お久しぶりです、編集長の杉山です。
すぎ山食堂の料理長でもあります。気が向いた時に人を呼んでご飯作ってます。
今回、物凄く気が向いたので
ブリを
丸ごと
さばくことにしました。
実はこのブリ、あるルートから譲っていただきました。
ブリの養殖世界一の町。鹿児島県長島町。
その副町長、井上さんに頼み込み、厚かましくもいただいたのです(ありがとうございます!!)
ブランドブリ、鰤王。
長島町に行った時に、食べるたびに魅了されたあの味。あの味の食べたさに突き動かされたのです。
そして、遠路はるばる我が食堂にいらっしゃったのが
こいつです。
この存在感。
これはもう食材って感じじゃない。
「存在している」。「いらっしゃる」。
……そして戦いが始まったのです。
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恐る恐る、
Youtubeで見つけた「ブリさばきの動画」を再生しては巻き戻しながら
まずは鱗を落とし
普通の包丁しかないんだけど
同志たちとともにゴリゴリ解体していく。
頭を切断! 手前にカマがありますね。
3枚に下ろしていく。
あれ? こいつら漁師じゃね? 本職じゃね? という顔つきになってきた頃には
あの、「どうしたらいいかわかんない存在感」を放っていたブリが、徐々に「知ってる形に」…
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