東大生と一概に言っても、いろいろな人間が存在する。
それはこのサイトUmeeTを見ても明白だろう。
学生が何千人もいるのだから、一人一人の趣味や興味は異なっていて当然だ。むしろ異なっているからこそ、星の数ほどサークルが生まれているのかもしれない。
そして、大学教育はそういった個性を引き伸ばす、多様性を尊重する方向で成り立ってきたといえよう。
しかし僕はあえて、その構造、今の「個性重視」の社会に疑問を呈したい。僕はこう思うのだ。
東大生は2種類しか存在しない。
そして、その2種類とは、以下のとおりである。
野球観戦を趣味に持つ東大生と、野球観戦を趣味に持たない東大生。
この段階でほとんどの東大生はこの記事を読む気がなくなってしまうだろう。しかし、野球観戦を趣味にしている東大生は、男女比がバグっているこの大学では相対的に多いかもしれない。
では、さらに二分してみるとどうだろうか。
ファイターズを応援している東大生と、ファイターズを応援していない東大生。
ここまで行くと、9割9分以上の東大生がブラウザを閉じてしまうに違いない。ファイターズファンなんて、東大に何人いるのだろうか。
しかし今回は、あえてこんなニッチな東大生に向けた記事を書いてみたいと思う。
※北海道日本ハムファイターズを応援するサークル東大闘勝会の紹介記事です。
野球観戦がそもそも趣味ではない東大生や、ファイターズを応援していない東大生の皆さんには、我々のファイターズへの愛が伝わりさえすれば、この記事は成功であったといえよう。
[広告]
まず、野球観戦が趣味である東大生の皆さん、これはご存じだろうか。
野球を「やる」部活やサークルに思わず目が行きがちであるが、野球を「観る」サークルも東大には存在する。
しかも、あまり知られていないかもしれないが、12球団それぞれを応援する野球観戦サークルがある。
そして面白いことに、東京大学の新歓活動であるサークルオリエンテーションでは、1つの部屋にほぼすべての応援サークルが一堂に会し、互いに協力しながら新歓活動を行っている。
また、他球団のファンとの交流企画も積極的に行われ、ペナントレースについてや補強についてしゃべるという会が開催される。
ペナントレース中は「敵」であっても、同じ野球を愛する「仲間」とはこのことである。
12球団ある中でも、なぜファイターズなのか。ここまで読んでくれた読者の皆さんは疑問に思うかもしれない。
しかしファンにはその疑問は不要だ。なぜなら、ファイターズでしかありえないからだ。
「やべえ、これ完全に宗教じゃん…」って思ってしまうだろう。しかし、それが正解。
文字通り、ファンは命を懸けてファイターズを応援しているのである。
例えばこちらの写真を見てほしい。
これは筆者が応援しに行った時のチケットの数々である。筆者のものの管理能力が低いため、なくしてしまったチケットも多いが、この一試合一試合に熱いドラマがあり、チケットを見るたびにそのプレーが脳裏によみがえるのだ。
ほかにもこんなエピソードがある。
友達が自分の誕生日の夜に誕生日パーティーを開いてくれて、大いに盛り上がった。
しかし筆者は次の日に仙台でファイターズを応援する予定があった。したがって、誕生日パーティーが終了するや否や、新宿駅のバスターミナルに直行、深夜バスに一人乗り込んだのだった。
二次会があるかどうかも聞かずに。
本人不在で誕生日パーティーの二次会があったらそれはそれで悲しいが、少なくとも筆者にとってファイターズの応援が生活の一部であることが分かっただろう。
大谷の二刀流に期待しているとか、中田のホームランが見たいとか、もはやそういった理由で応援しているのではない。
ファイターズがファイターズである限り、僕は応援し続けるのである。
[広告]
また、北海道出身の方ならわかると思うが、北海道のファイターズ熱も常軌を逸している。
正直、僕以上にやばいんじゃないかと思ってしまうことが多々ある。
特に顕著なのがテレビ局だ。北海道のローカル局は全国ネットのゴールデンタイムの番組を無視して、日本ハムの試合を中継する。
つまり、北海道以外の全地域で放映されている番組を、同じ時間に北海道では見ることができないのだ。
筆者はファイターズファンなので何の問題もないが、その番組を見たかった人がかわいそうとも思ってしまう。
ほかにも朝のローカル情報番組でファイターズ特集に30分近く割いたり、とにかく北海道はファイターズに本気なのである。
ファイターズを応援する理由が少しでも分かっただろうか。
わからなくても「こういう人も東大にいるんだ…」とドン引いてくれれば、この記事は成功だったといえよう。
ここからは、ファイターズに染められた同志、そして北海道のに染められた道民の皆さんのために、我々東大闘勝会の特徴や魅力について説明していこう。
当サークルは北海道日本ハムファイターズを応援するファンから構成されている。
現在の部員は10人程度だ。北海道の出身はもちろん、札幌ドームに本拠地を置く前は東京ドームを本拠地にしていたので、関東出身の部員も多い。
実際、現在は北海道出身者よりも本州出身者の方が多い。
活動内容は大きく二つ。まず1つ目にして最大の活動は、東京ドームやQVCマリンフィールド、西武プリンスドームなど東京近郊の球場を中心とした現地応援である。
一緒に声をからしながら応援歌を歌い、勝利を分かち合うのはこの上ない幸せである。
2つ目はファン同士の交流である。ファン同士、日本ハムの現状についてや将来のことについてまで、熱く語ることは非常に多い。発足2年目を迎える今年は、食事会を開くなど様々な活動を予定している。
以上のように、自分の参加したい現地応援や交流にのみ顔を出せばよいので、少しでも興味がある人は、とりあえずサークルに入っておくのが吉である。部費ももちろん0円だ。
実際に部員のほぼ全員がほかのサークルなどとの兼サーをしている。
「やっぱりガチの人ばっかりなんでしょ…」と入部をためらっている人もいるかもしれない。これまで全くプロ野球観戦をしたことすらない人、ファイターズファン歴が浅い人でも大歓迎。部員の中には年齢=ファン歴という大御所から初心者まで様々だ。
東大闘勝会は「東大」と銘打ってはいるものの、意外と東大生の部員が少ない。他大にも日本ハムを応援するサークルは少ないので、もちろん当サークルへの入部は大歓迎だ。
先に述べた通り発足2年目の若い団体である。
「自分で団体を動かしてみたい!」「こういった活動をすればもっと楽しいサークルになる!」という考えを持っている諸君にはとてもおすすめ。
入部して即、代表というのも全く夢ではない。
「若いサークル」だからこそ「若い力」でさらに楽しいサークルになっていくに違いない
[広告]
ここまで筆者の駄文に付き合ってくれて本当にありがとう。興味を持ってくれた方はぜひ、当サークルのTwitterアカウント@fighters_utにリプライorダイレクトメッセージでコンタクトを取ってもらいたい。
もしツイッターをやっていない人であれば、当サークルのメールアドレス(nipponhamut@gmail.com)までご一報を。我々と一緒に、ファイターズを優勝させるために応援しよう!!