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数学を一生懸命学んだのに、仕事として活かす道が見えない!
数学は得意だけど、研究者にはなりたくないな…
こういった悩みを抱えている方はいませんか?
そんな方々に朗報です!実はこの世には、研究者以外に数学の知識を活かせる仕事が存在するのです。
その名も「アクチュアリー」
アクチュアリーがなんのことだか分からない、初耳の方も多いと思います。
(実際に私もアクチュアリーって初めて聞いた時に、なんのことだかさっぱり分かりませんでした。)
そこで、理系トップ層のための個人指導塾でアクチュアリーを指導する、オンライン塾MAXITのアザラシ塾長さんにアクチュアリーについてのお話を伺いたいと思います!(あ、あ、アザラシ?!)
ごめんください、アクチュアリーってなんですか?
アクチュアリーは数理・保険の専門職の名前ですが、そのための資格試験のこともそう読んでいます。アクチュアリーは簡単にいうと、「数理試験」です。
数理試験ってことは、数学の試験ってことですか?
一応そうですね。しかし、第一次試験は5科目(「数学」「生保数理」「損保数理」「年金数理」「会計・経済・投資理論」)の試験、そして、第二次試験という構成になっていて、いわゆる「数学」だけに特化した試験ではないんです。主に保険や年金に関連した仕事を目指している人向けの資格となっています。ちなみに、全ての科目を取得する必要はなく、「アクチュアリーで数学だけ合格しました」というだけでも評価されます。しかし、アクチュアリーとしてのキャリアを歩む場合、全ての科目に合格することが求められます。
ちなみに難易度ってどれくらいですか?
そうですね、東大生でも全然落ちる資格で、東大生からは年に10人くらいしか合格者が出ません。(現役東大生の合格率も50%くらい)全体的な合格率は10%から20%ですが、全ての科目を取得するとなると、大体8年くらいかかる、いわゆる超難関資格ですね。
8、8年ですか?大学生活を2回繰り返さないとじゃないですか!
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ちなみに、数理試験ってことは、理系向けの資格なんですかね。
いやいや、そういうことではありません。保険の仕事が対象といいましたが、実はコンサルティングなど、金融の分野にも活かすことができる資格なんですよ。就職の時も、アクチュアリーの資格を何科目か持っているだけで有利になります。「数学を使う資格」って、理学部のイメージが強いと思うのですが、実は経済学部など文系の学部の方にも役に立つんですよ。
そうだったんですか?!意外すぎて驚きです。
アザラシ塾長もアクチュアリーを受けられたということですが、どうしてアクチュアリー合格を目指そうと思われたんですか?
数学を使う仕事がしたかったんですよね。自分は数学が大好きで、学部では数学の勉強をしたのですが、周りにわんさか天才みたいな人がいる中で、「数学者になりたい」という夢が崩れていって。東大生で数学やばい人は本当やばいんですよね……
それなあああああああ、ですね。(落ち着け数弱)
「この人たちと競って数学者にはなれないな」と思ったんです。でもやっぱり数学を使う仕事がしたくて。そんな仕事を一生懸命探していた時に、アクチュアリーを見つけたんですよ。難しいかもだけど、チャレンジしてみてもいいんじゃないかと思って目指し始めた感じですね。
アザラシ塾長の周りにも、アクチュアリー取得を目指した人はいましたか?
そうですね、10人くらいいました。やっぱり8年間もかかるので、諦める人も多いし、何より知名度が低いので人数は少なかったです。やっぱりアクチュアリーを目指す東大生がもっと増えてほしいなと切実に思うんですよね。
アクチュアリーを目指す東大生がもっと増えてほしい、ですか?
自分の好きな「数学」という学問を活かして仕事をすることができるのだという事実を知ってもらいたいんです。在学中に数学が得意でも、研究者にはなれないなって絶望してる東大生が結構いると思うんですよね。これって数学に限らず、農学であれ工学であれ、さまざまな学問についても言えると思います。
確かに。私も、すごい人には敵わないなって、挫折感を感じる場面とか多いですね。
その中で、アクチュアリーでもデータサイエンティストでも、どんな仕事でもいいので少しでも数学を仕事にする、あるいは他の学問を仕事にするという選択肢を、諦めてほしくないなという思いがあります。
理系の学生で数学をやりたい人はみんな研究室を目指すものだと思っていたのですが、アクチュアリーという新しい選択肢が増えることで、将来の可能性も広がると思います!そう言った意味でも、アクチュアリーはとても魅力的ですね!
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ぶっちゃけアクチュアリーになる人はすごい少ないんですよ。年間で100人とかで。東大でも数学科から5人、工学部、経済学部などと合わせて10人くらい。なので、情報が入りにくくて、「軽く調べたけど、よくわかんない資格だな」で終わっちゃうのがほとんどなのです。だけどそれって本当にもったいないなって思います。
もったいないとは、数学を活かした仕事ができないという意味ですか?
そうですね。それに加えて、アクチュアリーに向けた勉強を、そのまま実社会に応用することができる点で、アクチュアリーは、東大生にピッタリの資格であると思うんです。
アクチュアリーは勉強すればするほど、取得できる科目数が増えてくる。自分の学習の積み重ねがそのまま市場価値につながるんです。その意味で、やりがいがあるし、勉強が好きな東大生にはマッチすると思うんですよね。
自分の勉強の成果が直結するのは、嬉しいですね。
あと、新たな問題にアクチュアリーで培った知識を応用させることができます。情報漏洩などが今、大々的なニュースにもなっていますよね。ああいったリスクに対して「新しいサイバー保険を作りましょう」と、いざ保険料を出してくださいって言われたときに、ほとんどの人は、何から始めたらいいのか分からないと思うんですよ。でも、アクチュアリーの知識があれば、それらの新しいリスクに対応することができる。言い換えると、技術の発展によって勘案するリスクが日々変化する中で、それを踏まえた保険を考える必要がある。その際にアクチュアリーの知識が生かされるということです。この、新しいものに対して、既存の知識を使って解決していくことも、長所だと思います。
アクチュアリーになるためにどのように勉強しましたか?
自分は結構特殊なケースで、あえて授業数が少ない学部を選んだんですよ。なので時間は結構あって、そこで勉強をしました。1日5時間くらいですかね。あと関連する数学系の講義が多かったので、そこで割とカバーできたかなと思います。
じゃあ、授業で試験勉強ができた感じですか?
確かに、少しはその部分もあるのですが、大学の数学は「証明」が中心なのに対して、アクチュアリーは方式やKKT(会計・経済・投資理論)科目などの「暗記」が中心となってくるので、その「暗記」の部分は授業とは別に、しっかりと勉強しました。
あと、空きコマとかに友達と一緒に勉強する環境を作りました。アクチュアリーの勉強仲間が居なくて悩む他大生が多い中で、仲間がすぐに見つかる東大という環境は、他にはない強みになると思うので、そこは最大限活用して欲しいなと思います。
「友達と一緒に勉強をする」こと以外に、アザラシ塾長がアクチュアリーを勉強する上で、「やってよかったな」と思うことはありましたか?
そうですね、前もって優先順位を決めてから勉強したことです。例えば「最初は数学からマスターする。その次は生保数理。」という目標を立てることで、各科目に集中し、効率的な勉強をすることができました。また、「勉強」よりは、「就活」を念頭において、アクチュアリーの準備を進めていきました。そのことで、勉強をする目的意識が明確になり、さらに意欲的に学習に取り組むことができたと思います。
「目標を立てる」ことは、あらゆる資格勉強に役立ちそうですね!
では逆に、「やって後悔していること」はありますか?
参考書をたくさん買いすぎたことですかね。何しろ、アクチュアリー資格勉強の情報が少なすぎて、最初にどんな参考書を買えばいいのか分かりませんでした。あまり必要でなかった参考書も多く買ってしまい、無駄な出費をしましたね…
工学部など、月曜から金曜日までずっしり授業が詰まっている学部の学生は、授業と試験勉強をどう両立させていましたか?
とにかく時間を頑張って作ってましたね。何かしら他(バイトなど)の時間を削ってる人が多い印象でした。
アクチュアリーの勉強をするにあたり、どの科目から始めるべきですか?
最初は、「数学」から始める人が多いです。数学はアクチュアリー科目の中では簡単なほうではあるのですが、そうは言ってもある程度難しいので、「数学難しい」と思うなら、アクチュアリーに向いてないなと思うことができますし、逆に「数学全然解けるぞ」ってなったら、アクチュアリーになれる可能性があることが分かります。つまり「数学」は試金石、リトマス試験紙的な役割を持っているのです。
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アザラシ塾長の考えるアクチュアリーの未来について教えてください。
将来的に、もっと可能性が広がっていくと思います。というのも保険自体が多様化してるんですよ。損害保険は、「もの」が壊れるリスクを保険会社が保証しますっていう仕組みなわけですが、その対象となる「もの」がたくさん増えているんです。先ほどのハッキングのリスクは、ITが出現したから生じた訳だし、車が開発されたから、自動車保険っていうのが出始めたわけです。今後、新しいものが出てくるたびに、新しいリスク、新しい保険っていうのが出てくる。新しいものができるスピードは、IT化に伴って加速していくので、これまで以上に新しいものを学習し、それに対して自分の専門性である、数学(リスクの算定など)っていうのを応用する機会も増えていきます。その時に東大生の「学習が好き」という長所であったり、色々な物事を同一のスキームで見れる「地頭の良さ」が強みになるんじゃないかなと考えます。
アザラシ塾長はオンライン塾でアクチュアリーを広める活動をされているということですが、そちらについてお聞きしたいです。
アクチュアリーってあまりにも情報が少ないんですよ。もっと広めたい仕事なのに、数学系の人ってなかなかその辺の情報を取りに行かない。自分も学部行った時に感じたんですけど、数学系の人って1人でいる人が多くて。そこで最初、関東アクチュアリー試験勉強サークルを作ったんですよね。サークルで後輩にアクチュアリーとか、就活を教えたら、めちゃくちゃ好評で。
情報が少ない中で、そんなサークルがあったら助かりますよね。
一方でサークルを作った時、「群れて数学やって何の意味があるんだ」みたいなことを言われたりしました。でも、アクチュアリー試験って特殊な部分もあって、どんな天才でも知らないと解けない問題が多いんですよ。数学好きな人の気質と、アクチュアリー試験の性格にギャップっていうのがあると思ってて。本来なるべき人にアクチュアリーになってもらって、世の中全体が数学の力で良くなってくれるといいなという思い。自分は数学者にはなれなかったんですけど、数学はすごい好きで、何かしらの形で数学に貢献したいっていう思い。そして先ほどの好評だったサークルを形に残したい思い。それらが学習塾という形に、数学を生かす塾を作る形になりました。
それってオンライン塾MAXITのことですか?
そうですね、今は就活対策中心の塾なのですが。さっき言ったように、数学系の人って東大の中でも「一匹狼」って人が多いんですよね。でも、企業や保険会社で働く人は社会人なので、面接では人とコミュニケーションを取れるか、協調性があるかがみられるんですよ。試験対策ももちろん大事ですが、就活を通じて、社会の中に受け入れられる人間になるっていうのが第一ハードルとしてある。うちの塾ではその面接を中心として、アクチュアリー就活対策を行っています。
じゃあもうみんなウェイ系に変身する感じですか?
別にウェイ系の理念を求められるわけじゃなくて、人間としての情報のやり取りが出来ればいいです。情報のやりとりを円滑に端的にできる能力っていうのを身に付けてもらってるって感じですね。エモーショナルに仲良くなるよりは、理系なりの就活、社会の生き方を見つけてもらえればいいなって思います。あと、アクチュアリー就活って情報戦なので、各社の情報を知るだけでぶっちゃけかなり有利になります。うちは数年間アクチュアリー就活に特化してきたので、他にはない豊富なデータベースを提供できます。そのため昨年度は、生徒10名中7名が、アクチュアリー内定、または大手保険会社内定を得ました。(これは、一般的な内定確率からするとかなり高い数値)
オンライン塾MAXITについてはこちらから→https://manabihack.com
最後にアクチュアリー検定を目指す方にメッセージをお願いします!
アクチュアリーという職業自体は、数学が好きな人、学問を自分の仕事にしたい人に向いてると思うので、そのような人には勉強を頑張っていただきたいなと思います。就活する中で、自分の学問とは全然違う部分で悩んだりすることも多いと思うんですよ。面接とか、くだらない人間からの印象で自分の進路が変わってしまうっていうのが、学問的な美しさに惹かれるような人から見ると、絶望的な現実だとは思います。しかし、大変なことを乗り越えた先で、自分が学問を世界に活かせるってのは、すごいやりがいのあることだと思うので、壁があってもめげずに頑張ってほしいです。自分で勉強することが大変だったら、うちの塾(オンライン塾MAXIT)に来てくれれば、最短経路を設計するように、自分で1人で勉強するよりも圧倒的にコスパ良いので、ぜひぜひうちの塾へおいでください!
素晴らしい宣伝への流れでした!(笑笑)
でも「学問を仕事にできる」ってすごく魅力的で、個人的にも学問を仕事にできない悩みもあったので、今回のインタビューを通じて、アクチュアリーの良さを実感することができました!
本日はありがとうございました!
私もアクチュアリーの勉強してみようかな(頑張れ数弱)