。我々を見くびったUmeeT、いや、UneeTに対してである。よし、こんな低俗な集団の1人をそのまま残しておくわけにはいかん。会議の結果、「任侠道を叩き込む」「社室に呼んで『任侠沈没』を読ませる」「時代錯誤社の構成員にする」など様々な意見が上がったが、UneeTの野郎、マインドコントロールだけは上手いのであろう、我々の言うことを一言も聞かず、【スリームーン】は恐怖の色に染まっているように見えた。我々は彼を放置することにした。

【スリームーン】の帰還。その様子はまるで「バターン死の行進」。

ここからは本来のUmeeTとの戦いという目的からは逸れ、社員同士の一騎打ちとなった。11時54分、【森の夜】が早くも「砦」に到着した。「この山、私の故郷の山に似ている」と言って入るや否や、20分で登頂。12時30分、【浮浪】がようやく「砦」に到着、12時45分に登山道入口につくと、たった7分で戻ってきた。折り返しの山をクリアした二人に感想を聞いてみよう。

【森の夜】「うーん、グレイト。まずこのスープ、とろりとしたソルティテイストの中に、心地よい甘味が広がっていく。その濃厚なスープの中にみずみずしいネギとキクラゲがスイムしていて、それを麺とともに口に入れれば、まるで、純粋な子羊だったころの私に戻り、黄金の原っぱを駆け抜け(彼はまだまだ話し続けたが、原稿の都合上、これを省かせてもらった)」

【浮浪】「味がしない、千里眼で盛られたもやし毒のせいで味覚が麻痺してしまった」 

第三章 束の間の休息

【浮浪】が「砦」と格闘している頃、【森の夜】は休憩のため社室にいた。平気そうな顔をして、編集作業をこなしている。

およそ30分後に【浮浪】が現れた。手に持っているのはなんとポケモンパン。自分で食うのだろうか。いや、【森の夜】に渡している。しかも【森の夜】はそれを嬉しそうに受け取っているぞ。

敵に塩を送る?

甘いものを手に入れた彼は、喜んでいたのも束の間、口にするや否やそのまずさに驚愕して、「お口直しに行ってきます」と一言、駆け出して行ってしまった。

彼が向かった先はムスカン。お口直しのためであるはずなのにムスカンセットを注文。食べ始めてから10分後、彼は悶絶していた。「いや、俺は必殺技を準備している。今それを見せてやる。」と言うと、立ち上がって、ベルトに手を伸ばす。

必殺技「ベルト外し」。

必殺技を使ったものの、彼は辛そうだ。苦しそうに余っていたポケモンパンに手を伸ばすと、シールを取り出した。開封の儀。なんと彼の好きなポケモンが出たではないか、彼の手は少し動いたが、少しすると、店の外に出て倒れてしまった。【浮浪】からの凶弾(ルビ:パン)にやられてしまったのか。いやよく考えてみよう。彼は必殺技を使ったのだ。つまり彼は大和魂を持ってこの戦いで自害したのだろう。

【森の夜】ムスカンにて土に還る。

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最終章 真の侍へ

というわけで残るは【浮浪】ただ一人。足取りは重いが、彼の目はまだ諦めていない。13時48分、ついに最後の山「侍」にアタックを開始した。登山道は初心者コースでもよいというルールであったが、彼はついうっかり学生証を提示してしまった。学生証を提示したものに残されたはただ一つ。火山灰と軽石の降りしきる道を登りきるのみ。14時05分に登山道入口に到着し、ついに最後の戦いの火ぶたが切って落とされた。だが、彼の手にあるスティックスが動かない。

虚空を見つめる【浮浪】。

自分の死期を悟った【浮浪】は急いでトイレに駆け込んだ。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

UmeeT編集部
UmeeT編集部

少々過激な表現により、この部分をカットしています。トイレで何が起きたか知りたい方は(以下略)。

14時33分、【浮浪】が店内から出てきた。その10秒後、彼は死んだ。勇敢な最期であった。通夜は当日の夜分遅くに、関係者のみで行った。

【浮浪】崩壊(ルビ:メルトダウン)の瞬間。

結果

死者2人を出した壮絶な戦い、駒場トライアスロンもこれでおしまい。ルール規定により、唯一生存した【スリームーン】が優勝となった。

正々堂々と戦った3人にこの競技の感想を述べてもらった。我々時代錯誤社はあの世からの伝言を受け取る仕組みも備えている。従って殉死した彼らからの感想も提示できるのだ。彼らの死に共感し、悲しくなった読者の皆様は、彼らの言葉に誠心誠意耳を傾けてあげてほしい。それが彼らへの唯一の弔いとなるから。

【森の夜】「皆、いままでありがとう。聖戦で死んだのは私の本望だよ。私をパンで暗殺した【浮浪】くんを、私はとっても憎んでいるけれど、彼も死んじゃったみたいだね。でも、彼は天国へ行っちゃったから、私はこっちで楽しくしているよ。じゃあね。」

【浮浪】「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■(技術不足により、メッセージがエラーとなった可能性があります。)」

【スリームーン】「結果としてただラーメン一杯を食べただけじゃないか、そうお思いの方もいることでしょう。自分でもそう思います。しかしこれが少食の僕にとってのベストだったんです! でもきっともう一段階、限界の先のその先はあったんだろうと思います。そこまで行けなかったのが悔しいし不甲斐ないです。これが一般人と時代錯誤社の差なんでしょうなー。辛かったけど、新しい経験をすることができて刺激的でした。これから先の人生で辛いことがあったら今日のことを思い出します。ありがとうございました! 」

文責【皆の味方】

↓コラボ企画第1弾・第2弾の記事はこちら!

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