小学生、中学生、高校生のみなさん、こんにちは。
(大学生、社会人、その他のみなさんもいらっしゃい。)
学校が休校になったことにより、春休みが大幅に伸びてしまいましたが、
ぶっちゃけ、暇ですよね。
イベントもなくなり、娯楽施設も閉まり、自宅待機が要請される中、みなさんはYouTubeをだらだらと見続けるくらいしかすることがなくなっていると思います。
そしてこんな記事を発見し、そのうえ閲覧までしているあなたは、その中でも特に暇人です。
ですが、ご安心ください!今回はそんなあなたのために、「とっておきの暇つぶし」を教えて差し上げましょう!!
しかもただの暇つぶしじゃありません。
「東大生が教える暇つぶし」です。
どうでしょう、ためになりそうじゃないですか・・・?
今回はこの記事を執筆するにあたり、UmeeTのFacebookアカウント、Twitterアカウントで、東大生からおすすめの暇つぶしを聞いてきました。
便宜上、小学生用、中学生用、高校生用の暇つぶしに分けて集計しましたが、それに縛られる必要はないので、ぜひ全ての暇つぶしをご確認になってください。
早速見ていきましょう!
小学生のみなさん、Youtubeも見飽きちゃいましたよね。これから東大生がもっともっとためになる暇つぶしを教えちゃいますよ〜。
東大生が教える暇つぶし、1つ目はこちら!
穴掘り
(大学院農学生命科学研究科/M2)
おい。
あ、すいません。この回答選んだの僕でした。
まあ、穴掘りは「穴を掘って埋めるという作業を繰り返す刑罰」があったくらい意味がなく、ためにならないことですからね。発狂してしまう人もいたそうです。ただ、変わった形の石探しとかは面白いかもしれません。
穴掘りといえば、小学生のみなさんにはルイス・サッカーの「穴」という児童文学をおすすめしたいです。まさに、逮捕された少年が、刑罰として穴を掘り、それを埋める生活を強要されるというお話です。この本を読めば、無駄な作業の繰り返しで今にも発狂しそうになるその心境を擬似体験できるでしょう。
「穴」は僕が小学生のときに、図書室の先生からおすすめしてもらって感銘を受けた1冊です。ほかには、ミヒャエル・エンデの「モモ」やロアルド・ダールの「魔女がいっぱい」も、先生から勧めてもらったお気に入りの作品です。
「読書」は本当にたくさんの東大生が小学生のみなさんに暇つぶしとしてお勧めしていました。
ただ、みんなどんな本を読むべきかは一切教えてくれなかったので、僭越ながら僕が東大生を代表して紹介させてもらいました。
1人、星新一の作品を紹介してくれた東大生(理科一類/2年)がいました。
確かに星新一作品もいいですね。それぞれの作品が短く、簡単に読めて面白いです。普段小説を読まないというみなさんには、こちらの方をお勧めしたいですね。
次に紹介するのはこちら!
1~9のうち4つを使って四則演算で10にする。 例 2,3,6,8→ (8+6)÷2+3=10 これを全ての組み合わせでやる(できる)。
(教育学部・教育心理学コース/4年)
これいいですね。the・暇つぶし。
僕は知りませんでしたが、どうやら全ての組み合わせでできるんですね。本当にずっと時間潰せそうです。計算力も鍛えられそう。
(1.4,5,8)
とりあえず僕が今適当に考えた組み合わせです。ぜひ解いてみてください。ちなみに僕は5分かかりました。
次はこちら。
世界地図(図鑑や下敷きなどがあれば・・)の国を眺めて、名前の長い国、首都名が面白い国を探す。時に、他と国名の書き方が違ったりしたら、なぜか考えてみる。(地理を覚えるだけでなく、植民地の存在、英連邦のあり方などに行き当たる)
(文科三類/1年)
なるほど、確かに国名の由来などは世界の歴史に直結してますからね。小学生のときは国の区分が絶対的なものだと考えてしまう人が多いと思いますが(僕もそうです)、国名の由来(ひいてはそれをもたらした世界の歴史)を知れば、いかに世界が流動的なものなのか分かるようになるはずです。小学生のうちにそれを知ることができたら、世界の見方も大きく変わるだろうな〜。
ほかにもたくさんの暇つぶしがありましたが、そのうち一部を紹介します。
洋楽の翻訳
(理学部・物理学科/4年)
小学生には難しそうだけど、ちょっと英語できるならやってみると良さそう。The Beatlesの曲は比較的簡単。
1000ピースジグソーパズル
(大学院教育学研究科/M1)
間違いない。
ルービックキューブ 少し時間かければ1分以内に出来るようになる。 1分以内が安定してくれば一発芸くらいにはなる(連発するとウザいやつになるので出しどころに注意)
(大学院工学系研究科/M1)
僕もルービックキューブできるようになりたい。
キッチンのシンクを磨いて家庭に貢献する →小学生なら若いので手荒は大丈夫です。今のうちに保護者の方を喜ばせて善行を積むと後々よろしいかと。
(文科一類/1年)
家族のお手伝いをするのが一番いいのかもしれませんね。
ドクターストーンとか、勉強系の漫画を読む
(文科一類/1年)
これもいいですね。2020年に発売された「週刊少年ジャンプ」が3月末まで漫画アプリ「少年ジャンプ+」で無料公開されているので、お気に召すまま、好きな漫画を読めますよ。天国ですね。
あと、ゲームも多くの東大生がお勧めしていました。なんと、読書を超えて堂々の人気1位です。やっぱり東大生もゲーム好きなんですね。
どうしてもゲームをやりたいあなたは、この記事を見せながら「東大生もやってるんだからさ〜」とパパやママやご家族におねだりしてください。
責任は取れません。
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次は中学生です。
社会や歴史の資料集があれば、面白い画像を探してみる。例えば、井伊直弼暗殺の図には一人明らかにふざけてる(ように見える)奴がいる。(結果的に図とか覚える)
(文科三類/1年)
歴史の教科書の絵、写真はよくみてみると面白いものが結構ありますね。
大化改新の絵はさらっと載ってるけど実はめちゃくちゃグロテスクだったり、お金で遊ぶ子供の有名なインフレの写真には実は可愛いワンちゃんが写っていたりなど、よく見てみると意外な発見があります。みなさんも色々探してみてください。
個人的には、幕末明治の偉人の写真で、教科書に載っていないマイナーなものをネットなどで探すのもお勧めです。僕は、木戸孝允の若い頃の写真(桂小五郎時代)を見て、彼に惚れました。
・・・。
次はこちら!!!
家にある虫メガネの焦点距離の測定(火事には十分注意する)
(理科二類/1年)
中学生の皆様方、焦点距離の測り方を覚えておりますでしょうか。
私はすっかり忘れておりました。
ただ、中学生の皆様が忘れているとなると色々問題がありますので、確認のうえ、ぜひご自身で測定してみてください。
次はこちら。
部屋の窓から見える車のナンバープレートの数字で素因数分解。中学生のときにやってました。車のスピードが速いとおのずと計算も速くなります。
(大学院農学生命科学研究科/M1)
素因数分解ですね。これも小学生で紹介した四則演算と一緒でどの数字の組み合わせでもできますね。
練習問題
3527を素因数分解してください。
・
・
・
答え
3527は素数!(ずるい)
他にも面白いものがたくさんありました。
体積が正確にわからないもの(人間一人など)を大体どれだけ詰め込むことが出来るかを推定するのもおもしろい。人間を例にとれば、部屋(あるいは家)と電車の体積を比べることで、満員電車何両分の人を詰められるかなど身近な例と比較出来るとよりおもしろそう。
(教養学部・統合自然科学科/4年)
電車にぎゅうぎゅうに人を敷き詰めるとか、考えただけでも恐ろしいですね。
昔放送されていたテレビ番組「トリビアの泉」で、世界中の人を一か所に集めたとするとどれくらいの面積が必要かというトリビアをやってました。
どれくらいだと思いますか?(放送当時の人口で換算)
琵琶湖に収まるくらいらしいです。
ヘェ〜ヘェ〜ヘェ〜
正方形の紙を何度か折って1度だけハサミをまっすぐ入れて切り落とし、開いたときに切れ端がアルファベットの形になるようにする。全てのアルファベットに挑戦する。Oなど曲線は無理だが、折れ線でうまく表現する。Qなどかなり難しいものもある。
(教育学部・教育心理学コース/4年)
これ、できたらすごいですね。僕も考えてみたんですが「A」の時点で断念しちゃいました。でもとても面白そう。コツとかあるんですかね?
プライムビデオ等で英語の映画やドラマを観る
(経済学部・経営学科/3年)
これ大学生でもやってる人いっぱいいますよね。力つきそう。
あとAmazonプライムの会員になるとプライムビデオで映画見放題なのでおすすめです。学割だと月200円くらいなのでめっちゃお得。
→詳しくはこちらから
まりもっこりゲーム(ラ・サールの、寮で流行った) 部屋の壁の四隅に籠を置き、部屋を二分した自分の陣地から相手の陣地の籠にまりもっこり人形をなげいれ点数を競うというもの なお、相手は籠にマリモッコリがはいるのをじゃますることはできるがその際には足のみでふせがなければならない。
(法学部/4年)
なんですかこれは。
穴掘り
(大学院農学生命科学研究科/M2)
また会いましたね。
あと、プログラミングをお勧めしてくる東大生はたくさんいました。僕が中学生のときには、周りにプログラミングしてる人なんかいませんでしたが、東大にくると「中高からプログラミングやってきた」って人が多くて、波に取り残されてる気分になっちゃいました。
N高など、今回の休校を受けて無料開放されたプログラミングの授業は多いので、ぜひチェックしてみてください。
無料のプログラミング学習サイト「Progate」を作った東大生にUmeeTがインタビューした記事はこちらから
ぶっちゃけると、高校生に向けては多くの東大生が「勉強すべき」と回答していました。
だそうです。全国の高校生。勉強しろだって。
特に、数学、英語の勉強がオススメされていましたね。
今後の世界の趨勢を考えると、確かにこの2教科は堅いですね。
ただ、興味分野がある程度定まっている人は強みを伸ばすのも良いと思います。好きが強い人は魅力的です。
ただ「勉強しろ」だけで終わらせるとあまりに容赦がないので、楽しそうな暇つぶしを挙げていきます。
マニアックな画像が蓄積されているサイトを探す。 例えば、探検.comなど(大学でも勉強への興味につながる)
(文科三類/1年)
探検.comは初めて知ったんですが、これ面白いですね。歴史系が好きな人はたまらないでしょう。
ウィキペディアのおすすめ(ホームに表示されるやつ)をひたすら読む
(理科一類/2年)
ウィキペディアのトップページ、見たことありますか?
こちらです。色々ありますね。
あと、ウィキペディアには全1,192,644本の記事のうち90本しか選ばれていない(2020年3月5日18時現在)「秀逸な記事」というものがあります。どうせなら内容も上質、出典も確かな「秀逸な記事」を読むのもオススメです。
折り紙。「おりがみはうす」から書籍および紙の購入可能
(大学院工学系研究科 都市工学専攻/M1)
折り紙もいいですね。
ただ、この方、小学生、中学生のところにも全く同じ文章を載せており、何か執念のようなものを感じて怖くなったので掲載しました。
折り紙しましょう。
ポケモンのオンライン対戦
(工学部/4年)
これは楽しいでしょう。間違いない。
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編集部メンバーからもオススメの暇つぶしを聞いてきました。
一緒に東大から10時間歩き切った盟友、ヤマトがオススメする暇つぶしはこちら。
「今日の治療薬」という本を参考にして、家の中にある薬を種類ごとに分類する。
マニアックですね。これ聞いたときびっくりしました。
本人が言うには、この暇つぶしは家族には喜ばれるが、友達に言うと若干引かれるそう。
そうだと思います。
いつも笑顔で編集部を和ませてくれるあやかがオススメする暇つぶしはこちら。
漫画「あさきゆめみし」を読む。
いいですねー。あさきゆめみしとは、「源氏物語」を漫画化したものです。
これを全巻読んでおけば、入試で源氏物語が出たときに、みんなが頭を抱えるなかガッツポーズできます。高校のときの国語の先生は全員読んでましたね。
次は上野千鶴子教授へのインタビューなど、最強な記事を書くだけでなく、本人も最強なライター、りほがオススメする暇つぶし。
iPhoneのスクリーンタイムどこまで伸ばせるかチャレンジ。
最強すぎてビビりました。
普通は減らそうとするところをあえて増やすという逆張り。
触り続けることでスマホに嫌悪感を持つようになるだろうとのことでしたが、その発想が出てくることに感服です。
最後は期待の新人、ゆうながオススメする暇つぶし。
UmeeTの記事を読む
みんな読んでください。
たくさんの暇つぶしが集まりました。こんなにたくさんあると、春休みじゃ足りないくらいですね。気に入った暇つぶしをぜひ実践してみてください。
最後までお読みくださりありがとうございました。