一食のすゝめ【第一章 飯】

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二年の時にオリパンフに寄稿した独断と偏見に基づくこの啓蒙書を、一食を利用する全ての東大関係者、都立国際のJK、松濤マダム、近所のおばあちゃんその他いろんな人々にちょっと編集し直して捧ぐ…

 

「おふくろの味?一食のみそ汁かな―――」

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提供:ぱくたそ

カフェテリア若葉、通称一食。それは、駒場キャンパスの東部に位置する、大学生協が運営している学生食堂だ。

一食は筆者の心のふるさとである。

二階にあるなんたらギンナンだかイチョウだか何とかいう臭そうな名前の癖に変に気取って営業時間を制限し地味に高い飯を売っている二食とは比べものにならない、実家のような居心地のよさを誇る一食を、筆者はこよなく愛している。ただ二食のおろしチキンカツ定食はコスパ、味ともに優秀。これはガチ。

さて、そんな一食を、新入生の諸君もこれから多目的に使うことだろうと思う。諸君はきっとこれから待っている駒場生活の中で一食において、昼ご飯を食べるのはもちろんのこと、サークル仲間と他愛ない会話に花を咲かせ、同クラとテスト勉強に励み、恋人と大切な時間を過ごし、怪しい団体に勧誘されることだろう。

そんな未来ある新入生諸君が一食を正しく利用できるように、一食のことをもっとよく知ってほしい。そんな純粋な願いを起爆剤として、あと電車乗ってる時間がヒマだったから筆者はこの文章を執筆するに至った。

この文章は、大きく二つの章から成る。一食の食事のための利用において重要な「第一章 飯」と、駒場キャンパスという立地条件から無視することができない「第二章 席」である。

第一章 飯

何しろ一食は本来食堂であるからして、商品であるメニューの紹介は必須であろう。
一つ注意点として、筆者が運動会漕艇部に所属しており、「あ~なるべく安く多量のタンパク質及び炭水化物を摂取してえ~」的な心構えで毎昼休み一食に向かっていることに留意してほしい。

以下、一食で食べられるメニューを種類ごとに紹介する。

カフェテリア

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好みのタイプのご飯や汁もの、おかず等を選び、自分好みの定食をカスタマイズすることができるのがこのカフェテリアだ。
多種多様なおかずがあるのが魅力だが、まともな量を食べようとすると地味に高いのがネックである。
この問題は、おうちからご飯を持ってくることで解決できる。
夏学期中玄米ご飯をほぼ毎日持参していた筆者は、同じく玄米ご飯を持ってきていた見ず知らずの一個上の文三の人に話しかけられ、玄米を愛するもの同士熱い会話を繰り広げた。この時に筆者に対し彼が発したひとこと「院生ですか?」は、筆者の老け顔鉄板エピソードとして名高い。
なお、ほうれん草のおひたしとほうれん草のゴマ和えがクリソツなために、ゴマ和えに醤油をかけてしまうという悲劇が時たま目撃される。注意しよう。

おすすめ:唐揚げと豚のしょうが焼き

ヌードル

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みんな大好きツルツル麺類である。ヌードルのブースは、顧客当たりの提供時間が長いため、毎昼休み並ぶ気を失せさせる長蛇の列を発生させる。そのため、麺を食べたければ二限か三限が空いている日がおすすめだ。
提供されている麺は、うどん、そば、ラーメンの三種類。
かなり良心的な価格設定がなされている。味は相応にチープだが、だがそれがいい。
筆者はラーメンを主に食し、特にピリ辛の辛味噌ラーメンをよく食べる。ただ残念なことに、辛味噌ラーメンに乗っているゆで玉子は成形されたパチモンである。しかし筆者くらいになると、パチモンの玉子が乗っている辺りがもはや逆に愛おしい。

おすすめ:辛味噌ラーメン

丼は基本的にややコスパが悪いのが難点だが、ご飯とおかずを同時にゲットできる優れたメニューだ。
昼休みでも比較的空いていることも評価に値する。
サイズをMからLにしても乗っかってるものの量があまり変わらないのが悲しいところではある。

おすすめ:パワー丼

カレー

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提供:ぱくたそ

最強のコスパと時短を誇るメニュー、それがカレーである。
昼休みもほとんど混雑せず、Lサイズでも290円と安価。一食の優等生とでも言うべきカレーは、しかし、そのいかにも学食然とした味わいもあいまって、飽きる。
ちなみに調味料エリアにあるカレー専用調味料「カレーホット」は、調子に乗ってかけ過ぎると痛い目を見るので注意が必要である。存在を疑ってしまうほどわずかに含まれる肉成分と、さりげなくご飯に振られたバジルがチャームポイント。

余談だが、一食のカレー売り場には「カレールーをごはんにかけた時に皿の縁にこぼれたルーをサッと拭くためだけの小さい紙ナプキン」がいっぱい常備されており、いちいちおばちゃんがサッと拭いてくれる。あのニッチすぎる商品は一体どこで売っているのか。気になってしょうがない。

おすすめ:カレー

オークス

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夕方以降にしか販売していないため、昼ご飯にしか一食を利用しない人々にはあまり知られていないメニュー、オークス。その実体は、要は野菜炒め定食である。
牛肉、豚肉、鶏肉から好きな肉を、そして好きな味付けを選ぶ。バイキング方式で茶碗に野菜を盛っておばちゃんに渡すと、ちゃちゃっと炒めてご飯、スープと共に渡してくれる。
肉の量は申し訳程度だが、野菜たっぷりなので食生活を心配している実家のおかんに写メるには適当であろう。
自分で好きな野菜を盛る前にすでに茶碗にもやしとキャベツが山盛りになっていることには触れてはいけない。

おすすめ:牛肉のキムチ味

サラダバー

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バイキング形式でサラダや種々のおかず類をお好みで選べるサラダバー。レジにあるはかりで計量して代金を支払う形式になっている。調子に乗って盛りすぎるとメインより高くなっちゃったりするので注意が必要だ。
うまく使うと、カフェテリアで毎回似たようなおかずを選ぶよりもQOIL(Quality of Isshoku life)を上げられること受けあいである。

おすすめ:厚焼き玉子

その他

一食には他にも、アイス、パン、コーヒーがメニューとして存在し、レジ前では野菜ジュースやヨーグルトなどのちょっとしたご飯のお供をついでに買うこともできる。
パンはコスパが悪いので筆者の専門外である。アイスはそこそこ高い割に購買で売っている普通のアイスと大差ない。コーヒーは筆者の専門外だが、たぶんマックのコーヒーくらいの味なのではないかと考えている。ちなみに筆者はコーヒーには必ず牛乳を入れる。なぜなら苦いからである。
ということで、残念ながら総じてあまり利用価値は高くないと言えるだろう。

おすすめ:明治ブルガリアヨーグルト

 

以上、【第一章 飯】をお送りした。

興味がある方は、ぜひ次章の【第二章 席】も読んでみてほしい。昼の一食、混みすぎ。

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都市工学科4年、ボート部 僕の顔が濃いんじゃない、君たちの顔が薄いんだ

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