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私がたけのこ派ではなくきのこ派である理由

2022.06.21

Q1 きのこの山派ですか? それともたけのこの里派ですか?

Q2 Q1の答えの理由はなんですか?

きのこ派にしろ、たけのこ派にしろ、Q2を聞くと大抵の人は

「だってきのこのチョコの方が美味しいし」とか

「いやいや、クッキーの部分はたけのこの方が美味しいじゃん」とか

「えー、たけのこは食べると手が汚れるからやだなー」 

のように味、食感、持ちやすさで答えるでしょう。

しかし、私のような舌バカにとってはどっちも同じ味だし、たけのこの里を食べてもそんなに手は汚れません。おそらく私と同じように思っていて、とりあえず周りに合わせていたけど、「本当はどっちでもいい派」がこの世にはたくさんいるはずです。(というよりいて欲しい)

そんなみなさん、安心してください。きのこ派になりましょう。

もちろん、ちゃんとした理由はあります。しかも、味、食感、持ちやすさのように主観的な理由ではなく、客観的で論理的な理由です。

それを今から説明します。

きのことたけのことお水(1年間Ver.)

まず、きのこの山、たけのこの里(箱のやつ)の値段を比べてみます。もちろん同じ値段です。私の近所のファミマでは両方とも税込214円で売っていました。

次に1箱あたりの内容量をみてみます。

「どうせ同じでしょ」と思う人が多いでしょう。しかし、なんと驚くべきことに

きのこ 74g  たけのこ 70g 

ときのこの方が多いのです。

実は裏に書いてあるのに、意外とみんな気づかない。

なんだたったの4gか。4gなんか鼻息で飛ばせる量だい。

なんて思うのはまだ早い。

それぞれを1gあたりの値段にしてみます。

きのこ 2.89円/g(214÷74)  

たけのこ 3.06円/g(214÷70) 

となります。ちなみに四捨五入してます。その差は0.17円/g。

たかが0.17円、されど0.17円。

きのこの山、たけのこの里を2ヶ月に1回、1回につき70gずつ食べていると仮定してみましょう。

すると、1年間で

きのこ 1213.8円(2.89×70×6)  

たけのこ 1285.2 円(3.06×70×6)

その差は71.4円にもなりました。

お金だと71.4円の偉大さが分かりにくいかもしれないので、これをお水に換算します。水道料金のシステムは色々複雑で私はよく分からなかったのですが、全国平均的には、1L=0.24円らしいです。つまり、71.4円=297.5Lです。(71.4÷0.24)

分かりやすくすると、297.5Lはお風呂1杯(200L)とコップ(200mL)487.5杯分になります。

もう鼻息では飛ばせません。

お風呂を温める電気代が入ってないだろ!って気づいた人はえらい。クリティカルシンキングの才能があるね。

したがって、1年分のたけのこをきのこにかえるだけで、お風呂に1回多く入れて、お水が500杯ぐらい飲めるというわけです。

魔法のようですね。

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きのことたけのこと電子レンジとうまい棒(一生Ver.)

ここまではたった1年の話でした。しかし、多くの場合、人生は1年では終わりません。

日本人の平均寿命は​​男性81.41歳、女性87.45歳であり、男女比率は大体1対1なので、その平均は約84.4歳。人生の最初と最後合わせて10年がお菓子を食べない、もしくは食べられない期間だとすると、日本人は平均で約74年はきのことたけのこと共に生きていくことになります。

人生全体で見ると、

きのこ 89821.2円(2.89×70×6×74)  

たけのこ 95104.8円(3.06×70×6×74) です。

その差は5283.6円。

人生で食べるたけのこの里を全てきのこの山に変えれば、約5000円も節約できるということです。

コストをカットする侍のイラスト

今度はこれを水道代ではなく、電気代に換算してみましょう。

調べたところによると、電気代は

1ヶ月の電気代=基本料金(毎月固定額)+電力量料金(1kWhあたりの料金)+その他諸々①ーその他諸々②

という感じです。

めんどくさいので、ここでは電力量料金だけを考えることにします。電力量料金の平均は1kWh=27円(​​​​全国家庭電気製品公正取引協議会が提示する電力料金の目安単価)らしいです。

つまり、5283.6円=195.7kWh(5283.6÷27)。

これは1000Wの電子レンジを195時間42分(195.7時間、195.7÷1)動かせるということです。ちなみに800Wだったら244時間37分30秒(244.625時間、195.7÷0.8)、500Wだったら391時間24分(391.4時間、195.7÷0.5)です。

私のお気に入りの冷凍スパゲッティ(カルボナーラ)は500W・6分でできるので、この場合は5283.6円でスパゲッティが3914回(391.4×60÷6)作れます。

これだけあれば、東大生一学年全員に1人1個配ってもまだあまりが大量に出ます。またしても魔法のようです。

アンビリーバボー

まだ電気代も水道代も払ったことがなく、水は蛇口をひねれば無限に出てきて、電気もスイッチを押せば使い放題だと思っている人のために、次はうまい棒に換算してみましょう。

うまい棒は値上げしたので、1本10円ではなく1本12円です。

つまり、5283.6円=440.3本です。(もし1本10円だったら、528.36本です。2円の差は恐ろしい。)

これだけあれば、多分うまい棒風呂ができます。うまい棒風呂は、目隠しさえすればガサガサ音と肌触りは札束風呂と同じでしょう。知らんけど。うまい棒風呂と札束風呂は人類共通の夢ですよね。

将来はヒルズに住んで、こんなことをしてみたい。

このように、私がきのこ派なのは同じ味(私からしたら)なのにお風呂に多く入れたり、水をいっぱい飲めたり、電子レンジをたくさん使えたり、うまい棒風呂ができたりするからです。けちくさいと思うかもしれませんが、日々スーパーで豚肉100gあたりの値段ばかり気にしたり(安いと嬉しくなって爆買いしたり)、◯個入りで△円だから…と割り算してたりする私にとってはとても重要なことです。

みなさんもまずは1年、たけのこをきのこに変えてみませんか。

たった一つの行動で世界は変わります。恐れてはいけません。

きのこ派になりましょう。

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alba
はじめまして! albaです。UmeeTのライターをやっています。よろしければ私の書いた記事を読んでいってください!
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