【東大卒新入社員の声】どんな仕事からも学びを。「情と理を持つ官僚」を目指す研鑽の日々を覗き見!【総務省】

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  1. お名前:林田直樹さん
  2. 所属:元LaVoce代表 東京大学法学部卒業(田辺国昭ゼミ、金井利之ゼミ所属)
  3. 進路:卒業後、総務省に入省。現在、自治財政局公営企業課。

 

総務省1年目の林田直樹と申します。

 

前回、「可能性は無限大!地域の潜在力を生かした日本を作りたい!」という題で寄稿させていただきました。

【東大卒新入社員の声】 可能性は無限大!地域の潜在力を生かした日本を作りたい! 【総務省】

今回は、新入社員として思うこと今後の抱負についてまとめます。

 

新入社員として思うこと

1.全てが学び

廃校を利用した、宮城県石巻市雄勝地区の教育施設、モリウミアス

廃校を利用した、宮城県石巻市雄勝地区の教育施設、モリウミアス被災地復興支援プログラムで訪問。

被災地復興プログラムにて、空き家改修。新聞でよく見かける「空き家」を学びました。

プログラムの中で行った、空き家改修。 新聞でよく見かける「空き家」について、筋肉痛を犠牲に学びました(笑)

4月に入省したばかりで、まだ右も左も分からないというのが事実。

何もわからないからこそ、全てが新鮮で、日々勉強の毎日です。

 

心がけていることは、どんなささいなことでも、全てが学びだと思うようにすること。

 

新人が与えられる仕事としては、当然ながら基礎的な仕事が多いです。

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例えば、資料準備ということで、コピーやスキャンをすることも多いでしょう。

単純作業ということで何も考えず、ひたすらボタンを押して、ボーっとしていると、学びはさして得られません

 

しかし、誰が書いたどのような資料が、どういう背景のもと、どういう経緯で必要とされているのかということを考えると、非常に学びが大きいです。

 ・今、日本/海外ではこのようなことが起きているのか

 ・最新の議論はこうなっているのか

 ・この分野の第一人者ってこの人なんだ

 ・この書き方・レイアウトは参考になるな

等、ざっくりと掴む良いチャンスです!

 

与えられた仕事を、あらゆる角度から分析し、どれだけ学びがあるだろうか、どれだけ工夫できるだろうかという視点を持ち、仕事を楽しむことが重要なのではないかと思っています。

2.タテとヨコのつながり

同期。入省4か月後には、全国各地へと旅立ちます。

同期。入省4か月後には、全国各地へと旅立ちます。日光東照宮にて、見ざる言わざる聞かざる。

入省して、驚いたことの1つが、職員同士のつながりの強さ面倒見の良さ

たとえ年齢が離れていたとしても、「~年入省で、~県に赴任していらっしゃった~さんね。お世話になったよ。」という返事が即座に返ってきます。

 

総務省では、各々が各々のタイミングで国と地方を行ったり来たりする、異動の多い職場

 

同じ場で働く時間が短いからこそ、タテとヨコのつながりが強くなるのだと思います。

 

実際、出身県同士の集まりや、地方赴任県同士の集まりなどがあります。

先輩とのランチにて、銀座の鯛茶漬けの名店、むとう。本当に美味しい

先輩とのランチにて、銀座の鯛茶漬けの名店、むとう。本当に美味しい

また、新入社員は、入省してから地方赴任するまでの4か月間、先輩方とランチをするという文化があります。

 

美味しい食事をいただきながら、仕事の話からプライベートの話まで、先輩方とざっくばらんにお話しするのは非常に楽しく、なんとも素敵な文化だと思います。

 

各々、地方から海外まで、様々な場所で経験を積んでいるので、

「~県ではこういう話があったよ」「~国ではこういう話があったよ」

というバラエティに富んだ面白い話が聞けるのは、大きな特徴かもしれません。

 

鹿児島で生まれ育ち、上京した身なので、様々な価値観に触れ、世の中は広いということを日々実感する毎日です。

3.1人で無理せず、周りと協力!

所属課の自治財政局公営企業課の先輩方

所属課の自治財政局公営企業課の先輩方

学生が受ける「試験」で求められるのは、「個人の力」。

社会人として大事なのは、仕事の「成果物」の「質」。

 

だとするならば、1人で無理するよりも、周りの方々と協力した方が圧倒的に効率的

 

未完成でもいいから早めの段階で提出して方向性を聞くこと、上司とコミュニケーションをこまめに取ることが重要です。

課長補佐。本省→愛知県→アメリカ留学→大分県→本省というご経歴。まさに地方から海外まで!

お世話になっている課長補佐。本省→愛知県→アメリカ留学(コロンビア大学・ハーバード大学)→大分県→本省というご経歴。まさに地方から海外まで!

ここで、最も印象に残った仕事をご紹介。

それは、課長補佐にいただいた「所属3課室の年間スケジュールを紙1枚で作る」という仕事。

言い渡されたとき、検討がつかず、思わずポカンとしてしまいました・・・笑

 

この仕事では

どのような仕事がいつ存在するのかということ

②それらの優先順位を定めること

の2点について、周りの方々に質問することが必要不可欠。

 

しかしながら、お相手の元へ伺うということは、忙しい中、時間を割いてもらうということ。

当初は、気合いが入りすぎて、お相手の都合を考えずに質問・提出したいという気持ちが勝っていました。

上司が朝到着して、椅子に座った瞬間に提出して、苦笑されたこともあります(笑)

 

数え切れない数々の失敗(笑)を経て、現在は、「課の雰囲気・流れを掴み、短い時間で分かりやすく伝える」ということを意識して、日々奮闘しています。

 

ちなみに年間スケジュールは、課全体で使用していただけることとなり、宝物のように大事にしまっています。

・今後の抱負

1.人の顔を思い浮かべながら、政策立案できる国家公務員

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自分の原点は、故郷鹿児島にあります

国は地域の集まり、そして地域は人の集まり

 

霞が関のデスクで座っているだけでは、国全体を把握すること、行政課題を見つけ出すということは中々難しいです。

 

総務省の魅力の1つが刺激的な現場経験

キャリアパスは、原則、国と地方を行き来すること。

 

皆さん大変驚かれるかもしれませんが、入省4か月後には、霞が関から地方1人で飛び込み、1年から2年ほど働くこととなります。

「人生一度きりなら、日本各地をもっと知りたい!いろんな人と出会いたい!」という自分にとっては、ぴったり(笑)

 

単に働くだけではなく、実際に住み、風土やそこに住む方々の想いに触れることで、本省に戻ってからもその方たちの顔を思い浮かべながら、現場の実態を踏まえた政策立案をしたいと考えています。

 

実際、様々な場に出かける中で、「これからの日本を引っ張っていってほしい」と声をかけられることが多いです。

そう言ってくれる方々のためにも、頑張りたいと思います。

2.常に全体を見ながら、日本の行く末を考え、時代に対応できる国家公務員

企画しているラ・サール大学交流会。医師・官僚・ベンチャーキャピタリスト・弁護士・起業家・金融とバラエティに富んでいます。

企画しているラ・サール大学交流会医師・官僚・弁護士・起業家・トレーダー・ITと分野横断的! ゲストは、ベンチャーキャピタリストの仮屋薗聡一さん。

行政課題というものは、様々な分野が複雑に絡み合っています。

 

もちろん各々の分野を追究することも大事。

 

しかし一方で、分野横断的な視点もまた重要だと思っています。

常に全体に気を配りながら日本の行く末を考えたい、時代の変化に柔軟に対応できる人になりたいと思いが強いです。

 

何に対しても興味を持つ性格も起因しているかもしれません。

 

貪欲に何ごとも吸収しようとすることで、新たな組み合わせ、新たなアイデアを生み出せたらと思っています。

3.「情」と「理」に優れた人へ

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宮城県石巻市雄勝地区、雄勝アカデミーにて1枚。「五感」は好きな言葉です。

前述したように、総務省では国と地方を行き来します。

 

最初こそ、係員として赴任しますが、2回目以降、若くして責任ある職務に就くことになります。

 

例えば、2回目の地方赴任は20代管理職

年上の部下がいる中でリーダーシップを発揮し、そして信頼関係を築きながら、その地域での課題解決していく必要があります。

 

そのためには、論理的な正しさのみならず、歴史的背景も踏まえつつ、感情面も含めて関係者を巻き込んでいくことが必要となります。これは、相当覚悟がいること、そしてやりがいがあることなのだと思います。

 

これらの数々の経験を経られた先輩方は、論理的な思考力、すなわち「」の力はもちろん、相手の気持ちに立って考えられる「」の力を身に付けていらっしゃる方々であり、まさに自分の理想の社会人像でした。

 

自分も先輩方のようになりたい!と強く思い、門を叩いた次第です。

 

私はまだまだ未熟者ですが、「」と「」に優れた人になれるよう、1日1日邁進していきたいと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

Naoki Hayashida

冬来たりなば春遠からじ

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