初めまして、新米ライターのアリサと申します。突然ですが皆さま、「ミスター東大」の候補者たちについてどんな印象を抱いていますでしょうか。
イケメン?キラキラ?ウェイ? ちなみにわたしの印象はこうでした。
「ゆーて人生イージーっしょ?」
普段関わることのないキラキラした雲の上の人、そんなイメージを抱いていたのですが、この度UmeeT代表の「アリサちゃん、準ミスター、取材しちゃいなよ」との一言で(ジャニーさんかな?)、そこらへんによくいる東大女子のわたしが準ミスター東大・熊澤陸さんに、本当に人生はイージーモードなのか確かめに行くことになりました。パチパチ~。
取材場所はオサレなカフェ、読めないメニューを苦心して注文していると長身のイケメンが店に入ってきました。熊澤陸さんです。
自己紹介もそこそこに、さっそく例の疑問をぶつけてみることにしました。
――正直、人生イージーでしょ?
熊澤さん(以下、熊)「easy……ですか?いや、そんなこともないですよ」
さすが準ミスター東大、イージーの発音すらかっこいい。気がする。それはともかく、イケメン、長身、高学歴、そして現役。これだけ揃っていて人生イージーでないわけがない。
――仮にイージーでないと言うならば、相応のエピソードをお願いします!
熊「そうですね……僕、カップ麺の湯切りがめちゃくちゃ下手なんですよ」
は?
熊「湯切り用の穴から麺とか出ちゃって(笑)あとハサミ使うのも下手ですし深爪もしがちです」
ん??
熊「よく完璧に思われてしまうのですが、日常生活で必要なことが結構苦手なんです(笑)」
えっなにそれかわいい、ではなくて。
もしかしなくても、あまり挫折したことないのでは?人生イージー臭が一層濃くなって参りました……。
本人曰く、人に助けてもらわないと生きていけないそうです。それはそう。
熊「あとはそうですね、挫折と言えばこの前某テレビ番組のオーディションに落ちました。”君、どうせ準(ミスター)だから”みたいなこと言われて。僕はダメで、ミスターの片山さんは合格されていたので、悔しかったですね」
キラキラしたミスターの世界も、明るい一面ばかりではないようです。
熊「周りのハードルが上がってる気がして。僕、実は運動音痴なんです。片山さんは運動もできるし成績もいいし、勝てるところがない」
確かに、ミスター候補者に対して、無意識のうちに漫画に出てくるような完璧な人物像を描いてしまいがちです。
はたから見ると人生イージーモードにしか見えない熊澤さんですが、ミスター東大候補者ゆえの悩みがあるんですね……。
熊「でも、女装コンテストは優勝したんで(笑)」
しかしそこは持ち前のポシティブさで割り切っている様子。このポシティブな考えが人生をeasyにしてくれているのかもしれません。
また、高校時代からミスコンやバンドを経験してきたことで人前で話すことには慣れており、人とのコミュニケーションも器用にこなせるとのこと。実際ノリが良くてとても話しやすかったです。人と会話をする際、相手の顔のどこのパーツを見ればいいのか時々わからなくなるわたしとは大きな違いです。
結論:準ミスター東大の人生はイージー(ただし、悩みがないわけではない)
ミスター東大コンテストでは惜しくも一位を逃した熊澤さんですが、女装コンテストではクマンバチブン子として出場し、見事優勝されています。
せっかくなので、熊澤さんの”美しすぎる”女装についても伺ってみました。
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――そもそも、クマンバチブン子って誰が名付けたんですか?
熊「僕です(笑)高校時代にも筑駒(男子校)のミスコンで優勝したんですけど、その時の名前が”ニャン澤ニャン子”だったんです。それで、今回はクマンバチブン子にしようと」
――ポーズやメイクは誰に習ったんですか?
熊「ミス筑駒には女装アドバイザーがいて、それを担当していた友達のお母さんが色々と教えてくれました」
アドバイザー!?さすがミス筑駒、気合入ってるなぁ……!
熊「毛を剃りなさい、腋を見せなさいって細かくアドバイスしてくれるんです。”もっとカメラをうっとり見つめて!” ”はい!”みたいなやりとりしてました(笑)」
高校、大学と女装コンテストに出場してきた熊澤さんは、女装に並々ならぬ思い入れがある様子。
熊「僕、女装は一種の芸術的なものだと思っていて」
ほほう。
熊「中途半端な女装って腹が立つんですよ。毛も剃ってないのに、カツラだけ被って女装満足してんじゃねーぞと(笑)」
さすが、意気込みが違います。女装するなら毛を剃り腋を見せカメラをうっとり見つめる修行をしてから出直せということですね、女装の世界も奥が深いなあ……。
――これまでに軽く100回は聞かれてそうな質問ですが、ぶっちゃけモテますよね?
熊「いや、モテないですよ(自称)、男子校出身なので、そのノリが出ちゃって。女子を尊重してあげられない。インドア派なので、休みの日とかも、女の子と遊びに行くっていうより、アニメ見たり、楽器弾いたり」
――好みのタイプを教えてください!
熊「笑顔がきれいな人がいいです。あと話しやすい人。スタイルがよくて目がぱっちりしている人がいいかなぁ」
よっしゃ!全身整形するぞ!!
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――小さいころはどんな子供だったんですか?
熊「いやー神童だったらしいです。小学5,6年のころに小説書いてたんですよ」
――どんな小説ですか?
熊「妊娠中の奥さんが亡くなってしまい、主人公が思い出のハーモニカを橋で手放してしまうっていう……」
小学生の発想ではない
――え、それめちゃくちゃ面白そうじゃないですか。読ませてもらってもいいですか?
熊「いいですよ、なんなら載せてもいいですよ」
神。
というわけで、ここでしか読めない!
準ミスター東大熊澤陸さん執筆の小説はこちら!デデン!
(スマートフォンからご覧の方は、各自画像を表示して大きくしてから読まれることをお勧めします)
何度も言いますがこれを著したのは小学生です。小学生のわたしはまずここに出てくる漢字が読めない、賭けてもいい。わたしが飛び蹴りしてた頃に彼はこの作品を執筆していたわけですね、末恐ろしいわ……。
熊澤さん、ありがとうございました!