突然ですが、みなさんセパタクローってご存知でしょうか?
私は、恥ずかしながら正直これまで「セパタクロー」というものを知らず、初めて聞いた時は人の名前だと思っていました。
調べてみたところ、「セパタクロー」は人の名前ではなく、スポーツの名前だそう。また、こんな動画を発見しました。
今回UmeeTで東大セパタクロークラブをインタビューさせていただくことになったのですが、なんとこの東大セパタクロークラブには、セパタクローU23強化指定選手に選出された部員が2名在籍しているそうです!!!
どうやら自分はとんでもない運動神経の持ち主にインタビューしに行くんだということは理解できました・・。
この度インタビューさせていただいたのは、このお二人。
お名前:加藤圭悟さん
所属:工学部都市工学科4年
備考:東京大学セパタクロークラブ
セパタクローU23強化指定選手
お名前:湯淺隼さん
所属:薬学部薬科学科4年
補足:東京大学セパタクロークラブ
セパタクローU23強化指定選手
それではよろしくお願いいたします!
初歩的な質問すぎて失礼かもしれないんですが、そもそもセパタクローってどんなスポーツなんですか?
簡単に言うと、バレーボールの足版です。使っていい部位は、サッカーと同じで手以外。
ルールはほとんどバレーと同じで、合計3タッチ以内で相手コートに返球します。
バレーボールと大きく違うのは、「コート内で合計3タッチ以内で」返球すれば良い、つまり誰かが3タッチで返球しても良いという点です。
バレーボールとほとんど同じって考えたらわかりやすいですね!
ゲームは基本的に3対3でやります。それから、ローテーションのあるバレーボールとは違ってセパタクローはポジションが固定されていて、アタックを打つ人、サーブを打つ人、トスを上げる人がいます。
ちなみに、自分はサーブを打つポジションで、加藤はアタックを打つポジションです。
編集部
3対3って、意外と少ないんですね!
そうですね。2対2とか4対4の種目もあるんですけど、コートの広さに対して選手の数は少ないですね。
ボールってどんな感じなんですか?
これです。これが試合球で、練習でもみんなこれを使っています。これは男子用で、女子用のボールはもう少し大きくて軽いです。
これ結構硬いんです。プラスチックでできてるんですけど、アタックを受ける時とか、当たると割と痛いですね。
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セパタクローは「空中の格闘技」と表現されることもあって、ネット際でのアタックとブロックの攻防が格闘技みたいに激しいんです。実際そういう空中での攻防は見応えがありますね。そういったアクロバティックな動きが魅力のスポーツです。
あと基本的に、点が入ったかどうかが見ていてわかりやすいスポーツだと思います。ボールを相手のコートに落とせば点が取れる、という風にシンプルなんですよね。
スポーツって、ルールをちゃんとわかってないとカッコ良さがわかりにくいと思うんですが、セパタクローはルールがシンプルなので誰が見てもそのカッコ良さがわかるんじゃないかと思います。跳んでたらそれだけでかっこいいので、見てて楽しいんですよね。
お二人は、セパタクローをいつから始められたんですか?
二人とも大学一年生で東京大学セパタクロークラブに入り、そこからセパタクローを始めました。
どうしてセパタクローだったんですか?
僕は中学・高校でサッカーをやっていて、足でボールを扱うのがもともと好きでした。あと、小学生のときにちょっと体操をやっていたので、体を自在に動かすのが好きだったんですよね。
サッカーはもう飽きちゃったし、頑張っても上がたくさんいるから、大学から何か新しいスポーツを始めようと思いました。それで見つけたのが、セパタクローでした。体験してみたら楽しかったので始めました。
自分は、中高でやっていた水泳を大学に入ってからも続けようと思ってました。水泳部の練習は本郷で6時台から始まるのですが、駒場の一限目の授業に出るためには練習にフルで参加できなかったんです。せっかく続けるなら練習にはちゃんと全部参加したい、でも一限は切りたくない。それで、別のスポーツを始めようと思ったんですね。
中高生が部活でやるスポーツだと、大学から始めて頑張っても、トップレベルに到達するのはなかなか難しいですよね。だからみんなが大学から始めるスポーツにしようと思ってセパタクローを始めました。
セパタクローをやってる人の中でも、大学から始める人が多いんですか?
そうですね、ほとんど大学からです。最近は早い時期からはじめる人も増えてきてるようなんですけど。
大学のサークルや部活でやっている人がメインなんですけど、最近、競技をできる環境が増えてきた関係もあって、高校生とか、もっと若い人たちもやるようになってきてるんですよね。
セパタクローって競技人口はどれくらいなんですか?
知識不足ですみません。ホームページに載ってると思うんで、今ちょっと調べます(笑)
日本の競技人口は2000人程度らしいです!
これからもっと増えるでしょうね。
間違いないです!
東京大学セパタクロークラブには何人くらい所属しているんですか?
20人くらいですね。
でも一度の試合に3人しか出られないんですよね?
他のスポーツだとレギュラーとかがあって、一部の選手しか出られなかったりすると思うんですけど、セパタクローの大会では、一つの大学から何チームでも出られるんです。
だから始めてすぐの人も大会に出ることができます。それはいいところですね。大学内のチームの中でより強いチームで出たい、というのは確かにあると思うんですけど、試合に出ることはみんなできます。
大会って、年に何回くらいあるんですか?
大きい大会は、社会人も出る全日本選手権が夏と冬に1回ずつと、学生選手権っていう学生だけが出る大会が、春と秋に一回ずつあります。あと、北海道オープン、大阪オープンなどの地方大会や、ビギナーズカップという1年生だけの大会、競技歴2年目までの人が参加できるJOCジュニアオリンピックカップ(新人戦)もあります。
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普段はどこで練習されてるんですか?
基本的に授業期間中は、駒場キャンパスの第二体育館で週一回練習をしています。
それとは別で駒場近隣の小学校や中学校の体育館を借りることもあり、クラブとしてはだいたい週2回ぐらい練習していますね。
東大での練習だけだとやっぱり少ないと感じていて、積極的に他大学の練習にも行ってます。
特に交流があるのは、慶應、早稲田、東工大などで、逆に他大学から東大の練習に参加しにくる人もいます。本気を出せば、週6ぐらいは練習できますね。
競技人口が少なくて、全国大会の時とかは同じ地域の大学の選手同士で毎回顔を合わせるので、出場者全員顔見知りだったりするんですよね(笑)そこで他大の選手と仲良くなることも多いんです。
大会がきっかけで仲良くなった北海道大学の選手が、東大の練習に参加しに来てくれたこともあります。そういう、大学間での交流が多いところも、競技人口が少ないが故のメリットなんじゃないかなと感じます。
空中で回転するアタックもあると思うんですけど、そういうアタックはできるまでどれくらいかかるものなんですか?
アタックが2種類あって、空中で回転する方がローリングアタック、あともう一個が回らないで打つシザースアタックです。
最初はローリングアタックは難しくてできないんで、基本的にみんなシザースアタックから始めるんですけど、先輩が回るアタックをやってて、僕もできるようになりたいなって思って練習して、一年生の夏頃にできるようになりました。3ヶ月はかかりましたね。
それでも、こいつ(加藤さん)本当にすごいんです。
新歓練習で、それぞれのポジションをやらせてもらったんですけど、僕がアタックやった時カスリもしなかったんですよ。なのにこいつはちゃんとボールを打てていました。
基本的にシザースアタックをやる人が多いのに、2回めの新歓の段階で、こいつ(加藤さん)が「こっちの方が蹴れる感じすんだよな」って言ってローリングアタックやり始めたんですよね。
サッカーやってて、体操もやってて、って言う、正直セパタクローやるために中高で肩慣らししてきた感じですよね。その才能を遺憾なく発揮してるっていう。
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サーブの型はどういう風に決まっていくものなんですか?
湯淺
基本的には自分の打てるサーブは柔軟性に依存してて、体が硬いと、高いところで打てない。なので、低いところで打つことになる。
あと、サーブは基本的に大きく分けて二つあって、「インサイド」という、足の内側で打つサーブと、「インステップ」という足の甲で打つサーブがあるんですよ。
柔軟性が良くなってくると、いいサーブが打てるようになります。だから柔軟性を高めるためのトレーニングとかもやっています。
一緒に柔軟してるんですよ。Zoomをつないで、硬いところを指摘しながらトレーニングやってます。やり始めてからもう半年くらい続いてますね。
お二人がU23強化指定選手に選出されるまでの経緯を教えてください。
僕の場合、正確にはわかりませんが、新人戦が2年生の2月に行われて、そこで東京大学として出場した時に、僕のプレーを強化指定の関係者の方々に評価していただいたのがきっかけなのではないかと思います。
結果から言えば、その大会はベスト8で負けてしまったんです。でも、ベスト4決めの時に、優勝候補と言われていた日本体育大学Aチームと戦って、3セット目までいってタイブレークになるという、そこそこいい試合をして、その試合を強化指定選手の方達が見てくださっていたみたいです。それで、その年の4月に選ばれました。
湯淺さんはどういう経緯で選ばれたんですか?
それが結構面白いんですよ。
僕は、試合とか全然勝ってなかったんですけど、将来性があるということで選ばれたようです。
一応、Uカテゴリーの強化指定選手選出の要項があって、「全日本選手権でベスト4に入っているチーム」、もしくは「学生選手権で優勝準優勝しているチーム」、もしくは「突出した将来性を見込めるもの」という選考条件があるんです。だから、試合の結果に関わらず、強化指定選手を選んでる側の目に止まれば、選んでもらえるんですね。
その意味では僕は実力が認められたというよりは、選考側の人に将来性を見込まれて選ばれたパターンですね。
経緯は長くなるんですが、僕は一年生の時に、セパタクローの強豪である日体大のセパタクロー部の練習に参加させてもらいに行ったんです。その時に日体大の主将(当時U23のキャプテンでもある)と連絡先を交換したことをきっかけに、その日体大の主将とU23の監督とを中心に企画されていた、セパタクローの練習会に参加させてもらうことが出来たんです。
それで、その練習会で、U23の監督に「インサイドサーブか、インステップサーブかどっちなの?」とか、身長とかを聞かれたんです。
そしたら、次の選出のタイミングで僕が選ばれていたんです。
僕、試合で勝ってないのに選ばれるわけないから、初めは何かの間違いだと思いました。
だから、こいつ(加藤さん)は、本当に実力が認められて選ばれたんですけど、自分の場合はその時全然上手くなかったんですけど、「こいつはでかいから伸びるぞ」ということで選ばれたと思うんです。やっぱり高身長であるほうが有利なスポーツなんで。
めちゃくちゃでかい人って、バスケとかバレーとかに流れていくので、セパタクローって、でかい人ってそこまで残ってないんです。僕182cmなんですけど、182でも、めちゃくちゃでかい奴って言われるんです。
でけえ。(笑)
そうそう、こういう感じで言われるんです(笑)
東大セパタクロークラブは25年ほど前からあるんですが、東京大学のセパタクロークラブでは強化指定選手に選ばれた人はいなかったらしいので、僕が一応一番最初に選ばれたってことになりますね(笑)
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U23強化指定選手になる前から、選ばれることを目指したりはしていたんですか?
そうですね。自分の場合は、セパタクローを始めてすぐ、この競技は自分に向いてるなと感じて、これだったら頑張れば結構上までいけるかなと思ったんですよね。
最初は強化指定選手になることとかは考えていなかったんですけど、いろんな試合に出たりいろんな大学の練習に行ったりしてる中で、うまい人を見たりして、自分も頑張ってここぐらいまでいきたいなって思えるようになっていたんです。
じゃあまずはU23っていうとこに入りたいなと思って、練習してました。
こいつ(加藤さん)は新歓の段階でやばかったんですよ。「こいつ絶対このクラブ入るべきや!」って思って、早速「君は何君なん?」って、名前を聞き出しました。
で、「セパタクローやるやろ?」って聞いたら、ダンスサークルと迷っていると言うので、「お前がいくべきなんはダンスサークルとちゃう、ここや!」って言って説き伏せました(笑)
その時はめっちゃ変なやついるなって思いました(笑)
明らかに才能あったんですよ。だからこいつ(加藤さん)をセパタクロークラブに入れて一緒に頑張りたいって思ったんですよね。
僕、強化指定選手に選ばれてはいたんですけど、将来性で選ばれたので、選ばれた段階で全然上手じゃなかったんです。僕選ばれたからには頑張ろうと思ってたんですけど、自分で思ってるようには伸びず、ずっと悩んでたんですよね。
いうてる間にU23じゃなくなるし、このまま同じように練習するのじゃダメだと思ったんです。それで、本場のタイでやってみて、伸びなかったら才能ないからやめようって思って、タイに1ヶ月間、誰にも言わずに一人で行ったんです。
えっ、一人で!?
そう、急にいなくなった。
U23の監督にタイのコーチを紹介して頂いて、そのコーチにとてもお世話になりました。
日本に帰ってきてからは、自粛期間中に一人で公園で練習する時間が結構あったので、タイでもらったアドバイスをまとめた練習ノートを見返しながら、3、4ヶ月くらい練習しました。
そうですね、この自粛期間で別人になったみたいにうまくなってますね(笑)
やめる勢いでって言ったけど、絶対やめたくないので、なんとか一ヶ月で学んで帰ろうと思って、すごい頑張りました。レベル的には本当にまだまだなんですけど、やっと戦えるようになってきたかなという感じですね。
やっぱりタイの練習は日本とは違うんですか?
やっぱそうですね。日本人はこういう癖があるけど、本当はこっちの方がいいよというアドバイスがもらえたり、普段日本ではやらないような練習もさせてもらえたんですよね。
タイ語だから、何言ってるかわからないところもありました。タイ語を一ヶ月勉強してから行ったんですけど、「ご飯食う!」「ボール高い!」とか言えるくらいの、言葉を覚えたての2歳児くらいのタイ語だったので、翻訳アプリを使いながら、コミュニケーションをとって色々教えてもらいました。
向こうのコーチが本当に良い方で、コーチの家に泊めてもらってました。その方も元タイの代表選手でめちゃめちゃすごい人なんですけど、その方に一ヶ月ほぼマンツーマンで教えてもらって、時々タイのジュニアの選手たちや、社会人チームと一緒に練習させてもらったりしました。
今から考えたら誰かと一緒にいけばよかったです。
調子こいて、馴れ合うと甘えが出ちゃうと思ったんで一人で行ったんですよね。でも三日目くらいで「やばい、ここ一人で来るとこちゃうかった!!」って思いました(笑)
何か始めるときは強気なんですけど、やり始めてから、なんでこんなことをしてしまったんだろう!って思うんですよね。ビビリが後から来るんです。
でも、やってみてチャンスがあるんだったらやりたいですね、黙ってるだけだとチャンスこないし。こいつ(加藤さん)の場合はすごい才能あるんだけど、自分の場合は、サッカーも体操もやってなかったし、体も硬かったので、やっぱり努力でなんとかしないと行けない。そもそも努力すれば勝てると思って大学から始めたので、できることは全部やろうって思いました。
あと、期待されたらそれに応えたいという思いが一番にあったんですよね。ちょっと立派なこと言いましたね、今(笑)
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せっかく同じ代にこんなに上手いやつが大学にいることなんて滅多にないと思うんですよね。他の大学見てても、一人すごい上手い選手いたとしても、他の選手の競技に対する向き合い方が違うことが多い。まあサークルだから仕方がないのですが(笑)
でもやっぱりちゃんとやってる人にとっては、他のちゃんと真面目にやってるポジションが揃ってたら大会で勝てるのになっていう気持ちのまま引退してる人も多分多くて。
同じ大学にせっかくいい選手がいるんで、自分がそれに見合う選手になれればと思っています。
こいつ(加藤さん)が強化指定選手になるためには、こいつが活躍できるようにしやなあかんなって思ってたんですよね。そしたら、僕の方がパッと選ばれてしまって(笑)
なんかわからんけど下手くそなのに入ってしまった!って思ってたら、こいつも強化指定選手に選ばれたんですよね。嬉しくて、頑張ろうと思いましたし、今すごい楽しいですね。
2、3年生の時は折角選出されたのに上達せず、結構大変だったんですが、最近お互い上手くなってきて、楽しくやってます。頑張ってきてよかったなっていうのが、今までの感想ですね。入ってよかったよな?
そうだね。ダンスサークル一瞬入ったんですけど、セパタクローをガチでやりたくなっちゃって、すぐやめて、セパタクロー一筋でここまできました。
セパタクローやってない人でも、試合を応援しに行くことはできますか?
できます。結構セパタクロー協会は涙ぐましい努力をしてるよね。
やっぱり、普及させるには、その試合を見て面白くなきゃいけないですよね。あと試合が面白くても、大会に観客が来てくれないと、結局認知度も高まらず競技の普及には繋がりにくいと思います。今は普及のための色んな試みがされています。
なるほど。例えばどんな取り組みがされているのですか?
まず、どの大会も、誰でも入って見られる状態になってます。あと去年の全日本選手権では、エンターテイメント性を高めた方がいいと言うことで、DJとか解説者を呼んで、準決勝や決勝のときは、入場のBGMを流したり、選手紹介とか実況とかもやってました。
あくまでも僕の意見なんですが、やっぱりマイナースポーツと呼ばれるだけあって、他のスポーツと競合した場合軽んじられてしまう傾向にあるように感じます。
例えば大学での練習もメジャースポーツのクラブに比べて体育館の枠が取りにくいです。
それから、大会をやる時に、基本的に僕らは郊外の体育館しか取れないんですよね。
他の競技だったら、多分、大学の選手権は東京でやるのが多いと思うんですけど、セパタクローは大会を都内でやるのは年2回か1回ぐらいで、やっぱり大会を見にきてもらうのが難しいように感じます。
なるほど・・
よっぽど仲の良い知り合いが試合に出てるとか、セパタクローに興味あるとかじゃないといかないと思うんですよね。会場が都内じゃないことが多いから、Twitterとかで試合の情報が流れてきても、近くでやるから見に行こうかな、という風にならない。それは結構集客に難航している点かなと思います。
でも通常は(今はコロナの関係で入場できないですが)大会に自由に入られるようになっています。チケットとかもなくて、ふらっと行って見られますよ!
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僕が一年生としてクラブに入った時に、修士2年の代にすごい頑張ってる人たちがいたんですけど、それ以外の代は人数が少なかったですし、練習をちゃんとやっている人がほとんどいなかったんです。
そういう状況で僕らが入った時に、僕と湯淺と、あと2人くらい、すごいやる気のあるメンバーが入ったので、みんなで頑張っていけるんじゃないかって思いました。
実際みんな一生懸命練習してますし、大会でも勝てるようになったんですよね。しかも僕らが新歓したときに、すごい練習する子達が入ってきてくれて、今クラブとしていい流れができてきてますね。自分も頑張りつつ、クラブとしても成長させ続けていきたいなって思います。
我こそは!という人は入ってくれたらもちろんいいところまで伸びると思いますし、自信なくてもやってみたいと思ったら、自分がやりたいとこまで頑張れるというのが、今のこのクラブのいいところです。部活だとガチガチにやるしかないけど、サークルだからいろんな向き合い方で参加できます。
この競技は基礎が一番難しく、始めてすぐの時期が非常に重要です。自分たちが入ったばかりの時は基礎を教えてくれる人がいなくて、深く考えずにただひたすら練習していたら自分の場合は変な癖がついてしまいました。それを直すのにはとても苦労しました。でも今は時間をかけてしっかりやってきた自分たちがいます。だから今なら、初めてすぐに基礎を学んで強くなれる体制が整っています。
あと自分たちが他のクラブチームと仲良くさせてもらって、練習場所とかも開拓してきたんで、ちゃんと練習したい人にはしっかり練習してもらえます。
完全に新歓みたいになってますが(笑)
あと、今女子部員が一人しかいなくて、東大で女子チームが組めていない状況です。なので、ぜひ、女子の新メンバーにも来てもらいたいです!競技の魅力はこいつ(加藤さん)のアタックを見てもらえればわかってもらえると思います。
やっぱかっこいいっていいじゃないですか。できるに越したことはないですよね(笑)
空中回転なんて、普通の人が生活してて多分やらないと思うんですけど、できるようになった時の達成感は他のスポーツに負けないと思います!
いや〜本当にカッコよかったです・・。
アタックやサーブを見せていただいたときはそのあまりのかっこよさにただ呆然としました。
また、取材中ずっとお二人の中の良さが伝わってきて見ている側もほっこりしました。
やはりここまで上達されたのも、お二人の友情あってこそですね!
セパタクローは大学から始める人が多い競技。しかも、本気でやればお二人のようにU23強化指定選手に選ばれる可能性もあります。
・・・それってすごい夢がありませんか???
もし、大学から何か新しいスポーツを始めたいという人は・・
もうセパタクロー一択でしょう!!!!
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インタビュー後、9/20.21に行われた第27回全日本セパタクローオープン選手権大会Men’s Divisionにおいて、加藤さんと湯淺さんが出場した東京大学Aが優勝したそうです!!
おめでとうございます!!!