突然ですがみなさん、弓にどういうイメージを持っていますか?
…ん?興味がない?それはやったことがないからだ!
ああ、ごめんなさい。本当に突然でしたね。今回記事を書かせていただく東京大学運動会洋弓部の新歓代表をやっております、ゆうたと申します!
まあ「洋弓」と書いてもピンときませんよね。洋弓と書いてようきゅうと読みます。要はアーチェリーです。
この名前が世間に浸透していないので、お店で領収書の宛名を聞かれたときに困ることがしばしばです。だからこの記事を読んだ人くらいは覚えましょう!
さて、そんな個人的な悩みはさておき、最初の質問に戻りましょう。
皆さんは弓というものにどういうイメージを持っていますか?
太古の時代から狩猟の道具として食料を得るために使われた武器、弓。
はたまた、スマブラでBボタン連打でリンクが半永久的に攻撃し続ける道具、弓。
そんなこんなで、弓には大昔から現代に至るまで人間と切っては切れない関係性があると言えるでしょう。
今日は、そんな弓の魅力、そしてアーチェリー競技の魅力についてお伝えしていきます!
アーチェリーの部品って、自分でカスタマイズ可能って知っていましたか?
色や形だけでなく、部品を取り付ける角度など様々。
この2人のトップアーチャーだって、弓の先から出ている2本の棒の角度が違いますよね。
なので、自分のスタイルに合ったオリジナルな弓が個人個人にあるんです!
それでは、実際に部員が使用している弓をいくつか紹介しましょう!
こちらは、黒を基調としたシンプルなモノトーン。黒と白の2色しか使っていないという点で、主張しすぎず、だが程よく主張をしていると言えるだろう。まさに”Simple is the best”を体現したデザイン。
水色に青を重ね、全体を黒でまとめるという落ち着いた配色。赤色の弦がワンパターン防止のために一役買っている。爽やかな海を思わせるようなデザイン。
ほとんどの部品を赤にすることにより、全体に統一感を持たせた配色。光沢のある赤色が映える。しかもさっきの2つにはなかった物が色々ついてるし。カスタマイズの極み。もはや作品。
このページを見て、「弓ってかっこいい!」と思ってくれたアナタ、アーチェリーの世界へと飛び込んでみませんか?
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「アーチェリー、ああ、面白いと思うよ。でもさ、個人競技じゃん?」
チームスポーツ大好きマンによく言われる言葉ですね。確かに、アーチェリーは個人競技です。1人で弓を射って、その点数を他の人と競う。その性質は個人競技そのもの。もちろん、世間一般のアーチェリーの大会だってほとんどが個人戦ですし、オリンピックだって、山本博選手がアテネで銀、古川高晴選手がロンドンで銀というように、個人でのメダルの方が有名です。
しかし、アーチェリーは団体競技でもあるんです!
…ん?意味がわからない?そりゃあ、1つの弓を複数人で射つ部門があるとか、そういう話ではないですよ。
大学でのアーチェリー競技はチーム戦です。
各大学、8人が選手として出場し、50mと30mの距離を36本ずつ射つ。そのうち、上位6名の合計点数で競い合う。ほら、れっきとした団体競技ですね。
だから、チームメイトが点数が出なくて苦しんでいるときに、他のチームメイトが高い点数を射って助ける、といったチームワークも勝利へのカギとなるんです。
そのため、アーチェリーって、静かに弓を射っているだけと思われがちですが、大学でのアーチェリーは応援もつき、皆さんの思っている2兆倍は騒がしいスポーツなのです!
しかも、アーチェリーでチーム戦を身近で経験できるのは大学だけといっても過言ではありません!
もちろん、個人戦もこんな感じであるんですけどね。
青空の下、こんなに開放感のある試合会場で試合ができるんですよ?
この中で的の中心に矢が刺さった時の爽快感と言ったら、変えられるものはありません。
そして、こんな言葉があります。
「アーチェリーは95%がメンタルです。」
ーーー古川高晴(ロンドンオリンピック銀メダリスト)
アーチェリーで重要になるのは、極限の中での集中力。それでいて、自分を客観視できる冷静さ。フィジカル面だけではなく、メンタルさえも点数に影響するスポーツ。それがアーチェリー。
これって、東大入試と似ていませんか?
日本を代表する秀才たちが周りに集まり、試験会場は独特な緊張感に包まれる。その中で、自分の気持ちを制御し問題に食らいついていく。
ここぞの大一番で結果を残して入学した東大生だからこそ、アーチェリーはピッタリですよね?
ここまでで、アーチェリーの魅力が少しでも分かっていただけたでしょうか?
ですが、アーチェリーの魅力って、この記事を読むだけでは少ししか伝わらないはずです。
結局は、百聞は一見に如かず。自分で射ってみないことにはわかりません。
なので、運動会洋弓部では、毎日体験練習会を開催します!
4限後に駒場キャンパス生協食堂前にて洋弓部員がお待ちしておりますので、動きやすい服装でぜひお越しください!
※体験会は雨天の場合は中止させていただきます。