こんにちは。この前情弱記事を出した後、学環教育部の履修登録を忘れていることに気づきました。夏学期0単位。へこたれません。DJ頑張れ冬学期でおなじみ。ともんきちです。
突然ですが、僕は大学1年生の頃から、趣味でDJをやっています。
そしてこういう風に自己紹介をすると、だいたい3パターンのリアクションが返ってきます。
①「へぇ…てかDJって実際何やってるんですか?(右手でチュクチュクしながら)」
②「へぇ…どこで回してるんですか?(パリピ)」
③「へぇ……………(キモ……)」
まぁ確かに何やってるのか分かりづらく、ナンパとかしてそう、バンドマンや美容師に加え、彼氏にしてはいけないランキング上位。とりあえずチュクチュクしてるんでしょ?ウェイヨ~^^
などと誤解されがちなDJですが、僕はDJって死ぬほど面白い趣味だと思います。ネタ記事しか書けない僕ですが、コラムをなんか書いてみろと言われたので、今回ばかりはちょっと真面目にDJの魅力について語らせていただきます。
[広告]
DJの仕事を簡単に説明すると、「音楽をつないでフロアを沸かせること」です。
バーでも居酒屋でもクラブでも、BGMってかかってるじゃないですか。でも、BGMは曲なので、3、4分後には曲が終わる瞬間が来ます。
萎えるじゃないですか。
だからこそDJは、「今かかっている曲が終わる前に、次の曲をつなぐ」ことをやっています。
ちなみによく聞かれがちなんですが、
なんか回ってるやつ(ターンテーブル・CDJ)が二つあるのは、曲を交代でかけるため。
そしてDJがヘッドホンをしてるのは、次につなぐ予定の曲を予習として聴くためです。
これさえ分かっていればクラブに行ってもなんとなくDJがやってることは分かると思います。(今回した説明は、基本的なクラブDJについてです。他にもスクラッチ等を生業としているバトルDJと呼ばれる人もいたりするので、気になった方は調べてみてください。(丸投げ))
本題いきます。
DJの一番大切な役割は、「盛り上げるために曲をかけること」です。
もちろん最近のDJは曲も作ります。ゆえに、作曲者とも言えます。ですが、クラブでかかっている曲のほとんどは、国内外の”誰か”が作った曲です。
これって、誤解を恐れずに言うなれば他人のふんどしで相撲を取っているようなものじゃないですか?
だからこそ、DJの本質は編集者だと思うんです。
盛り上げるためならば、履き古された他人のふんどしでも構わず次から次へとつなげていってしまう。どう料理するかはツマミの角度とフェーダーの位置次第。これ以上の作品は出来まいと、練りに練ってリリースされた一曲を、作曲者の意図も覚悟も全部飲み込んで、咀嚼する前に30曲でも40曲でもサクサク繋げるか。もしくはじっくり噛み砕いてゆっくり上げていくか。
いずれにせよ、すべては目の前のフロアを沸かすため。一人でも多くの人の心を掴むため。
(全く無名のペーペーである自分が言っていると思うと恥ずかしさと申し訳なさでマジで死にそうなのですが、大御所DJになったつもりで続けます。)
このようなある種の無責任さは、オリジナルを作っていない他人だからこそできることだと思うんです。
自分が精魂込めて作った曲が。切られて、貼られて、変えられて。これって普通なら結構ムカつくことだと思うんです。絵師の無断転載とかもNGですよね。でも、ことクラブミュージックに関しては、それを歓迎する寛容さがあると思うんです(もちろんマナーはあります)。「お前が作ったそのリミックス、超カッケーじゃん」みたいな。
一例を挙げるなら 、スマブラでお馴染みのBGM、カービィ「激突!グルメレース」が…
ポップめのダブステップっぽくなったり。
フリーキーなTRAPになったり。
結果として作者の思いもよらぬ角度から新しいリミックスやエディットが産まれてゆく。それがまた切られて貼られて変えられて、、、EDMだと思っていた原曲が、TRAPにも、DnBにもなる。一つの曲が編集され、その編集がジャンルの垣根を越えて、無限とも言えるバリエーションを生む。超楽しくないですか?
多様性が多様性を産んでいく、このある種の無責任さがDJの良さだと思いますし、ある程度無責任に変えられることを前提にoriginal mixが作られて、mixがmixを読んでゆくクラブミュージックの文化が、僕はめちゃめちゃ大好きです。
[広告]
UmeeTには、面白い、それはもう個性の権化のような人がちょくちょくいますが、基本的にコンテンツは現役東大生や東大OB、東大に勤められている教授や職員の方々により成り立っています。
ん。ちょっと待てよ。これって他人のふんどしで相撲とってないすか?
UmeeTのコンテンツの大部分が外部にある以上、他人のふんどしで相撲を取るDJのように、UmeeTのあり方も東大という大きなコンテンツをふんどしにして相撲を取ってることになりますし、ものすごく不遜な言い方をすれば東大というコンテンツの編集者の一人ということになるかもしれません。でも、僕がUmeeTに期待しているところは、良きDJがその曲の魅力を120%活かせるように、UmeeTが東大の良き編集者になれればいいなぁということです。
東大にはまだまだ面白い人はたくさんいます。ですが、その魅力を伝えるメディアの力量もまた、その面白さを伝えるためには大事な要素だと考えています。
東大という大きな大きなコンテンツの海中から面白い人やモノを発掘し、それを魅力がより伝わるカタチに編集し、発信する。
こういうことが出来れば、良きDJがプレイすることによってシーンの盛り上がりが連鎖してゆくように、東大という一つのシーン全体もより盛り上がってゆくのではないかと考えています。そうなったらいいなぁ。
私事で申し訳ないのですが、最後に宣伝をさせてください。
来る6/4の土曜日、渋谷のAsiaというクラブでDJをやります。
ところで皆さん、泡パーティ(泡パ)をご存知でしょうか。地中海に浮かぶ楽園、世界一パーティな島、”イビサ島”で名物となっている泡まみれになるパーティで、体感的には去年くらいから日本でも流行ってきたパーティです。
「はぁ?泡?泡で盛り上がれるとかウェイはやっぱ馬鹿ですねwww」
違うんですよ。
確かに馬鹿な僕は泡だけでもまぁまぁ楽しめるのですが、このイベントはあの男が登場します。
とんかつDJアゲ太郎です。
とんかつDJアゲ太郎は、イーピャオと小山ゆうじろうによるギャグ漫画で、少年ジャンプ+にて連載中です。(ステマではないですがWeb漫画なのでここから読めます。)
とんかつ屋の跡取り息子勝又揚太郎がクラブカルチャーに衝撃を受け、「とんかつとDJって同じなのか?」と謎の共通点を見出し、フロアも豚肉もアゲるブチ上げ漫画で有名です。
そのとんかつDJアゲ太郎が、まさかのアニメ化と共に実際にパーティを行うメディアミックス。本人降臨。
また、このパーティの主催者であり泡パの伝道師であるアフロマンスさんも、「パーティが夜にやる理由はどこにもない、通勤時間を楽しくするフェスを」と前代未聞の“早朝フェス”を行ったり、「音楽は手軽さを求めて進化し、音楽の価格は下がっていった。音楽だけで酔わせるイベントを作ろう」と真っ暗闇でアイマスクをつけて行う“暗闇ディスコ”を開いたりと、規格外の企画を開くオーガナイザーとして有名です。
そして何より。
会場となっているclub Asiaは、駒場から渋谷に歩いて行く途中にあるので、ブチ上げ足りない駒場生にとっては絶好のロケーションです!!
アゲ足りない駒場生!!アゲ太郎と一緒に東大アゲたりましょう!!
(興味を持たれた方はぼくのtwitterでリプをいただければアツいです!イベント詳細はここです!)
最後私事の宣伝でお目汚ししてしまい恐縮です。
以上です。