12月25日は、なんといっても「水素電池の日」であり、わたしの村ではみんな水素電池のモノマネをしたり、水素電池踊りをして長芋チョコ味噌ケーキを食べるのだが、世の中には「クリスマス」であることを重視している人も多いのである。
しかし、恋人などいるはずもないわたしは、咳をしてもひとりである。だからクリスマスの楽しみ方というのも当然…

埼玉県の三大銘菓を空きコマに買いに行くことになりますよね!
わたしが好きなとある曲には「埼玉県の三大銘菓といえば 草加の煎餅 熊谷の五家寶 そして、川越の芋菓子」という歌詞が登場する。ここで本郷キャンパスで1限・5限しかなかったら、空きコマで全部現地に行って購入できるのでは?と思ったのである。こういう思考回路になるのは科学的にみれば自然の節理であり、歴史的にアインシュタインや漢委奴国王なども実験により証明しているのである。
こんな異常移動はひとりぼっちのクリスマスに実行するのにふさわしい。なにせ去年のクリスマスイブにも、バスだけで本郷から駒場に行くという異常移動をしたのであるから。そんなわけで今回、この悪質な記事の放流に至った。
なお、本企画はYouTuberの西園寺さんにインスピレーションを得たものです。ありがとうございます。ただ全く同じことをやっているYouTuberの方は今のところいらっしゃらないと思います。
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以下、この移動のレギュレーションというか、目標というか、なんちゅうかほんちゅうかを学術的に示す。
・本郷キャンパスの法文1号館前(文学部のわたしがいつも授業を受けていた建物)を、1限が終了する10:15ごろに出発する。
・草加、熊谷、川越に公共交通機関を利用して行き、草加せんべい・五家宝・芋菓子を購入する。それぞれのくくりの中で何を購入するかは自由。
・本郷キャンパスの法文1号館前に、5限開始時刻の16:50までに帰ってくる。
・実際には授業を取っていないので、授業がある気持ちになって行う。
無謀な挑戦と思われるかもしれないが、乗換案内やChatGPTで調べた限りでは、現実的に可能であると思われるので、やるのだ。為せば成る為さねば成らぬ何事も、である。あきらめたらそこで試合終了、である。安西先生、バスケがしたいです、である。
とはいえ、この異常移動は時間との勝負になる。最速となるルートを選び、観光はがまんし、なるべく駅の近くで銘菓を購入する。つねに緊張感があり、観光もせず、あまり旅行らしくない謎ムーブのため、異常移動と呼ぶのである。
1万円ほど入ったSuicaと1万円ほどの現金を持ち、旅のおともの物性犬(東大物性研究所のマスコット)を引き連れて、10:19 いざ出発。

ここから上野駅まで歩いていく。…と思ったが、附属病院の前にあるバス停で時刻表を見てみると、1分後に上野山下公園(上野駅の近く)ゆきの都バスがあるのを知った。そうだ、バスチート(bus cheat)で時短しよう。徒歩で行ける場所までゆくのに210円の運賃がかかって非常に割高だが、なにせ時間に余裕がない、あれもないないない、これもないないない。誰もが目を奪われてく埼玉県へ一刻も早く行かねばならぬ。
10:26 バス乗車

上野公園山下で下車すれば、上野駅は目と鼻の先である。

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10:39 上野駅到着

いよいよ最初の駅、上野駅に到着。東武に直通する日比谷線に乗り、乗り換えなしでスーッと草加駅に行ってしまえば楽だが、ある理由によりJRの改札に入場し、常磐線で北千住をめざす。
10:51 常磐線快速土浦ゆきに乗車

朝に都心とは逆方向に向かう列車だから、車内は空いており、座ることができた。まあ、今回の旅程と時間帯的に、座れないことはあまりないと考えられるのだが。 日暮里で立ち客が出る。目ざとく私の前に立つ若者よ、そうだ私は北千住で降りるのだ。着席成功おめでとうございます。150ユータスくんポイントを差し上げます(100万ポイントでコマバのユータスグッズと交換できます)。 しかしここでトラブル発生、踏切の安全確認により運行が一時的に停止、日暮里に幽閉される。時間がないのにい!しかし安全運転が最優先なのだから、仕方のないことである。
踏切でなにかが起こっており運転見合わせとなったら大いに困るので不安だったが、何事もなかったらしく、すぐに運転再開して一安心。北東をめざして快調にすすんでゆく。
11:08ごろ 北千住駅到着
ここで東武伊勢崎線(スカイツリーライン)に乗り換えるため改札を出る。

文豪シェイクスピアは「普通に乗るか急行に乗るか、それが問題だ」と書いたが 、急行よりも出発時間が少し早かったので普通を選択。

11:12 普通北春日部ゆき(4分遅れ)乗車
たまたま有料列車「THライナー」としても使われる車両にあたり、ロングシートになっていても豪華な座席だった。THライナーになるとこれを回してクロスシートにするのだ。

しかしドアが閉まったところで、普通に3分後の急行の方が早く着くな…と己のおこないを後悔し、悔いるあまり頭を坊主にしてしまった。
幸運なことに西新井で急行に乗り換え成功。
11時何分か 急行久喜ゆき乗車

途中駅をぬっ飛ばして、草加まではひと駅。なんてこともない都会の景色をながめながら数分間電車に揺動させられ、ついにひとつめの銘菓のありか、草加駅に到着!
11:27 草加駅の改札を出場

どこでせんべいを売っているか調べたところ、駅前のマルイで売っていることが判明。なんだ、駅からすぐのところで買えるじゃないか!草加の街を少しも散策できないのは惜しいが、何度も言うように時間との戦いだ。粛々とせんべいを買おう。

11:30 「いけだ屋」でせんべいを購入

マルイの1階にあったのは「いけだ屋 草加丸井店」。さすが草加の店だけあって、膨大な種類のせんべいが並んでいる。
プレーンの醤油味に、味噌、にんにく、唐辛子、激辛、海苔、山椒、ごま、抹茶…激辛以外はどれも食べてみたいが、全部買ったらとんでもない値段になってしまうから、ぐっとこらえて、より食べたい味を選ぶ。
1袋は、オーソドックスな醤油味の「草加せんべい」だが、もう1袋が決まらない。国連安全保障理事会による議論の結果、ユニーク度が高くておいしそうでもある「ニンニク」味を購入することに決めた。イートインで食べる用に、「献上せんべい」という1枚ずつのばら売りせんべいも購入。合計で1450円なり。

おまけで小さなせんべいを2枚もらったので、そっちをイートインで食べることにした。急いでるのに何してるんだ、と怒られるかもしれないが、わたしだって人間に似ている生物なのだからおなかはすくのだ。腹が減っては戦はでき何とやら、ともいうから。

さすが有名な草加せんべいだけあって、うまい!かたくておいしい。食レポが絶望的に下手であるためそれ以上は何も言えないのだが、せんべいでエネルギーをチャージし、いざ熊谷へ!
草加滞在時間、わずか10分…異常移動すぎる。
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11:40くらい 急行久喜ゆき乗車
「草加から熊谷」というのは、色々なルートがあり、選択が難しいところである。古代ギリシアやメソポタミアの科学者たちも、この問題に頭を悩ませてきた。しかし、乗換案内でいろいろと調べた結果、草加→春日部→大宮→熊谷と乗り継いでいくと一番早く着けるとのことだったので、そうする。泳いでいくよりも早く着くのは意外だった。
ずっと高架を走っていたが、せんげん台に着くころには、地上に降りていた。高架や地下を走る電車とくらべると、地上をガタゴトとゆくことには謎の安心感を覚える。多くの人間は散歩のとき浮遊したり地下にもぐったりしないからだろうか。
乗換駅の春日部に到着。発車メロディがクレヨンしんちゃんの曲で、駅名標の上にも同作品のキャラ「ひまわり」がデザインされているが、時間がなく写真を撮ることができなかった。なにせ急行が1分遅れて乗り換え時間が2分しかなかったのだから、もうみんなダッシュして「パニックパニックパニックみんなが慌ててる」状態であった。春日部駅の乗り換えでダッシュしたことが、人類の「走る」という行為のはじまりであったとも言われている(出典: 炭攬谷甚右衛門 2016 『カタクチイワシがやってきた』)。
ホームに着くと、野田線大宮ゆきがもうとまっていた。
12:〇〇 野田線普通大宮ゆき乗車

東武野田線を東武アーバンパークラインと呼ぶ向きもあるが、個人的には「野田線」と呼ぶ方が心地よい。したがってわたしはイヌやネコやエアコンのリモコン、爪切りやプラグマティズムのこともみんな「野田線」と呼んでおり、日常会話がきわめて困難である。
野田線の車窓も、基本的には住宅街というか郊外というか、とにかく平凡でバソバソした光景が流れてゆくのであったが、ときおり畑も見えて、これまでよりは変化があった。もっとも、景色を目当てに乗るような路線ではないのだが。
12:〇〇 大宮駅到着

さすが大宮、屈指の乗換駅だけあって、平日のこの時間なのに人が非常に多い。野田線のホームを出て、JRのホームに直行。またしてもあまり乗り換えに時間の余裕がないのである。
12:37 高崎線籠原ゆき乗車

高崎線には籠原ゆきというのが多いのだが、これは籠原に車庫がある都合でそうなっているらしい。籠原は熊谷のひとつ先だからこれに乗って問題ない。割と人がいたが、隣の車両に移動したら座ることができた。
大宮から熊谷まではうとうとしていたので、車窓の記憶はあまりないが、恐らく、巨大なクラゲやイカが空高く浮いているとか、UFOが877機も飛んでいるとか、人語を解する梅水晶が窓に張り付いているとか、そんな景色ではなくて、多く見積もってもUFOは3機ほどしか飛んでいないものと思われた。
13:20 熊谷駅到着

日本一暑い街と言われる熊谷だが、今回は冬であり、普通に寒い。体感温度は、-273.15度くらいであっただろうか。マスクをしていなければ、白い息を吐くことになるだろう。
五家宝が売っている場所を探すためにダウジングロッドをふりまわしていると、なんと改札内に反応が!改札内のニューデイズに売っていた。ニューデイズることもできるのか…。しかし、コンビニで買ったのでは味気ないし、そもそも改札を出て運賃を払わないといけないから、出場。
再びダウジングロッドで自分の頭をガンガンたたいていると、すぐ近くに反応が!駅直結の施設に売っていた。駅の建物から出る必要もないとは…。
駅の中にいるだけになるのは惜しいが、なるべく早い電車に乗りたいので、その施設で買うことに。微妙に場所がわかりにくく、少しさまよったが、AZ ROADという施設にある「紅葉屋本店」の売り場を見つけることができた。

13:25ごろ 「紅葉屋本店」の五家宝を購入

商品の種類が多かったが、オーソドックスな味も味わいつつ色々な味も楽しめるということで、プレーン5本+各種の味1本×5が入ったセットを購入。お代は…900円代後半だったかと思うが、レシートをなくしてしまい、オンラインショップにも同じものが売っていないので、そこはすみません。

そして13:28 熊谷駅改札入場。滞在時間はわずか8分!この時点で「俺は一体何をしてるんだ…」感が強くなってきたが、ここまできたらやりきるしかない。人類史上初の偉業を成し遂げるため、次は川越に向かうのだ。もし、埼玉三大銘菓を全部買うことができたら、紫綬褒章とか、国家がんばったで賞とか、ノーベル敢闘賞くらいは受賞できるだろう。
つぎは高崎線で大宮に戻るのだが、ここでボーナスタイムに突入である。そう、今回私はここに並ぶのである。

まさかの普通列車グリーン車利用。学生のくせにお前はブルジョワか!?と思われるかもしれないが、今回のグリーン車利用はきわめて戦略的で、そのわけを聞くやいなや全米が泣きもれなく感涙にむせび、涙でマンハッタン島が水没すると考えられる。
まず少しは楽しみがほしいというのが、最大の理由となる。今回の異常移動はほぼ移動しているだけとなり、(鉄道に詳しくはないけど)乗り物に乗ることをそれ自体を楽しめるわたしでなければつらいが、しかし、わたしでもちょっとつらいのであって、息抜きというかガス抜きというか、池の水ぜんぶ抜きも必要である。
そして食事時間の確保。この異常移動ではスケジュールに余裕がなく食事する時間も惜しいため、移動しながら食事を済ませられるグリーン車を利用するのだ。一般車でもしゃもしゃ何か食べるわけにはいかないので。
熊谷から大宮まではSuicaグリーン券が750円の範囲内だから、そんなとんでもない浪費ではなく、すごい浪費である。日本浪費学会ではギリ発表できないレベルである。
13:35 小田原ゆき発車

短時間の移動に無駄に金かけてどうすんだ、浅草から日光まで鈍行で行かんかい、と主張しているわたしだったが、記事のネタ兼食事のためなので、耳を回していざ乗車(存在しない慣用句)。

おお、足を延ばしたり組んだりしてもおこられないよろこび!1時間にも満たない乗車だが、存分に足を伸長させていただこう。

外は曇っていた。天気が曇りの場合、主人公の心の中までもどんよりと曇っているような場面であることが多いので、このとき私も暗い気持ちであったと考えられる。
腹が減っては戦はでき何とやらと言うので、さっそく昼食。上野駅で買った駅弁「深川めし」だ!


あさりを味噌で煮たものとのことだが、細かいことはあまりどうでもよく、とにかくうまい貝と米だ!ゴボウもいい。以上です。草加せんべいを「かたくておいしい」と評したわたしに食レポを期待しないでください。
しかし重要なのは、これを普通列車で食っていることである。今乗っているのは各駅に停まる普通であるのにもかかわらず、速達性ではなく快適性のみが確保されるグリーン車にわざわざ乗っているというぜいたくさ。これが普通列車グリーン車の醍醐味である。特急は速達性も確保される分、浪費感が薄くなる。
おやつとして買い込んでいたチータラをもしゃもしゃ食べた後、そういえば五家宝もここで味見してみようかな?と思い立つ。食べている時にきなこが大量にこぼれ落ちるのは明白であるので、リュックの上にさらにレジ袋を敷いて二重で防御しつつ(画像はレジ袋を敷く前に撮ったもの)、車内にきなこが落ちないように注意しながらもにょもにょと食べる。

まだ書いていなかったが、五家宝とは、蒸したもち米を乾燥させて水あめや砂糖で固めてきなこをまぶしたもの、だそうである。食感はねっとりしているが、噛むとサクサク。心落ち着くきなこ味で、甘さはしつこくない。まさしく和の心を持った和菓子(?)で、おいしゅうございました。

人間がグリーン車に乗っていると、名前の通り、体内に葉緑体が増えて光合成ができるようになる。その意味では、あまりご飯を食べる必要はないのだが、光からエネルギーを作れるのにあえて飯を食うというのも、ぜいたくのひとつといえる。
グリーン車には植物も乗ってくる。昨年の胡蝶院選に、植物のみで構成される「ふきの党」の候補者が出馬し見事当選、これに対し胡蝶院与党の「どうぶつタワーバトル党」代表のジャンボ氏(アフリカゾウ)が危機感を表明したのは記憶に新しい。このように植物が自我を持ち始めているのであるが、グリーン車は乗れば葉緑体が増えるとあって、そういった知的植物に大人気なのである。
深川飯をもしゃもしゃ、チータラをしゃししゃし、五家宝をぴょくぴょく食っていたら、なんともう北上尾に着いてしまった。大宮まであとちょっとではないか!もっと乗らせてよグリーン車!
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14:12 大宮駅着
大宮に戻ってきてしまった。最後に川越の芋菓子を買いに行くため、川越線ホームへ。

埼京線・川越線のホームは地下に隔離されている。地下何階かはわからないが、おそらく下部マントル~外核のあたりにあると予測される。
川越線はあまり本数がないので、ここで10分以上の待ちが発生。地味に痛い。
14:31 川越線川越行き乗車
川越線では寝ていたためあまり書くことがないが、奇妙な夢を見た。
私は川越線の車内にいた。しかし、車内の光景は異様だった。
まず、網棚ではなく座席に人が座っている。誰も隣の人の頬にお好み焼き粉をまぶすことはなく、まるでポカリスエットでできたサカサクラゲのように、椅子に座って動かない。
途中駅で人の乗り降りがある。これはまだいい。しかし、終着駅の川越に着いたところで、予想だにしなかった出来事が起こる。なんと、座席に座ったり車内に立ったりしていた全ての人が、一斉に電車を降りてしまったのである。
いくら終点とはいえ、半分くらいの人は車内に残り、車庫まで電車を利用するはず。なのに、この夢の中の電車が終点に着くと、車内はすっからかんになってしまった。誰も車庫に住んでないのか!?慌ててわたしも降りたところで目が覚める。
14:54 川越駅着

改札を出て、さあお菓子屋さんへ…行こうとしたところで、まさかの目の前に芋菓子売ってる店を発見。またしても駅から出る必要なし!
「芋菓子」を買えばいいのだが、何のお菓子という指定はなさそうだったので、気になった物をセレクト。「芋ぽて」というスイートポテトと、芋けんぴを購入。流行りのズンドコポテトやボコボコポテトは売っておらず残念。

(芋けんぴの写真は冒頭に掲載)
川越の芋菓子では「いも恋」がナンバーワンであり定番みたいな扱いをされているっぽいのだが、持ち帰り用は買わず、店頭のせいろで蒸しつ蒸されつしているものを購入し、食べ歩くことにした。


無事にお土産用の芋菓子と熱々の「いも恋」も手に入れ、ここで帰ってもよかったのだが、まだ時間が割と余っている。せっかく川越に来たのだし、ちょっと観光して帰れないだろうか…?とコンピューターに問い合わせたところ、「ピー、ガガガ、カワゴエ ハチマングウ ニ イク ト ヨイ デアリマス、ウイーン、ガガガア」という返答があったので、向かうことにする。

いも恋を食べながら歩く。ムム、これはうまい!あつあつで、芋がホクホクしてあんこもうまくて、生地もおいしいし全部うまい!食レポ下手なやつから順に国外追放という法律ができたらわたしは7番目に日本を去るであろう。
川越といっても、割とふつうの住宅街である。

思っていた川越と違ったので、リズムに合わせて拍子抜けしながら歩いていると、すぐに目的の宮に着いた。

なんとなく来てみただけだが、創建1000年まであと4年というものすごい歴史のある神社だった。あと4年遅く入学すればよかった!全然観光客がいないが、なんと平安時代にできたものが今も残っているのである(さすがに建て直したり改修したりはしているだろうけど)。さすがコンピューターで調べた情報は違うね。
ちゃんと「二礼二拍手一礼」をし、無事に卒論を提出できますように…とお祈り。最後におみくじを引いて帰る。

結果はめでたく大吉!幸先の良いスタート…ではなく、もうすぐ年越しなのだが、余った福は翌年に繰り越しとかであれば、来年もいい年になりそうである。
以上、川越観光は終了…駅の近くの神社に行っただけだが、これでもこの異常移動においては時間を使った方である。さっさと川越駅に戻って、本郷にトンボ返りせねばならない(私は純人間ではなくトンボ人間なので)。

駅に戻ってきた。急行は行ったばかりだったが、3分後に準急が来るらしい。さすが都会の鉄道、時間なんて調べなくても待てば電車が来る。
ホームに歴史がありそうな自販機があった。この見た目であるし、おそらく平安時代から使われていたと思われ、清少納言もこの自販機でペプシきゅうり味とかを購入したと思われる。

15:31 準急池袋行き乗車

準急なのでわりと時間がかかる。都会の景色が流れるなか、わたしの頭の中はただ「16:50の5限開始に間に合うか(授業取ってないけど)」ということでいっぱいだった。もし間に合わなければ検証失敗となり、UmeeT監査委員会によっておやつを10日間休みにされてしまうのだ。
成増からは途中駅をどんどん飛ばし、16:15 池袋到着。
ここからは写真を撮っているひまもない。走って…はいけないので、なるべく早歩きで丸の内線のホームに急げ!…まさかの2分乗り換えに成功。16:17 荻窪行乗車!東武→丸の内線、乗り換え便利すぎる。関東の乗り換え100選に認定されてもおかしくないね。

地下鉄なのでずっと地下…ではなく、丸の内線は浅いところを走っているので、特に池袋~本郷三丁目間ではちょくちょく地上に出る。茗荷谷は低いところにある地上駅、後楽園は高架駅となっており、割と景色を見ていて面白い区間である。
なお茗荷谷は地上にホームがあり、すぐ近くに住宅があるため、近隣住民への配慮から音量の大きい発車メロディを使用せず、「営団ブザー」と呼ばれるシンプルな音を鳴らしている(終わりが近いせいか急に真面目に解説するのである)。
そして16:26 本郷三丁目駅到着。あと少し!

さすがに本三の駅から法文1号館まで24分以内に行けるとは思うのだが、北朝鮮の弾道ミサイルが本郷に直撃した場合などは、間に合わないことも予想される。早歩きしたいところだが、割と疲れているので「早め歩き」くらいでキャンパスへ。
もちもちと歩き、総合図書館のあたりで時計を確認して「勝ったな」と確信。最後ににょきにょきと歩いて16:37 法文1号館到着!6時間18分でゴール!

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1限終了後に本郷を出発して埼玉県三大銘菓を全部現地で買い、5限開始までに戻ってくることは可能であることが証明された!去年のクリスマスイブの「バスだけで本郷から駒場に行く」を上回る過酷さだったが、その分達成の喜びもひとしお。感無量である。この成功により日本の株価も大幅に上昇し、岩戸景気が訪れるであろうことは想像に難くない。
最後にここで衝撃の事実を発表するのだが、なんと三大銘菓はネットでも買えるし、そもそも大宮駅に全部売っているのである。しかし、よく考えてみてほしい。空きコマを使って全部現地に買いに行くことで、現代人が失った「なにか」に気づけるのではないだろうか。その「なにか」は、読者投稿フォームで募集しております。ともかく、空きコマで変な移動をしたい方や時間とお金の浪費がしたい方は、ぜひ参考に(できるものなら)してみてくださいね!それでは、またどこかで~。
今回のルート:本郷キャンパス→(都営バス)→上野駅→(常磐線)→北千住→(東武スカイツリーライン)→草加→(東武スカイツリーライン)→春日部→(東武野田線)→大宮→(高崎線)→熊谷→(高崎線)→大宮→(川越線)→川越→(東武東上線)→池袋→(丸の内線)→本郷三丁目→(徒歩)→本郷キャンパス
