一食のすすめ【第二章 席】

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二年の時にオリパンフに寄稿した独断と偏見に基づくこの啓蒙書を、一食を利用する全ての東大関係者、都立国際のJK、松濤マダム、近所のおばあちゃんその他いろんな人々にちょっと編集し直して捧ぐ… 【第一章 飯】に続く必見マニュアル!


一食を利用する上で、席選びは極めて重要だ。一食の席にはいくつかの種類があり、目的によって利用するべき席も変わってくる。誤った選択は、時に大きな損失を生む。

この章では、一食の席を種類ごとに紹介する。また、とりわけ四月の初めにおいて席取り戦国時代と化す昼の一食において席を奪取する術も紹介する。

一食の席の種類

普通席

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一食全体に分布する、椅子二脚とテーブルで構成された席。多目的に利用でき、最も初心者向きである。

ソファー席

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普通席の椅子の片方がソファーになった席。詰めれば定員より大人数でも利用できる。理Ⅰの妙に仲が良いクラスの連中は大体ここに四人で座る。あいつらなんであんなに仲良いんだろうね。

大テーブル

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生協側に二つ鎮座する大テーブル。席が全て埋まった姿は、ダ・ヴィンチの傑作「最後の晩餐」を彷彿とさせ、駒場祭前にはテニサーが作業机として利用しおばちゃんに怒られるところを観察できる。イタトマ側には柱にぶち抜かれた準大テーブルも。基本的にぼっち飯向け。

羞恥席

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窓際に面した一人用の席。ぼっち飯になることが多いので、ぼっち飯を恥ずかしがるようなぼっち飯ビギナーにはオススメできない。

テラス席

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屋外にあるシャレオツな丸いテーブルの席。意外とたくさんある。春の陽気が心地よいくらいの頃はいいが、真夏や真冬にテラス席を使うと軽めの修行ができる。どこかに持って行かれないように鎖で繋がれている椅子の姿は、さながら駒場の地に縛り付けられた後期教養学部生のようだ。

ぼっち席

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羞恥席の一部、イタトマに近い側には、窓ではなく壁に面した席が数席ある。完全に自分の世界に入れる至高の席。これこそがぼっち席である。アンケートの掲示板近くには壁ではなく仕切りに面した準ぼっち席があるが、ぼっち席には及ばない。

パ席

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生協側の窓際に分布するテーブル席は、パ席と呼ばれ、スポーツ愛好会のウェイウェイ集団に占領された一食の不毛の地である。スポ愛に入り、スポ愛○○パの称号を得なければパ席に座ることは許されない。

青空席

生協前の広場にブルーシートを敷くなり地べたに腰を下ろすなりなんなりしてピクニック気分で飯を食うのがこの青空席である。ほほえましい。仲の良い1年生がクラスで青空席を利用している姿はこの時期の風物詩だ。

立ち食い席

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アンケート掲示板横の出口を出てすぐにあるほどよい高さのコンクリにお盆を置いて飯を食うのがこの立ち食い席である。初心者にはオススメできない高等テクニックだ。

悟り席

どうしても席がとれなかった者が、ごくたまに何を思ったかその場で立って食べ始めることがあるという。その立ち姿が悟りを開いた仙人のようであることから、人々は存在しないその席を畏怖を込めて「悟り席」と呼んだという…

ここまでは席の種類を紹介してきた。ここからは、昼休みに席を取るコツを紹介しよう。

昼休みに席を取るコツ

コツその1: 少人数で攻めろ!

人数が増えれば増えるほど席を取るのは難しくなる。ぼっち飯が最強ではあるが、特に二人から三人以上になると難度が格段に増す。バラけて席取りに挑むべし。
かと言ってみんなでご飯を食べたいのがピカピカの一年生だ。みんなで行ってみんなで途方に暮れるのもまた一興である。

コツその2:空席予備軍を狙え!

席取り初心者がやってしまいがちなのが、「空席を探す」ことである。あえて言おう、四月の昼休みの一食、そこに「空席」は無いと。飯を食べ終わり、荷物をまとめている者の座る席、すなわち空席予備軍を探すべし。

コツその3:相席を使え!

限られた席を有効に使う上で重要なのが相席である。ぼっち飯の時はもちろん、三人で普通席一テーブルしかないけど隣の人がぼっち飯だ…みたいな時に一人が相席させてもらうこともできる。
もしかしたら新たな出会いが生まれるかもしれない、そんな相席を積極的に使って行くべし。

コツその4:上級者向け席を使え!

章の序盤で紹介した、立ち食い席や青空席、果ては悟り席を使うのも有効な手段である。
ただし、場合によっては捨ててはいけないはずの何かを捨てることもあるので、注意して挑戦すべし。

コツその5:なんかもう食わなくてよくね?

運動会的には絶対ダメだが、そうじゃない人には極めて使える手段である。飯代も浮くし、人間多少食わなくても死なないって。

なお、駒場で昼飯を得る手段は一食以外にも、二食はもちろんのこと、購買やイタトマ、三大ラーメン屋や南海、苗場、もっくもっくなど様々な選択肢がある。
新入生諸君もいずれ気付くだろうと思われるが、早稲田などの学生街に比べると駒場周辺には基本的に何もない。駒場、家ばっか。筆者にもキャンパスの外に足を伸ばしてみた青臭い時期もあったが、最終的になんかもう一食でいいやってなった。
そして、今やこよなく一食を愛する筆者に、こういった類の邪道な昼飯を勧めるのは野暮といったものである。

さて、ここまで暑苦しい文体で長々と書き連ねてきたが、筆者が諸君に伝えたいことは残念ながらまだまだたくさんある。一食の給水機の水はぬるいので冷水が飲みたければ二食に行くべしとか、夕方以降に行くとレジの年齢層が下がるとか、スプーンのデザインが地味に何種類かあるとか、イタトマ側の普通席は冬の昼間は日差しが直で当たってクソ暑いとか、レジの青木さんっておばちゃんが妙に色っぽいとか、挙げ続ければきりがないが、今回はこの辺でやめておこう。

諸君の一食ライフに幸あれ。

 

アイキャッチ:flicker sqmより

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ABOUTこの記事をかいた人

トヨマネ

都市工学科4年、ボート部 僕の顔が濃いんじゃない、君たちの顔が薄いんだ

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