こんにちは、UmeeT編集部のすりーむーんです。
突然ですが、アイドルのライブに行ったことはありますか?
僕はありません。これまでアイドルにハマったことはなく、「欅坂46」も漢字で書けないです。(え、櫻坂46に改名してるんですか……!?)僕に限らず、多くの東大生はあまりアイドルに関心がないのではという印象があります。
自分も特にアイドルに興味がないので、今後の人生で関わることはないだろう……。
とか思っていたのですが、先日UmeeT宛に、とあるアイドルの運営の方からこんなお誘いが届きました。
「今度ライブがあるんです!!東大生のみなさん!!来てみませんか!?」
なんでも、下北沢のライブハウスで行われるアイドルライブに来てもらって、ぜひ感想を聞きたいとのこと。下北沢か、サブカルの街だ……。
とはいえ、こちとら冴えない東大男子(21歳のB3)です。未経験のアイドルライブにひょいと飛び込んで、楽しめるものなんですかね??ああいうのは歴戦の猛者しか行けない場所なのでは??
まあでもせっかくの機会ですし、招待していただけるとのことなので行ってみましょう。
まだ見ぬ世界への不安と多少のワクワクを抱きつつ、なかば怖いもの見たさで、下北沢のライブハウスに足を運んでみることとしました。
先にネタバレですが、初体験のアイドルライブは……
最高でした。
なんと今回、ライブ終わりのアイドルの皆さん(『BLUEGOATS』さん)にインタビューもさせていただいたので、ぜひ最後まで読んでください!!
今回僕が参加させていただいたのは、アイドルグループ『BLUEGOATS』さんの3周年記念ワンマンライブです。
BLUEGOATS(ブルーゴーツ)。2021年11月結成。愛称は『アオヤギ』。「あなたと私でBLUEGOATS」をコンセプトに活動する女性アイドル。
(公式サイトより)
3周年記念という、メモリアルなライブに招待していただきました。ありがとうございます。事前にBLUEGOATSさんのことは軽く調べたものの、まだメンバーの顔と名前くらいしか知りません。ファンにしばかれるんじゃ…?
不安に思いながらも、会場の下北沢WAVERへと向かいます。下北沢のライブハウスなんて『ぼっち・ざ・ろっく!』でしか見たことないな。
ちなみに今回は僕の大学の友達にも同行してもらっています。1人だと心細かったので……。
この辺かな……わっ、絶対ここだ!すごい並んでる!
ここで担当のスタッフの方と合流して、今回は特別に一足早く中へ入れてもらえることに。
ライブハウスって、ほんとに地下にあるんですね。狭い階段を下ります。ドキドキ……
中に入ってみるとこんな感じ。想像よりも狭いし、ステージと客席がすごく近い!
今はライブ前の特典会を行なっているそうです。特別なチケットを買うと先に入場できて前の方の席を取れるうえ、メンバーと記念撮影ができるらしい。特等席ってことですね。
せっかくなので、ファンの方から話を伺いたいところですが……。初めての空間での緊張もあって、人見知りな僕は話しかけられずにいました。すると……
おっ!久しぶり〜元気してた?
あ、どうもっす〜
ちょっと取材に付き合ってくれない?この子らライブ初めてで、いろいろ聞きたいんだってさ
いいっすよ〜
軽っ!やった!
さすが、特別チケットを買うほどの熱心なファンの方とは顔見知りなんですね。その後もスタッフの方たちと仲良く話すファンの姿を結構見かけました。歴戦の猛者は違うなあ……。
スタッフの方のありがたい心遣いのおかげで、ファンのAさんにインタビューをすることができました。
自分はライブ初めてなんですけど、Aさんは何回くらい来てるんですか?
えっと……50回くらいですかね。
そんなに!ほぼ全部のライブってことですか?
まあそうですね。2年ちょいくらい来てるかな。
愛がすごい……!!自分はライブ自体が初めてなんですが、いつもどういった感じになるんですか?
ああもう、すごい盛り上がりますよ!
彼は結構最前列で、「オイ!オイ!」ってやってる激しいタイプなんですよ〜
そうですね、割とはしゃがせてもらってます。
(大人しそうな見た目なのに……!)ライブの楽しみ方のポイントってありますか?ほんとに初心者なので、アドバイスがあればいただきたいです。
自分の楽しみたいように楽しめば大丈夫ですよ。盛り上がりたければ盛り上がる、静かに見たいなら静かに見るっていうのはメンバーも推奨してることなので。
あ、静かに見てても良いんですね。ちょっと安心しました。
あとは何かこう、アイドルライブに特有のルールってありますか?知らずに地雷を踏んで怒られたりするのが怖いです。とにかく怒られるのが怖くてビビっています。
そんな特別なルールはないので大丈夫ですよ!自由に楽しんじゃってください。
それなら良かった!だいぶ不安が取り除けた気がします。
強いて言うなら、ちゃんと身だしなみを清潔にして来ることですね。当たり前のことですけど、推しに不快な思いをさせてはいけないので。
ジェントルファンだ……。(※ジェントルマンなファンのこと。今考えた)
一緒にライブ楽しみましょう!
押忍!
ファンの人って、勝手にもっとイカつい人をイメージしていました。優しい方もいるんだね。
周りの他のファンたちを見ても、女性の方もそこそこいたり、ごっつそうな見た目でもにこやかに同志と語り合っている方が多くて、思っているよりも治安が良かったです。
地下ライブと聞いて、もっと張り詰めた雰囲気をイメージしてしまっていたよ……。
そろそろライブが始まります。
果たしてどんな世界が僕を待ち受けているのでしょうか……。
未知への扉が、今、開きます。
\わ〜〜!/
BLUEGOATSの皆さんの登場に、会場は一気に大盛り上がり。
ハイ!ハイ!
会場のボルテージが上がるにつれて、自分もテンションが上がってきます。まあまあ、私は普段からそんなにはしゃぐタイプではないので、ゆっくり楽しませてもらおうかな〜。
それにしても、ほんとに距離が近いですね!!最前列の人とか、メンバーとグータッチしたりしてるな。すご〜
あ、メンバーの1人のチャンチーさんが目の前に来ました。うわ、近っ!
アイドルの人たちってすごいよな〜なんてぼんやり考えながら、ステージの上のチャンチーさんを見ていたところ、
ぱっ、と僕と目を合わせてくれて、、、
僕に向かって……
「ニコッ😊」
(最高の笑顔)
↓
↓
↓
♡
\ズキューン/
\\うおおおーーーー!!!!//
\\わあーーーーー!!!!//
\\ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!//
\\サイコーーー!!!!//
あっという間にBLUEGOATSの虜になってしまいました。結局めちゃくちゃはしゃいじゃった。
まず言いたいのは、熱量がすごい!!
BLUEGOATSの皆さんの全力がぶつかってくる。それにファンは全力の声援で応える。会場全体にエネルギーが溢れてました。
ステージの上のメンバー全員、すごくカッコよかったし、輝いてた。
そして、メンバー全員がファンのことをちゃんと見てくれている。
当初の僕のイメージは、アイドルって手の届かないところにいる存在で、ファンからアイドルへの一方通行な関係性だと思っていました。
だから「アイドルにそこまで本気になれるんかねぇ」と思っていたんですが、BLUEGOATSの皆さんはちゃんと見てくれる。それがめちゃくちゃ嬉しかった。そりゃズキューンの一つや二つ、なりますよ。
その後も、ステージから降りてきてみんなで一緒に歌ったり、
隣に立った見知らぬファンの方と、みんなで肩を組んで歌ったり。
知らない人と肩を組むのは初めてでしたが、ファンの方みんなあったかかったので大丈夫でした。(心も表面温度もあったかかった。)
僕の前の人がジャンプしたとき、着地時に僕の足先を踏んじゃってたんですが、その後すぐに「ごめんなさい今足踏んじゃったと思うんですけど大丈夫ですか!?」って言ってくれて、優しい〜〜!!!ってなりました。
アイドルとファンの間に壁はなく、この瞬間同じ空間を共有する仲間として、全力でハジけてかけがえのない時間を過ごす。
めっちゃ良いじゃん!!
ライブ、想像していたより何倍も良かったです。
本当にお世辞抜きで、来て良かったなって思いました。感動しちゃった。
ライブの後にはグッズ・チェキ券の販売があり、その後チェキの撮影会も行われました。出た、チェキ!アイドルライブっぽい!!
なんと今回スタッフさんのご厚意でチェキ券をいただいたので、僕もチェキ撮影会に参加することに。もちろん、これも人生初です。ありがとうございます……!
ライブを終えた後だと、BLUEGOATSのみなさんがめっちゃ輝いて見えます。
自分も列に並び、順番を待ちます。ファンのみんな、ライブの興奮冷めやらぬ状態で浮ついてて、とても良い空間でした。
自分の番が来てチェキ券をスタッフの方に渡し、チェキ1枚orスマホ撮影3枚を選びます。スマホでお願いし、ステージにいるメンバー(ほんま・かいなさん)の元へ行くと…
ありがとう〜〜!はじめてだよね?
そうです!今回はじめてで〜……
……え!すごい!え、すごくないですか??
はじめてじゃなかったら大変ですよ!?
ちゃんと一人一人のことを覚えてるってことか……
嬉し〜〜!!
列に並んでいる間、どんな感想を言おうかな〜と真剣に考えていたんですが、いざメンバーの目の前に立つと、脳内メモが綺麗さっぱりふっとびました。チェキ撮影の1分間、何を話したか覚えてません。
めっちゃ緊張したのもあって、
今日はどこで知って来てくれたの?
あ、えっと(取材で来たって言うのはちょっとな…)、、
……え、縁がありまして
何それ笑 ありがとう笑
という謎の会話をしてしまったことだけはハッキリ覚えてます。恥ずかしい。
それでも話をしている間はずっとニコニコしちゃって、めっちゃ楽しかったことは覚えてます。無理に話してる感じが全然しなくって、さすがプロだなって思いました。ニコニコしすぎたので表情筋が筋肉痛です。
というわけで、本当に楽しいライブでした。ライブがこんなに良いものだとは。。。
後日、同行してくれた友達からライブの感想が送られてきました。以下、友達の感想です。みんなで一緒に読みましょう。
・アイコンタクトがとても嬉しかった。たくさんの観客でひしめく中、一人一人の顔を見て視線を送ろうと頑張っているところが感じられた。すごい。また目を合わせてくれないかな~と思いながら声を出したり手を振ったりした。とても楽しい。
本当にそうです!!目が合うとすんごい嬉しい。
・曲と曲の間にメンバーが一人で語るMCパートがあって、彼女らは本気でアイドルとして成長していくことを望んでいて、その道は過酷なものだけど、めげずに走り続けているんだと言うことが伝わってきた。応援したくなる。その過程を見守ってあげたいという気持ちもよくわかる。
3周年記念ということもあり、アイドルへの強い思いが感じられるMCで、すごく熱かったです……。
・観客の間でコミュニティができていることが素敵だと思った。ライブの後の打ち上げの飲み屋の相談をしたのが聞こえてきたり。ファン同士でアイドルが好きな気持ちを共有して繋がるのは尊いことだと思う。多分ファンのDiscordグループとかあるんだろうな。
「おっ、〇〇さんじゃん!久しぶり〜!」みたいな会話も聞こえてきて、ライブハウスがファンの方たちの集う場所になってるのが素敵だなあって思いました。
・チェキ撮影会で、皆さん僕を見て「初めまして」と言ってくれた。ファン一人ひとりを覚えて、初めて来てくれた人には挨拶をする。個人と個人の関わりという側面を感じられたのが驚き。アイドルとファンという極度に勾配のある関係をなんとなくイメージしていた(実際にそういう部分は多々ある)が、それを感じさせないコミュニケーションを実現していくところが、とても好印象。好き。
僕と全く同じこと言ってる!
「個人と個人の関わり」というのは本当に自分も強く感じられた部分で、絶対的なアイドルというよりも、どちらかというと友達に近いような感覚を感じられたのがすごく素敵でした。これはアイドルグループ全般に言えることというより、BLUEGOATSさんだからこそ感じられることなのかもしれないです。
・決まりなんてない! しきたりなんてない! 空間の「好きだ!」「騒げ!」という波に乗るだけで僕たちはみんな友達だ。そんな素敵な空間。
BLUEGOATSの皆さん、素敵なライブを本当にありがとうございました……!!
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そして今回、なんとライブ終わりのBLUEGOATSの皆さんにインタビューをさせてもらえました!!お疲れのところ、ありがとうございます……!
自分はライブに加えてこのインタビューが控えていたため、緊張しすぎて前日全く寝れませんでしたが、アイドル活動のこと、ライブに込める熱い思いについてお聞きするとともに、悩める東大生へのエールもいただいてきました!
──(筆者)本日はよろしくお願いいたします!
よろしくお願いします!
──今日のライブ、最高でした……!もうすっかりファンになってしまいました。自分はアイドルのライブ自体が初めてだったので、アイドルのイメージが変わったというか。ものすごく新鮮な体験で、超楽しかったです。
この子たち、FRUITS ZIPPERも知らないレベルらしいんですよ。
え゛っ!?
〜※補足:参考として、知り合いの東大生45人に認知度調査を行った結果を載せておきます。興味ある方は拡大してみてください!〜
(対象とするアイドルグループについては、こちらの記事を参考にしました)
──結構東大生って閉鎖的なところがあるので……
え、じゃあなにが趣味なんですか……?
──自分はドラえもんが好きなので、ドラえもんの同好会を立ち上げたり……あと今日サポートでついて来てくれた後輩の彼は地理部に所属してて、街歩きをしたり、駒場祭で立体日本地図を展示したりしてます。
へ〜!え、どこが一番高いんですか?
いやそりゃ富士山ですよ。
あそっか(笑)そうだわ……
──早速ですが、今日のライブで、ファンの方との距離がとても近いなっていうのをまず感じました。特にチェキ撮影会のときに、ファンの方一人ひとりに丁寧に接している姿がすごく印象的で……。ファンの方とコミュニケーションを取るときに、心がけていることってありますか?
私はまず、1人1人同じようには話してないです。ファンの人の中でも、ほぼ喋らない方とか、結構お喋りしてくれる方とかがいるんで、それによって自分がどれくらい話すかを決めたり。ライブ中には、全員の顔を見る気持ちでやってるんで、「今日こういう良い顔してたよね」とか、「ここにいたよね」とか。
本当に、1人1人がいることで私たちが成り立ってることを伝えたいって思ったり、「自分がここにいていいんだ」と思って貰えたら嬉しいなと思って対応したりしています。
──ライブに同行していた友達も、チェキのときに「あそこにいたよね!」って言われて嬉しかった、ってすごく喜んでました。すごい神対応ですね……!ステージの上からって、ファンの顔は結構見えるんですか?
会場によりますね。ただ今日はステージの高さがいつもより低かったので、少し見にくかったかな。
会場が暗めだったからね〜。後ろの方が見えなかったのは悲しかった。
──ステージの上から順番に目を合わせていっているのが、すごく伝わりました。実際自分も目が合って、めちゃめちゃ嬉しかったです……。
嬉しい(笑)。
──ライブ中にファンの方たちを見るときって、どんな感じなんですか?
私たちは自分たちで歌詞や振り付けを考えていることもあって、一曲一曲にいろんな想いがあって、それでこの人は「この曲好き」って言ってくれてたな、とかそれぞれあるんです。だから、なんだろう。「今好きだよね!」みたいな。
人それぞれ、あなたは今のこの曲好きだよね〜!みたいな感じで、目が合うと思いますね。
この曲好きって言ってたな、っていう人のこととか、見ちゃうよね(笑)。
──ちゃんと覚えてるんですね……!自分だったら絶対無理だな……。一人ひとりをちゃんと認知してくれているというのは、ファンからしたらすごく嬉しいことなんだなって今日自分も思いました。
──加えて、ライブ中に何を考えているのかな、ということも気になりました。特