“伝説の大学生”喜多恒介さんが6回就活して気づいたこと。全部聞いたら就活観がぶっ壊れた

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あなたも多分見たことある、日本一有名な大学生と言われて久しい喜多さん、一体何者?
もう28歳なのに実は就職していない!? でもずっと就活してるからもう6回目!?

ありえない経験値を積み上げてきた彼にしか分からない、就活の本質があるはず。
あなたの就活観もぶっ壊す、喜多恒介の6回の就活、全部を聞きました!

喜多恒介、全大学生どっかで見たことある説

どっかで見たことありません? この顔。

この笑顔。貫禄のある感じ。どこで会ったんだろう…

多分ここですね。

自分のアカウントだけじゃなくてページも持ってる。しかも2万いいねってどういうこと?

UmeeTでも5000いいね行ってないんだよ? いいにも程があるだろ…どんだけいいんだよ…

(もうすぐ5000なのでご支援ください)

とにかく、もう個人でめっちゃでかいメディアと化してるんです。なんだよ! 悔しいよ!!

 

さすがにシェアされすぎだろ投稿…溢れかえるわ…

だからほとんどの大学生は、どこからともなく、喜多さんの顔がついた投稿がシェアされてきたことがあると思うんです。あの笑顔が脳裏に刷り込まれてると思うんです。

そして就活関連の、ちょっと考えさせられる投稿をしているイメージありません?

そして実際割と最後まで読んじゃう…メディアとして悔しいけど読んじゃう…

多分、就活とか教育とかで問題提起を発信したり、イベント開催したりっていうお仕事をされている方なんでしょうね。

でも実際のところそれ以上は分からない…。 何者なんだろうねこの人?

ご安心ください、取材してきましたよ!!

☞学生証

  1. お名前:喜多恒介(きた こうすけ)さん
  2. 所属:東京大学農学部卒業、慶応SFCの修士2年
  3. 進路:???

 

何者なんですか、喜多さん

ー早速で失礼なのですが、端的にいうと喜多さんって何者なんでしょうか? 肩書きというか仕事というか

「仕事っぽいことはしてるけど、んー、まだ就活中だからなぁ」

ーえ、就活中なんですか!?

もう6回目になるね。今年28歳になったけど、休学したり院進したりしながら」

ー6回!? プロすぎません??

「就活1回しかしてなくてサラッと就職しちゃった人よりは、経験値として溜まりまくってるし、大学院でキャリアカウンセリングも学んでるので、お役に立てるのは間違いないと思う」


そもそもどうやったら6回就活しちゃうことになるのか気になる…
そして6回分の経験値は絶対読者の役に立つ… せっかくなんでもう1年ずつ聞いていきましょう!!

1回目(3~4年生のとき)「よくいるキラキラ就活生」

「3年生の夏、サマーインターンで経産省と電通と、あとベンチャーとかコンサル受けたのが就活の最初だったかと。日本良くするにはどんなとこがあるのか、って軸で。」

ー割と最初は普通に、東大生が受けそうなとこ受けてますね。

「でもそういう「世の中変える!」系のトップレベルのところに行ったつもりだったのに、あんまり熱い学生いないし、繋がりも希薄だなと思って、一旦就活やめちゃったんだよね

ー即!? サマーインターンだけして就活やめるやつ居る!?

しょうがないから面白い同世代の仲間を自分で集めよう! と思って、渋谷に2LDK一室を借りて『キタイエ』っていう名前で友達やその友達を呼びまくった。」

ーそういう発想になります?

「自分で料理つくって、ホームパーティみたいなかんじで笑3ヶ月でちょっとした大学の生徒数くらい来てくれたんだけど」

ーそれでそんな人数来させちゃうのも凄いわ…

 

 

「他にもそうやって自分で繋がりを作ろうとしてたら、もう本採用試験の時期になってて(※その頃は3年生の3月にあったんです!歴史!)
面接で『面白いこと言え』って言われて拒否って落ちたり、SPIで寝落ちして落ちたり

ーなかなか冒険してますね…

ほとんどまともに本選考を受けず家族会議で激詰めされちゃいました笑 『東大まで行ったのにどうするつもりなの!!』って」

ーどうするつもりだったんですか本当に

「『日本変えるためにこれをやるんだ!』ってプレゼンを家族の前でして、休学することにした。やっぱり熱い学生がたくさん生まれて、彼らが繋がってないのと、20年後日本ヤバいなって強く思ったから、『キタイエ』にとどまらず、どんどん自分で作ろうって思って」」

ー就活失敗してそんな感じになるだろうか…次受かることしか考えられなくないですか普通…?

2回目 就活そっちのけ! 繋がり花開く!

「ずっとやってきてたキャリア大学運営とかOne Voiceキャンペーンとかが結実していった年だったな。」

ー早期から大学生が企業で学べるキャリア大学に、ネット選挙を実現したOne Voice。今では当たり前になっているものを作った一員だったんですね!

「全国のいろんな学生団体も手伝って回ってた『Next Leaders Meeting』っていう学生団体の全国のリーダーが集まるイベント作った」

ーなるほど全国規模は凄いですね。で、就活は?

1200人予算1000万以上のイベントだったんだけど、人とのつながりが、世の中を変える可能性秘めてるって思えた瞬間だったなあ

ー就活は?

「あ、この頃から後輩の就活を手伝い始めたね

ーいや、自分の就活は?

「本試験は形だけ受けたけど、まぁそれどころじゃなくて」

ーえぇ……?

「でもとにかく、自分が描いてたものが徐々に形になってきたと思えた年だった。でも同時に、一過性でしかなくて限界も感じた。だから、継続的にできるように法人作ろう!ってなってJASCA(全国学生連携機構)っていう一般社団法人を立ち上げた」

ー待ってください!! 就活の話ちゃんとしてくださいよ! やりたいことやってるだけじゃないですか!

え、やりたいことやるのが就活じゃん。自分のやりたいことでアピールしていって、お金稼げるようにしていくってことでしょ? 就活の話じゃん。

ー……そ、そうなのか…? みんなの知ってる就活じゃない気が…

「僕の場合やりたいことが、『人と人とのつながりで社会をよりよくする』ってことで、全部そこに繋がってる。それは今も変わらないし、これからも変わらないと思う」

3回目 お金稼ぐのってめっちゃ難しい!

「でもその、『お金稼げるようにする』のが予想以上に難しいって分かったのが、2回目の休学に入ったこの一年だったなあ」

ー在学しながらもう稼ぎはじめてたんですか…?

「もちろん! 作った社団法人JASCAをマネタイズするために、文科省からトビタテの広報請け負ったり、リクルートのキャリフルと組んだりして、初年度で1700万売り上げた

ー1700万!? え? もう就活とか要らないじゃないですか!

「それが、メンバーに給料出したり、学生団体への奨学金をつくってたりしたら、自分の給料は月6万になっちゃってさ」

ーブラックとかって次元じゃなかった…。

「母親にまた『稼げてないじゃん!』って激詰めされたんだけど、このまま諦めたくなくて、大学院にいくことにした

 

ーここでついに東大を卒業し、慶応SFC院に行かれるんですね。でもなんかこれ、就活ってよりもう起業って感じですよね?

「それも含めて広い意味で就活だと思うんだよね。自分がしたいことを探しながら挑戦してるわけだから」

ーでもそれじゃ、人によってはずっと就活…

「そう思う。たとえ就職したって、ずっと就活してるべきなんじゃないかなぁ。『自分がこの会社で何をしたいか。それをするのに、もしかしたらよりよい他の手段や場所があるんじゃないかって』って」

ー就活に役立つこと聞けそうって取材してたけど、もはや人生哲学っぽくなってきたぞ…

「でも、自分が本当にやりたいって思うことを逃げずに考えないと、どこかで後悔するよ。そういう人たくさん見てるもん。1回で就職してぴったりハマる人もいれば、僕みたいに外側で、考え動き続ける人もいるってこと」

ーそうか…喜多さんって「就職していった人」のことも6回分見てるんですもんね…

「実際この年も博報堂受けて落ちてしまった。企業だって、自分で『ここで働きたい』って納得できてない人取らないってことなんだと思う。」

ーここまで学生離れした活動してても落とされるんなら、確かに自分で納得できるかどうかは重要なのかも…

4回目 この人、もはや新卒ではない

「院生になって思ったのは、まだ無限に勉強することあったわ!!ってこと。自分が楽しいと思ったこととか、現場で気づいたことが、学問として裏付けできるようになって、すごく面白かった。ソーシャルキャピタルとか社会起業論とかコミュニティソリューションとか。最近は行動分析学とか人類学とか」

ーガチで勉強してるじゃないですか…

「『志』とか『つながり』とかふわふわした言葉が、どんどんと学問的な言葉に分解されていくのがとても楽しいし、それが実際に仕事にも生きる

ーなんかこれ、2年間社会で働いた後に院来た人の感想って感じですよね。仕事で実践してたことが理論と繋がる、的な。

「あと結局JASCAはうまく組織を作れなくてスケールしなかったんだよね。だから、もっと勉強しよう、と。たとえば、就活変えようとしてて、しかも仕組みがしっかりしているNPO法人en-courageを手伝ったり、自分の会社を建てたりしながら、組織の作り方やマネタイズの仕方を学ぶことにした。」

ー学ぶために組織に入ってみることにした、と。

「立ち上げの戦略構築や広報や場づくりのところを専門でやらせてもらって、3~4割のパワーと時間を使って必要な分のお金を稼ぎながら、G1CollegeとかMakers Universityとか、いろんなプロジェクトに関わったり。

ーなんかもう、中途採用の人の働き方ですよねそれ。専門があって、裁量があって、副業もいくつもしてて…
就活4回目にして、もはや1つ目の職場で働き終えた段階に来ている気がしてならない!

5回目 いざ世界へ!!

「ここまでで日本中はかなり回ってたから、広報していたトビタテを使って自分が飛び立つことに笑

ーこのタイミングで留学ですか!?

世界回って分かったのは、島根行くのとあんまり変わんないなってこと。生活費クソ安いし仕事は大体リモートでできるし。日本に止まってる必要なくない?」

年々自分の制限がなくなっていく感じだ…自由すぎる…

6回目 この人に躊躇はないのか?

「ようやくこれで今年だね。エンカレッジの全国展開とか、山梨学院大学のキャリアアドバイザーの仕事したり、JASCAや自分の会社を経営しながら、また休学して海外回ってるよ」

ー院でも休学ですか……

「世界経済フォーラムのGlobal Shapers に選ばれたので、各大陸の会議に参加したり、現地の社会問題を視察したり、教育NPOに投資したり、海外プロジェクト立ち上げたり。」

ーなんかこう、ためらいとかないんですか? 「普通じゃないしやめとこう」、とか。
お金稼げなかった時とか、組織がうまく行かなかった時とかも、壁にぶつかったわけですよね? 「難しそうだし諦めよう」ってならないんですか?

「あるけどさ、その壁って向こう側見えるじゃん? 壁の向こうに普通にいってる人のこと沢山知ってたし、その人に行き方聞いたらいけるじゃん」

ーいろんな人との繋がりがあるからこそ、ってことですか?

「あとはその人にアドバイスもらってもいいし、弟子入りしてもいいし。どうすればいいか分かれば、やってみたらいいからさ」

ー……そう言われるとそうかもしれないですけど、それって大変ですよね? 「この辺でいいや」って思わないんですか?

好奇心と志かなぁ。これまでの経験から、ちょっと動けば全然違う風景が見えるって知ってるし、やらないと日本社会ヤバいって思うから。」

壁を飛び越える力=プロデュース能力

自分はコレしかできない、って閉じこもってる人は必要なくなってくる。壁の外にいる誰かと一緒に作って行かないと、最終的にはAIでいいじゃんってなっちゃうと思う」

ー自分の専門や、限界を超えるってことですね

「これってプロデューサー的な仕事なんだよね。例えば、良い作品を作る能力だけ持っていても、実は足りない。何が今売れるかっていうマーケティングが分からないと。皆が気づいていないけど時代が今求めていることに、気づく力が無いといけない。」

ー自分はこの領域だけ、って閉じこもっていたら物事は動かないわけですね

分野を横断してつなげるって人間にしかできなくて、どんどん重要になっていく。その意味できっと『君の名は。』のプロデューサーの川村元気さんとかは今の日本ではトップクラスの感性の持ち主なんだと思う」

ー確かに川村元気さんって、作家でありながら物凄くマーケティングに長けてる方、っていう印象があります(UmeeTでも取材させていただいたことが!)

【映画プロデューサー川村元気さんに問う】「新しいもの」の作り方

一流になるには、そういう一流の人を見てベンチマークして、走るしかないんだよね。文字や映像だけではなく、その人の持つ空気感や佇まいを全体的に捉えて参考にすることは、すっごく大事。」

ーでも川村元気さん、そう簡単に会えませんからね……

「え、会えるよ? 本気で繋がろうとすれば誰だって会えるよ。この前も本気でお願いしたら、イベントに大臣の方に来ていただけたりしたし

ーそれは喜多さんだからでしょ?

いや、川村さんは本当に会える。ちょうどいいチャンスがen-courageつながりであるから紹介しておくね

 

*喜多さんが教えてくれた、川村さんに会えるチャンス

 

エンターテイメントを生み出す面白さと、それを仕事にする魅力をテーマに、一線で活躍する人の話を直接聞けるイベントとのこと。

なんと川村さん以外にも、回ごとに違うゲストが。スプツニ子!さん、菅野薫さん、佐渡島庸平さんと、豪華すぎるゲスト陣…。(ちなみに御三方とも准教授だったり出身だったりと、何かと東大にゆかりがおありです。UmeeTで取材したい…)

まさに、「壁を超えてプロデュースしている」かつ「一流の人」に会える機会。しかも無料で…! 

さすが喜多さん、耳寄りな情報をお持ちです。特に就活が始まる3年生の皆さん、行ってみては?(詳しくは以下から!)

まとめ

高い志を持ち、常に動きながら、その時本当にしたいことへと躊躇いなく動いていく。そしてそれを仕事にしている。きっと喜多さんの就活が終わることはないんですね。そんな風に就活をとらえたことがなかったので、ガラッと変えられてしまった気分です…

「そうだね。でも新卒じゃなくなるって意味では、オリンピックあたりで新卒で選挙でて政治家になろうかなと思ってる。」

ー!?!? 選挙ですか!?!? 

「日本をより良くするためには、草の根だけじゃ足りない。若者を巻き込みながら、国レベル・世界レベルで取り組まなければいけないことが増えてきたので」

やはりこの人からは目が離せないようです…

イベントについて詳しく知りたい人は以下から!

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ABOUTこの記事をかいた人

杉山大樹

UmeeT編集長 常にエンターテイナー的でありたいです。 笑論法創設代表・東大エンターテイメント広報部部長

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