UmeeT編集部注：
この記事はUmeeT×時代錯誤社コラボ企画第２弾記事です。第１弾はこちら！↓
UmeeTとのコラボというのはまさに青天の霹靂であった。相互にその存在は知っていたもののほとんど接点は無かったわけで、とりあえずなんか楽しそうだということでよせばいいのに参戦することにした。
UmeeTの記事を時錯側でもやってみろということで適当にピックアップされたものを眺める。その中に東京から横浜まで竹馬で行くという肉体系記事を発見。
これはいいぞ！ 時錯社員なら体張ってナンボでしょ！ UmeeTの記事では中延まで行ったらしいが精神的運動会系を自負する弊社社員なら横浜まで悠々ゴールできるはずだ。連中をビビらせてやるぜ！ 学内最強は我が時代錯誤社であると目にもの見せてやろうではありませんか。
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ところで竹馬ってどこで売ってるんですか？ 竹馬なんぞ小学生以来見た記憶がない。しかもその小学生の頃でさえ竹馬に乗っている同級生を遠目で見たことぐらいしかない。筆者は生まれながらの運動音痴である。まあ死ぬまで竹馬に縁のない人生というのもそれはそれで寂しい気もするので竹馬チャレンジ一年生といこう。
UmeeTさんの記事によるとネット通販で買えるらしいとのこと。実際に某密林で調べると本当に売ってた。なんだか感心してしまった。しかしボサっとしていたら注文しそびれた。お前はいつもそうだ！ 秋葉原のヨドバシカメラで売っているようだし企画当日の開店直後に買いに行けばいっか〜（よくない）。案の定買い物のせいで集合場所に遅刻した。もうだめだねこの人。
東京駅で撮影係としてやって来た【時計屋】と落ち合い、二人がかりで竹馬を組み立てる。UmeeTの記事で竹馬の組み立てにハンマーがいるとのことだったのできっちり持ってきました、無反動ゴムハンマー。準備いいでしょ？
東京駅の丸の内口あたりで組み立てていたのだが、周囲はなんだかホリデーな感じの人々でごった返している。物理的にも精神的にもすごく肩身が狭い。我々東京のド真ん中でなんでこんなことしてるんでしょうね。周りの連中はみんな高い塔とかビルとか遊園地とかに行くんだろう。この企画やったUmeeTの人もこんな気分だったんだろうか。
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竹馬を組んだら当然乗るまでである。よくわかんないけど上に乗ってみる。しかし全然バランスが取れない。竹馬ってこんなに難しいのね……。たまらず踏板を限界まで下げる。UmeeTさん曰く踏板をできる限り上にすることで歩幅を稼ぐことができるとのことだがどう考えても無茶な相談である。
そんな感じで日和る筆者を見た【時計屋】が自分もやってみたいと言い出した。これで彼がしっかり乗りこなしてしまえば先輩の顔丸つぶれである。しかし彼もどうやら運動神経は鈍いらしく「あっこれ無理っすね」と即座に気づく。しかし諦めが悪いのか何度もトライしている。みっともないぞ！
そもそもこの竹馬が子供用であるのがよくないのだ。踏板が小さすぎてつま先で竹馬に乗らなきゃいけないし、それによって重心が竹馬よりだいぶ後ろ寄りになってしまう。これでは多分力学的にバランスをとることができないのではないか？ もしかしたらバランスを崩す前に前進すればいけるかもしれないと思ったが、数歩で限界がきてしまう。じゃあ今度はかかとの部分を踏板に乗せて体を密着させてみるも足がハの字になってしまい竹馬が回転する。万事休すである。どうしよう。
企画を実行した日は７月下旬のちょうど猛暑の真っ只中であり、東京駅前も案の定とんでもない暑さであった。さすがに熱中症でぶっ倒れることはないと思うがなんでこんなクソ暑い日にやったんだろうと猛烈な後悔で一杯であった。ちなみに撮影係の【時計屋】にお茶でもおごって恩の一つでも売ってやろうかと思ったが、彼は家から水筒をもって来ていた。準備がいいなあ。
なんだか暑さで頭の調子も怪しくなってきた。道端に停めてある高そうな感じの外車を見ながら「車に竹馬ぶつけちゃったらどうしよう。竹馬保険とかあるかな。親が入ってる自動車保険に竹馬特約とかあるかなあ」などと後から考えればめちゃくちゃである。
暑い……。日差しが強い……。竹馬にはうまく乗れない……。道行く人々は以外にも我々を気にしない……。あー意識がぼーっとしてきた……
ハッ！ 自分はいったい何を？ ここは？ 横浜……着いたのか？ いや違う。ここ横浜駅じゃないか！ そして手には有楽町から横浜までのキップとSuicaグリーン券が書き込まれていたSuica……!? 竹馬はどうしたんだ！ 挑戦失敗じゃん……。
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そもそも竹馬に乗ったこともないのにぶっつけ本番で挑戦したことが悪かったのだ。実際UmeeTさんは相当練習したようで、筆者の見通しが完全に甘かったと言わざるを得ない。時錯社員ということで天狗になってた点は否めないわけで、UmeeTさんのフレッシュさに学ばなければならないと痛感した。UmeeTさん、いままで馬鹿にしててすいませんでした。
ところで竹馬（しかも子供用）はどうしましょうかね。弊社社室に置いてあるんですがいかんせん邪魔で困っています。ほしい方いらっしゃったらお譲りします。いやそんな人いないか……。物干しざおにでもするか。
文責【ぢめちる】
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