生活と政治を繋げるインスタグラムメディア『NO YOUTH NO JAPAN』インタビュー!

2020.08.08

りほ

はじめに

NO YOUTH NO JAPANという団体を知っていますか?

2019年夏の参院選直前、突如登場した「若者世代に向けて、投票を呼びかけるInstagramメディア」。活動開始後、2週間でフォロワーは1万人に達し、大きな話題を呼びました。

引用:https://www.instagram.com/p/B_9l07Xg28k/

参院選後も社会問題や投票を呼びかける投稿を続け、現在のInstagramフォロワーは4万人超え。最近では選挙ドットコムへの寄稿や、イベントの開催も行なっているそうです。

数あるSNSの中でも、若者に圧倒的人気を誇るInstagram。

でも、Instagramをフルに活用したメディアってあまり見ない気がしませんか?

社会問題について呼びかけるサイトやTwitterアカウントはよく見かけるけれど、画像メインのInstagramで、どうやって政治や社会の話をするの?

今回の記事では、NO YOUTH NO JAPANの運営メンバーの3人に、Instagramメディアの活用法や、そもそも活動を始めた経緯などについて聞いてきました。

また、NO YOUTH NO JAPANの活動は、内部での話し合い含めほとんどがオンラインだそう。新型コロナウイルスの影響で直接会うことが制限されている中、オンライン上で活動を行うノウハウにも注目です。

学生証
  1. お名前:能條桃子
  2. 所属:慶應大学経済学部4年
  3. NO YOUTH NO JAPANでの役割:代表
学生証
  1. お名前:黒住奈生
  2. 所属:東京大学教養学部総合社会科学分科4年
  3. NO YOUTH NO JAPANでの役割:Instagramの投稿など
学生証
  1. お名前:平山義活
  2. 所属:東京藝術大学美術研究科デザイン専攻修士2年
  3. NO YOUTH NO JAPANでの役割:デザイナー、コミュニケーションデザイン。
取材もオンラインで

団体創設の経緯

編集部
編集部

まずは、NO YOUTH NO JAPANを始めたきっかけを教えてください。

能條
能條

最初の活動は去年の7月の参議院選挙でした。選挙に関する情報をわかりやすくおしゃれにまとめて、選挙に行くこと自体が話題になるようにしよう!とインスタのアカウントを開設しました。

私はちょうどその時にデンマークに留学していたんですね。

ちょうど国政選挙が留学中にあったんですが、選挙とか選挙前の雰囲気が日本と全然違ってたんです。同世代もみんな普通に選挙について話すだけじゃなくて、なんだかお祭りのようになっていて。

編集部
編集部

お祭り?

能條
能條

共同生活する学校に留学していたんですけど、夜はソファで党首討論を見たり、開票日はみんなでパブリックビューイングを開いたり。あとは選挙の日は肉を焼くみたいな文化があったりとか(笑)

黒住
黒住

この3人はみんな同時期にデンマークに留学してたんですけど、私も同じことを思いました。お花配ったりお菓子配ったり、町の広場で政党のテントがいくつか出ていたり。候補が通行人に対して明日投票行ってね〜!って呼びかけたりとか。スポーツの大きな大会前の雰囲気みたいな感じで、町ぐるみで選挙を楽しみにしてる雰囲気がありました。

能條
能條

それで、日本でもちょっとでもこうなれば、若い人の投票率が上がるんじゃないかと思って。

学校でのパブリックビューイングの様子
政党がまちの広場でテントを出しているところ
能條
能條

あと、デンマークで、若者の投票行動が政策に反映されている例も実際に目にしたんです。

元々デンマークは医療費が無料なんですけど、精神疾患は例外だったんですね。でも若い世代が抱える一番の健康問題は、精神疾患なんです。それで学生が運動をして、その結果いまデンマークでは30歳以下の精神疾患治療費が無料になったんですね。そういうことが目の前で起きていたら政治に無関心ではいられないですよね。自分も何か欲しいと思って動いたら、手に入るかもしれないんだから。

それでちょうど参院選が近かったので、日本の若い世代に向けてできることがないかと考えた時に、「インスタのストーリーとかでシェアしやすいような、おしゃれでわかりやすいアカウントがあれば若者の助けになるんじゃないか?」というアイディアが浮かんで、NO YOUTH NO JAPANを始めました。

勝手に決められたルールを押し付けられたくない

編集部
編集部

ちなみにみなさんは、そもそも政治に対して問題意識を持ったきっかけはなんだったんでしょうか。

黒住
黒住

私は元々社会問題には興味はあったんですけど、政治とは結びついていませんでした。ただ、デンマークで高校生に、「若者の投票率が低いって言うけど、政治を遠ざけてるのは君たちなんじゃない?」って言われてハッとして。もちろん「若者の政治離れ」は政治家や社会にも責任はあるけど、自分も知ろうとしていなかったなと気づきました。

平山
平山

僕も元々政治に関心はなかったですね。18歳になった最初の選挙は親に行けって言われたから行ったけど、ポスターで嘘つかなさそうな顔してる人を選びました(笑)

でも生活していく中で嫌だなあと思うことはちょこちょこあって。例えば「満員電車が嫌だなあ」とか、「学校で、点数とかの仕組みで管理されるのが嫌だなあ」とか。

そういうのって考えなくても自分の生活は回っていくかもしれない。でも考えないと、問題が生まれたときにどう対処すればいいのかわからない。それってすごく脆弱で怖いことですよね。筋トレみたいに普段から考える筋肉をつけつつ、時代ごとに発生する問題に対処する力をつけないといけないのかなあと思ったのがきっかけですね。

能條
能條

私もルールを人から押し付けられるのがすごく嫌。

勝手に決められて、従わなきゃいけないのが嫌。だから声をあげたい。

黒住
黒住

多分NO YOUTH NO JAPANのメンバーに共通してるのは、変わらない社会にぶち当たった経験があることかなと思います。NO YOUTH NO JAPANに入る前、私は東大のPolarisという団体で東大に女子を増やすための活動を2年間がっつりしてたんです。

黒住
黒住

でも、結局女子学生の割合は増えませんでした。それどころか、「頑張ってるけど結局増えなかったじゃん」「なんで女子率を上げる必要があるのかわからない」と私たちに面と向かって言ってくる人が結構いました。

編集部
編集部

東大の現状だと…いそうですね、それ言う人。

黒住
黒住

私はそれが本当にショックで。私は偏差値が上がっていくにつれて男女比がいびつになる日本の現状は問題だと思うけど、そもそもその意識を共有することすらできなかったことが悔しかったんです。

ただ、NO YOUTH NO JAPANでは、世の中に埋め込まれているジェンダーの問題をまず提起する、そしてそれの何が問題なのかわかりやすく話すっていうことを目指していて。そうやって自分の関心を政治と結び付けられるのも良いところだなと思います。

インスタで生活と政治をつなげる

編集部
編集部

確かにNO YOUTH NO JAPANのインスタは、直近で選挙がない時も争点になりそうな社会問題をとりあげていますよね。どうやって運用しているんですか?

黒住
黒住

インスタではポストもストーリーも活用してるんですが、ポストの方では月ごとにテーマを決めています。ストーリーは24時間で消えることもあって、より時事性が高いニュースを取り上げて解説したり、フォロワーさんからの意見や疑問を募ったりしています。

編集部
編集部

ポストとストーリーってやっぱり得意分野が違うんですか?

黒住
黒住

これは私たちも途中で気づいたんですけど、見られ方が違うんですよね。ストーリーを見てくれる人はコアなファンとか、日々インスタにいる人が多いんです。でもどこかでNO YOUTH NO JAPANのことを知って、とりあえずインスタを開いたっていう人はまずポストを見ますよね。

見てくれている人の違いから考えると、ポストは色々なテーマがわかりやすくまとまっていて教科書みたいになっていると私たちが何をしているかが伝わりやすい。

一方コアなファンが見ているストーリーでは、文字量・情報量は少し多めでより深い解説ができるから、今はこういう使い分けをしています。

編集部
編集部

へえ〜!インスタを活用して社会問題を発信するメディアの話ってあまり聞いたことがないので新鮮です。面白いですね!

平山
平山

ビジュアル重視のインスタメディアならではの面白さはいつも感じます。

制作の流れの中で、編集部の人たちがテーマや内容や文章を決めて、ラフを描いて僕たちデザイナーに送ってくれるんですけど、実際デザインに落とし込んでみると思ったより言葉が強く見えたりすることがあるんですよ。文章だけの時と、画像に入れ込んだ時で印象が変わるんですね。

私たちのスタンスとしては、上から目線にならずに、フォロワーに対して肩並べてるみたいな感じでいたいから、そこは修正しますね。

編集部
編集部

確かに、言葉遣いから何かを教えられてるより、語りかけられてる感じがしますね。

引用:https://www.instagram.com/p/CCf9NuhhhBP/
平山
平山

画像をぱっと見たときに、お前はこうだ、とかじゃなくて、自分の中のモヤモヤをこの人たちは言葉にしてくれてるんじゃないか、数字に落とし込んでくれてるんじゃないか、と思いやすい表現になるよう気をつけています。

黒住
黒住

デザイナーさんも問題に関心がある人たちだから、「こういう風に変えてみたよ〜」みたいな感じで案を出してくれて助かる(笑)

平山
平山

あとはポストをざっと眺めた時に、NO YOUTH NO JAPANカラーの水色とオレンジが1投稿ずつ互い違いになっていたり、3投稿ずつ続いていったり。

編集部
編集部

ほんとだ!

平山
平山

リズムを意識すると、単純に色が綺麗っていうだけじゃなくて、情報もわかりやすくなるんですよね。

あと水色とオレンジ色も、NO YOUTH NO JAPANのカラーだし、若者を感じさせるフレッシュな色で、白にも黒にも相性がいい。かつどの政党も使っていない色だから、中立っていう意味もあります。

能條
能條

あとデザイン面で気をつけてるのはジェンダーニュートラルかな?女の子だからリボンをつけるスカートを履かせるみたいなことは絶対しない。髪型も中性的にしたり、性別の色表現をなるべく赤青で分けないとか。ここは結構意識してます。

平山
平山

黒いシルエットはあまり性を意識させないからよく使いますね。しょうがなく人をはっきり書く時も、ジェンダーのイメージを固定させないような工夫をしています。

編集部
編集部

NO YOUTH NO JAPANの投稿では、差別問題など表現や情報のまとめ方が難しい問題を扱うことがあると思います。最近ではBlack Lives Matterも扱ってましたよね。

必ずしも毎回のトピックの専門家が団体内にいるわけではないと思うんですが、リサーチやデザインの決定はどんな感じで進めてるんでしょうか。

黒住
黒住

まずは一生懸命ネットなどで調べます。ただ、見るものは活動団体が作っているサイトや新聞とか、信頼のできるものに当たって、その情報も政府統計に当たって正しい情報か確認します。あとは単純な情報だけじゃなくて、そのサイトがどんな言葉選びをしているか、それは他の情報源でも共有されているかとかも調べますね。

それでも言葉選びで壁にぶつかることはよくあります。Black Lives Matterの投稿の時もものすごく時間がかかりました。

引用:https://www.instagram.com/p/CA7qE5kBjoh/
黒住
黒住

気をつけてることは、対立してる意見がある時は両方を載せること。それぞれの主張で使う言葉は本人が使う言葉を引用します。

でも一番大事にしているのは、その問題の当事者の方にとって受け入れがたいものになっていないか。

例えばBlack Lives Matterに関する投稿で日本にある差別問題を扱うときは、差別を受けてきた人たちやその属性ををどう表記するかについて、それが当事者の方がどう思うかを特に議論しました。

図にすることで逆に誤解も生まれやすいので、わかりやすさと裏返しになる、視覚的な責任に配慮することを心がけています。

編集部
編集部

個人的にBlack Lives Matterの投稿を見ていて、単純にアメリカの問題として解説するのではなく、日本に繋げているところがすごく良いなと思いました。

黒住
黒住

最初はNO YOUTH NO JAPANのロゴを白黒にしたものだけ出そうとか、Black Lives Matterと書こうっていう話もあったんですけど、「英語だと伝わらないし、どうせ自分は関係ないと思う人が出るんじゃないか」って話になって。

能條
能條

別に私たちはフォロワーさんに、ただ黒い画像を投稿して欲しいわけじゃないしね。

黒住
黒住

そう。私たちが投稿した目的は、Black Lives Matterが日本でもニュースになったことをきっかけにして、「私たちの身の回りにも差別は存在するし、それに気づかなきゃいけない」ということを伝えたかった。それで、今回の形になりました。

編集部
編集部

お話を聞いていて、NO YOUTH NO JAPANはインスタの投稿を通じて、みんなの社会に対する問題意識を政治参加につなげるアプローチだと思います。

でもそもそも、社会に対してもやっとしたことがない、問題だと思ったことがない人が、選挙に行っていないような気もします。

そこの層にはどうアプローチしてますか?

黒住
黒住

うーん…私、本当に社会に1ミリも興味ない人っていないと思うんですね。問題意識ってまで確立してなくても、例えば「消費税上がったわ」とか、「10万円もらえんの?」とか。

編集部
編集部

確かに、絶対みんな満員電車嫌ですね。

平山
平山

ふふふ

黒住
黒住

ただそれが政治とつながっていないんだと思います。

よしかつさん(平山)は満員電車がいやで、私はジェンダー差別がいやで。あらゆることは政治とつながってるけど、そのつながりが見えにくいんですよね。

なのでインスタの投稿では、自分の身近なモヤモヤが社会的な問題かもしれないと言うこと、さらにその問題と政策の繋がりをわかりやすく見せようとしています。

個人の問題は社会の問題だし、社会の問題は政治につながっていると感じてもらいたいです。

自粛で逆に距離が縮まった

編集部
編集部

ここからはNO YOUTH NO JAPANの団体運営の話をお聞きしたいと思います。能條さんがNO YOUTH NO JAPANを始められた時、まだデンマークに留学中だったんですよね?どうやってメンバーを集められたんですか? 

能條
能條

元々北欧の情報を発信するブログメディアを、私となお(黒住)と、あと2人デンマークに留学してる友達で運営していたんです。その4人が元になってNO YOUTH NO JAPANを始めて。

最初にメンバー募集をした時は、まずライングループを作って、そのライングループのリンクを自分のSNSに貼りまくりました。

よしかつさん(平山)もそれを見て応募してくれたんですよね?

平山
平山

そうですそうです。元々そのブログメディアのツイッターはフォローしてて、そしたら「とりあえず興味ある人入って〜!」みたいな感じでURLが流れてきました。

編集部
編集部

珍しくないですか?最初からSNS中心で集めるって。

黒住
黒住

聞いたことないよね。でもやっぱり最初は結構苦労はありました。日本にいる人もいるしデンマークにいる人もいるし全然違う国にいる人もいるし。時差もあるし、会ったこともなかったので、コミュニケーションが難しかった。

能條
能條

というかできてなかった(笑) でも理想として、いろんな人が関わって活動すべきだと思っていました。

編集部
編集部

今は大体どんなメンバー構成で活動してるんですか?

黒住
黒住

今は60人くらいですね。2割社会人、7.5割大学生、0.5割高校生かな。社会人には美容師の方やメディアの方など、色んな職業の方がいますね。

平山
平山

デザインができるメンバーも最初2人しかいなかったんだけど、最近やっと5人のチームになりました。

能條
能條

あと重要なのが、男女比率!女性が8割以上なんです。政治系の団体では珍しいと思います。

オンラインでの7月定例会の様子
オフラインで2月に集まったときの様子
編集部
編集部

活動は基本オンラインなんですか?

能條
能條

そうですね。新型コロナウイルスで自粛になる前からずっとオンラインがメインです。

黒住
黒住

日本中に散らばってるし、海外に住んでる人もいるからね。

平山
平山

東京にいる人たちで何回か会ったことはあって、それで話が進んだこともあったけど。それでも結構長い間オンラインでうまく活動が進まなくて。

このままだと解散するんじゃないかっていう時期もあったよね。

能條
能條

会ったこともない人と最初からオンラインで活動をやるとなるとやっぱりすごく難しくて、メッセージ投げても反応がないとかよくあったなあ。でも、最近はみんなずっとSlackにいるよね?一日何時間活動してくださいとか言ってないのに。

黒住
黒住

それはSlackとフェローシップのおかげだと思う!

Slack活用術

平山
平山

Slackはですね、あるとき僕が改造を始めたんですよ。

まず一つはカスタム絵文字。

Slackはオリジナルの絵文字がたくさん作れるんですけど、スタンプみたいな感覚で相槌が打てるから、コミュニケーションがどんどん進むんですよね。それらもNO YOUTH NO JAPANのデザインを元にしているので、デザインがかわいいんですよ。

能條
能條

これとか、「尊い」っていう文字が昇るんですよ。

黒住
黒住

「それな」「神」「ぴえん」とか。

編集部
編集部

やばい。使いたい。

能條
能條

「天才か」とか、メンバーが発した言葉をよしかつさん(平山)が絵文字にするから、なんか使いたくなるんですよね。

平山
平山

なんか人格を感じますよね。文字だけだと事務連絡っぽくなっちゃうけど、この絵文字だとNO YOUTH NO JAPANの空気感を感じられる。

そうするとSlackがただの連絡手段ではなく、「場」になるんですよね。

あと他にワークフロー機能も活用していて、別のメンバーが作ってくれたハッピーシェアっていうチャンネルなんですけど。

黒住
黒住

何か仕事して、自分頑張った!って思っても、直接会わないと褒めてもらえる機会が少ないんですよね。このチャンネルは、NO YOUTH NO JAPAN関係で嬉しかったこと、頑張ったこととか、自画自賛とかなんでもいいから投稿して!っていうチャンネルなんです。

能條
能條

あと「〇〇がこういうことしてくれたよ!ありがとう!」とかね!

フェローシップと意思決定の透明化

能條
能條

あと、最近フェローシップっていう仕組みも始めました。私たちは基本的にインスタのこの月のポスト担当、記事担当、みたいにプロジェクトベースで動くんですけど、それをオンラインでやると、プロジェクト以外の人と話さないんですよ。

このフェローシップは学校のクラスみたいなイメージで、プロジェクト横断型で、10人を1チームにしてます。

ここはもうただ雑談をしたりとか、疑問を共有したりするところです。

実際のメッセージ
黒住
黒住

団体にずっといる人から何かを教わるって、60人だとなかなか言い出せなかったりするけど、10人くらいならやりやすいかなと。

能條
能條

今後新入生が入った時にサポートできたらいいなと思ってます。

あと、今まではやっぱり団体歴の長いメンバーが意思決定することが多いし、その意思決定の流れも全然オープンにできてなかったんですよね。Slackでその意思決定の流れや目的を明文化することで、新しい人を巻き込みやすくしようと頑張ってます。

黒住
黒住

自粛の前からオンラインメインではやってたけど、自粛で近くに住んでいても会えない状況になってからこういう取り組みを色々始めたよね。

自粛によって私たちのコミュニケーションは活発になったと思います。それによって活動がスムーズになってきて。

平山
平山

自粛で逆に距離が縮まった気はするね。

能條
能條

NO YOUTH NO JAPANはもともと社会を変えたい組織なんだけど、最近はそれに加えて、政治とか社会について普段友達と話せないメンバーが心置きなく話せたり、勉強し合えたりするコミュニティでありたいと思うようになりました。

まずは言ってみる

編集部
編集部

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

平山
平山

僕は政治にそんなに興味がない側だったから、そういう人に話してみようかな。政治に対して意見が特にないとか、何が正しいのかわからないっていう人は、自分がまずどういう生活をしたいのかを表現してみるといいと思う。

政治って批判意見が目につくけど、一番大事なのは自分がどう思うかだから。日記でもTwitterでも、とりあえず形にしてみるといいと思う。

そうするとどこかのタイミングで、この人の言ってることは自分に近いなって気づいたり、自分の価値観に気づいたりするかもしれないから。これの積み重ねが自分の意見を持つってことに繋がるんだと思います。

黒住
黒住

私たちはよく「いいねから始めてください」って言うんですけど。まず何かいいなと思う意見や共感できるモヤモヤを見つけたら、いいねするっていう小さなことでいいからやってみて、自分の思いを形にしてみてほしい。

もしそれで自分の意見を発信したいって思ったら、SNSでシェアをしたり、周りの人に話をしてみたり。でも、全部を常にみんながしなくてもいいと思います。SNSでいいねするだけでもそれが誰かに届いて、何かを変える可能性はあると思います。

能條
能條

私たちも、NO YOUTH NO JAPANの活動を通じて実際社会を変えられると思いますか?と言われたら、はいって迷いなくは言えないんですよね。日本に1億3千人の人がいて、みんなそれぞれの歴史があるわけだから、0か1かではい変えますというのは無理だと思う。でも大きく変えられなくても、違いを作ることはできるんじゃないか、と思って活動しています。

一人でやれることに限界を感じたら、こんなことがやりたい!ってラフに周りに話してみることをお勧めしたい!私もいつもNO YOUTH NO JAPANで、これやりたいあれやりたいって言うだけ言ってみると、集まった多種多様なメンバーのおかげで実現したりします。だからとりあえず言ってみる。大きいことでも、正義感たっぷりでも、言ってみる。言ってみるとだんだん実行したくなるし、話すことを通じて周りに自分の価値観が伝わるし、一緒にやれる人が見つかるかもしれないから。

この記事を書いた人
りほ
イッヌが好き
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