こんにちは。新入生ライターのりゅうくまと申します。東京大学も新年度が始まって早2か月、草木も繁り、新入生が授業を切り始める季節ですが、皆さん大学生生活楽しんでおりますでしょうか。
さて、この時期になると、特に新入生は「大学のマンネリ化」に悩んでいると思います。授業にも慣れ、サークルの新歓期間も終わり、新しい「日常」を手に入れたものの、入ったばかりの頃の高揚感は失われ、どこか退屈な日々、、、。そんなマンネリ化、「学食」においても無縁とは言えないでしょう。最初は「学食」の響きだけで美味しくなる気がしていたのに、いまや「二階」や「カフェテリア」で如何に妥協するかを考えていませんか?
ということで、駒場生の皆さんに学食への新鮮な感情を取り戻してもらうため、「学食出口調査」なるものを実施してみました。方法は非常にシンプルで、駒場の学食から出てきた人に今何を食べてきたかを聞くというもの。実に303人もの方に投票していただきました。ご協力ありがとうございます。
大方の予想通り、丼・カレー・ボウルが146票を得て1位に。当選確実(?)です。やはり多様で彩り豊かなメニューが人気を集めました。後述する個別のメニューを見ても、色々なメニューがまんべんなく食べられていて、その盤石さがうかがえますね。
2位はカフェテリア・定食。妥協のカフェテリアの異名を取っている割には、結構人気でした。主菜以外にもおかずを取りやすい自由度の高さが大きな魅力となっていたのかもしれません。個別メニューにランクインこそしませんでしたが、鶏天が好評でした。
最下位は意外にも麺で59票。学食が混雑してきた12:20以降急激に投票数が減ったので、回転効率の悪さから列ができ、数字が伸び悩んだと考えられます。ただ伸びるという意味だけでなく、混雑の面から見ても、麺は早いうちに食べるのがいいかもしれませんね。
麺部門の不人気を跳ね返し、見事熊本ラーメンが一位を取りました!以下、一位から同率三位までの4メニューの食レポをお送りします。
1位 熊本ラーメン 12票
豚骨ベースのスープに黒コショウが効いた九州沖縄フェア限定メニュー。全体の味付けに学食らしからぬコクがあり、他のよくも悪くもまろやかなメニューとは一線を画しています。麺に飽きてきたころに食べるきくらげが新鮮な食感を提供してくれるので、箸が止まることもなく、食事全体を通して楽しめることでしょう。
2位 豚塩焼肉丼 10票
丼・カレー・ボウル部門筆頭の豚塩焼肉丼。塩加減がちょうどよくて箸が進みました。玉ねぎもシャキシャキで美味しかったです!これからの暑い日にもぴったりだと感じました。
同率3位 タコライス 9票
こちらも九州沖縄フェア限定メニューのタコライス。可愛いお皿の上に白飯、挽き肉、チーズ、レタス、トマトが乗っています。やや具は少ない印象でしたが、具材どうしの相性もよく、美味しかったです!
同率4位 ネギトロ丼 9票
常設メニューとしては第二位につけたネギトロ丼。ネギトロにしっかりと味がついており美味しかったです。具とご飯のバランスも良く、最後まで飽きずに食べられました。さっぱりとしているので、豚塩焼肉丼と同じく、暑くなるこれからの季節におすすめです。
いかがでしたでしょうか。1位と3位は、調査を行った週から提供されている「九州・沖縄フェア」のメニュー。期間限定ではありますが、そのクオリティから人気を集めたようです。実施期間は二週間と短めなので、悔いのないよう、一度食べてみることをおすすめします。(編集にもたもたしていたら期間が終わってしまいました。どうして…。九州・沖縄フェアは毎年開催されているので、来年ぜひ食してくださいね。)駒場生ならば二年間、毎日のように食べることになる学食。一日の調査で書いた拙い記事ではありますが、皆さんの学食ライフ、ひいては駒場ライフに少しでも貢献出来たら幸いです。
おまけ)1票だけ投票があり、「期間限定メニュークオリティ」と酷評(?)されていたサーターアンダギーも食べてみました。
黒糖の甘さがほどよく、よくあるぱさぱさ感も無く美味しかったです。ただ一緒に食べた取材メンバーの中には「ヤングドーナツのほうがコスパがいい」という手厳しい意見も…。でも期間限定メニューって他ではなかなか食べる機会も無いですし、糖分を欲している人はぜひ食してみてください。