「長期インターンしたいけど、会社どうやって選べばいいんだろう…」
「インターンするなら、教育が充実している企業がいいけど、入ってみないとわかんないよなあ…」
そんなお悩みを解決する、超最新型長期インターン口コミサイトができました!
そう、それがVoilです。
ということで、今話題沸騰中、Voilを立ち上げた株式会社Flamersのお二人にお話を伺ってきました!
お名前:佐藤航智(さとうこうち)
工学部三年システム創生学科 休学中 Flamersの代表取締役
名前:設楽広太(しだらこうた)
工学部四年社会基盤学科 休学中 FlamersのCPO(最高プロダクト責任者)
早速ですが、Voilを使って何ができるんですか?
ユーザーは実際に長期インターンをした学生が書いた口コミを元に、自身の長期インターン先を選べるようになっています。
インターン生の満足度の高い順に企業を見ることができ、さらに、「教育が充実しているか」、「インターン生の裁量がどの程度大きいか」といった詳細もわかるので、自分にあった企業が見つけやすいですね。
就活や転職の口コミサービスはあるけれど、長期インターンをする人向けのサービスは無いので作りました!
インターン生による企業の評価はどうやって集めているんですか?
泥臭く集めてます!友達に聞いたり、イベントを開いたり。
最近は、口コミを回答してくれた人に、1社につき500円のアマゾンギフトを差し上げています。また、Twitterなどで直接の知り合い以外も書いてくれています。
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まず、お2人の出会いは?
E.S.S.(英語を使ったアクティヴィティを行うサークル)で大学1年の4月に出会って、同じスピーチセクションだったことで仲良くなりました。
その頃すでに佐藤さんは起業に興味があったんですか?
『リッチマン、プアウーマン』 を中3の時に見たのがきっかけで、起業に興味を持ちました。
それ以来ずーーっと起業したかったです。
僕も見させられました(笑)
ちなみに設楽さんはその頃起業に興味がありましたか?
全く無かったです。大学3年の夏までずっと無かったです。
それまでは、ずっと大きな国際機関に入りたいと考えていましたね。それ自体も強い意志というよりは、高校の時からなんとなく「グローバル」というようなワードに惹かれていた、薄い憧れみたいなものでした。
起業よりは良いかなって感じです(笑)
佐藤に起業しようって言われてからもしばらく興味は持ってなかったですね(笑)
佐藤さんが起業に興味がなかった設楽さんを誘った経緯を教えて下さい!
これに関してはいい話があって、2年の夏にESSみんなでディズニーに行ったんですね。そして、トイストーリーマニアの待ち時間で初めて設楽に「一緒に起業しようよ!」と言ったら「絶対ないから」と言われました。
そこから断られ続けたんですけど、インターンとして働くくらいならいいかと思って、2年の終わりに自分のインターン先に設楽を紹介しました。
そこで働き始めるとベンチャーとかにも少しづつ興味を持ち始めました。
そして、3年の夏に2人で草津に旅行に行き、そこで「一緒に起業しようか」ということになりました。
合宿に行ったときどうしても作りたいサービスがあって、2か月くらいそれでやってみましたが、今思うと実現可能性を感じませんでしたね。
ちなみにそのサービスというのは…
電車の席を売り買いするサービスです。
斬新ですね!
そうですね。どのくらい斬新かって言うと、迷惑防止条例に引っ掛かるくらい斬新でしたね…(笑)でも、プロダクトを作りたいと思ったのは佐藤がスタートアップに引きずり込んでくれたことが大きいですね。
実はそこで僕は設楽の考えたサービスにあまり乗り気じゃなかったので、結局、3年の冬に「一緒に起業は無理だね」ということになりました。
設楽と一緒にやらないことになって、設楽に紹介してもらったのが柴田です。北大出身なんですけど、設楽と留学先が一緒で、僕も柴田と去年の春に会って1か月くらいで意気投合しました。
去年の夏に僕と柴田で経営合宿に行こうとしてたんですけど、なぜか僕がやっぱり設楽もいれたいって言ったら、設楽も合宿に来て、そこで「僕も一緒にやりたい」と言ってくれて、結局3人でやることになったという経緯がありました。
そもそも、断られ続けてもどうしても設楽さんを誘おうと思ったのはなぜですか?
僕と設楽が全然違う人間だからです。自分と違う人と起業したいと中3の頃から思っていて、設楽以上に自分と違う人間はいないという確信があったのであきらめずに誘い続けました。
ちなみに、どう違うのでしょう?
僕は得意と苦手がはっきりしてて、設楽はなんでもこなせる。
例えば、東大入試でも、僕は数学一本って感じだったんですけど、設楽は満遍なくできるって感じでしたね。人間関係でも、僕は深く狭く、設楽は色んな人と仲良くしてますね。
第二外国語(スぺ語)では、僕は19点という結果でして、設楽は95点だったりとか…設楽は苦手が無くてやろうと思ったら何でもできるのがいいところです。
僕ばっかり褒められちゃうとあれなので…一点突破の力が佐藤にはあって、やりたいと思ったら、突き進む姿勢が僕にはないところですね。褒め足りないですけど。
攻めと守りのイメージ!
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今のサービスを考えられたのはいつですか?
去年の8月から休学者限定の長期インターンサービスをやろうとしていました。その過程で、口コミサービスという案がでて、それだったら、長期インターン生全員を対象にしたらいいんじゃないかということになって、口コミサービスに切り替えたのが、11月ですね。案は設楽が出してくれて「結構いいんじゃない?」ということになりました。
そもそもなぜ、長期インターンとか、休学者とか向けのサービスを作ろうと思ったんですか?
会社のvisionがありまして、「全ての人がやりたいことをやり、人生にワクワクしてる世界を作る」っていうものです。僕はワクワクしてる奴が最強っていう哲学を持っていて、
この世に生きている人がみんな楽しく何かに熱中してたら楽しい世界だと思うんです。
でも、人生の黄金期を占める仕事にワクワクしている人が少ないんじゃないかと昔から思っていたので、「学生のうちからやりたいことを育てる文化を作る」一歩として、長期インターンを選びました。
長期インターンをやっていると、こういう仕事が向いているとか、こういう人と仕事をするのは向いていないというのが社会に出るまでにわかるので、そこがいいですね。
僕自身、起業に巡り合えたのは長期インターンのおかげだったんですよね。
長期インターンをされた中で人に薦めたいポイントは何かありましたか?
世の中の大人がよく見えるってことですね。
職種の名前を知っていても実際何をやっているかはわからないっていうことは多いと思うんです。
だからこそ、長期インターンをすれば、何をやっていて、どんな人がいるかというのが一通りわかるというのが一番大きいです。
そこで選択肢を知って初めて自分に何が向いているかがわかったのが一番良いところだと思います。
他の大学生にも長期インターン勧めたいですか?
ガンガンやってほしいですね。
特にベンチャーとか、起業に興味ある人だったら、学生のうちは一番リスクなくチャレンジできるので良いと思います。
僕もインターンしてなかったら起業してなかったと思います。インターン先の社長の姿を見たり、色々話を聞けたのが大きかったです。
長期インターンのサービスを作ると決まってから、リリースに至るまで苦労されたところはどこですか?
自分たちがどこのフェーズにいるかわからなくなるというところですね。
例えば、長期インターンに関する課題を調べたり、口コミという解決策が良いか考えたりといった作業を同時進行していると、何が終わったら次に進むのかがわからなくなり、「今、何やってるんだっけ?」という状態になる時期がありました。
そういう時に今何をやっていて、次に何をやるのか決めなきゃいけないのがつらかったです。
あと、苦労ではないですけど、Flamersの名前を決めるまでも色々ありました(笑)
元々全然違う名前だったんですけど、柴田と設楽に「絶対やだ」って言われて、何回もやり直して結局Flamersになりました。これは会社のVisionの「人生にワクワクする」というところと紐づいていて、ワクワクしている集団であり続けたいということで”Flame”に人のerを付けて、”Flamers”というのが由来です。
ロゴが赤いですし、僕が赤が好きなのでFlamersカラーとしては常に赤を意識してやっていこうと思ってます!
僕は、一緒に仕事をしている人との人間関係に悩んだことがありました。相手の反応とかにビビっちゃったりして、気持ちよくコミュニケーションができなかったということが結構多くあって…。
これは僕自身が相手を理解しようとしていなかったからで、コミュニケーションが上手くいかないとプロダクトにも歪みが生じてしまうので、よくなかったと思います。
まずは行動にすぐ落とせるソリューションとして、相手の話していることをまずは聞いて理解するところから始めようという決意を、この間固めたところです。
つらかったことも、たくさんあったんですけど、救われたと思うこともありましたね。
救われた…?
例えば、本当に全員の口座残高が無くなりかけたその時に、ちょうどクラウドファンディングのお金がちょうど入ってきたりとか、どうしても会社として受けなければならない講習を6月1日に予約してて、その直前に緊急事態宣言が解除されて講習が再開されたりとか、緊急事態宣言が出る5日前くらいにオフィスを借りてリモートにならずに作業ができたりとか。本当に、タイミングの神様がいるんじゃないかと思いました。
逆にやりがいを感じたところはありますか?
やりがいを感じたのは、物事が次の段階に進んだときですね。例えば、サービスがはじめて動くものになったときや、初めて他の人に使ってもらえたとか、どんどん規模が広がってくのが楽しかったです。
今回もリリースというところで次の段階に進んで、超楽しいです!!
やりがいというか、個人的に一番燃えたところは、実際に手を動かしてプロダクトづくりをしたところです。
コーディングをしている時やデザインを作っている時は、一番使いやすいものを作るぞという気概を持ってできるところなので、いつまでも時間を忘れて没頭できました。
Voilをリリースしてみて周りの人の反応とかはどうですか?
結構反響がありました。サイトを見てくれる人とか、ユーザー登録者数が急激に増えていて、滑り出しとしては結構いい感じなのかなって思います。
世の中についに登場するっていうのが嬉しいですね。
でも、ちょっと不安でもありますね。これが本当に使われて、課題を解決するのかというところが。今の時点で登録者数だけだとわからないので、これからどうなるかですね。
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これから挑戦してみたいことを伺ってもいいですか?
学生全体に影響を及ぼすようなサービスが欲しいなとは思いますね。
全国的に見て長期インターンって全学生の3%しかやってないんですよ。
僕らはその活動的な3%だけをどうにかしたい訳じゃなくて、学生全体に何か影響を及ぼしたいとずっと思ってます。
あとは、どでかいオフィスが欲しいですね(笑)
僕は、とりあえずVoilをより良くしたくて、そのあとは、より大きな市場に出ていって、100億くらいの売り上げをあげていきたいと思ってます。
それだけ資本があったら、色んな事ができるようになるし、気軽に実現できることが増えるなと思います。そうしたら、どんどん楽しくなるんだろうと思います。
他に今後やってみたいサービスありますか?
留学とか、バイトとか、多くの学生に使われるものを出したいという思いはあります。これはいずれの話ですが、休学者向けのサービスもちゃんとやりたいと思ってます。
今インターンの相談を受けてて、「インターン受からない!」という相談が多くて。インターンをしたい学生は多いんですけど、企業側の数もなかなか限られているんです。だから、そういう学生たちを救いたいです。
休学中の学生向けのサービスってどんな感じなんですか?
ポジティヴな休学が少ないと思っていて、起業とか世界一周とかそういうことのための休学が増えたらいいと思いますね。
そういった休学増やせるように、休学している人がすごく楽しそうだというのを見せられるような事業だったらいいなって思います。
休学について、怖いと思っている学生もいると思うんですけど、どうですか?
休学は全面肯定派です!
国立だったら授業料もタダだし、休学するデメリットがあまりないんと思うんですよね。
学生時代が一番、大人にかわいがってもらえたり、色々できたりする時期だと思うので、その時間を延ばせて、しかも授業もなく一年間何してもいいというのは、とても有意義だと思います。
よく言うんですけど、休学した人が後悔することは無い!
ハードルは高いけど、休学が留学くらい一般的になればいいと思います。
迷ってたら、絶対休学したほうがいいです!
休学する時、周りから心配されたり反対されたりしましたか?
休学の1年目は全然何もなく、2年目は親とけんかしましたね。1か月くらい話し合ったら納得してくれたんですけど、初めはすごく反対されましたね。
でも、一番大事なのは「親を敵だと思わない」っていうことだと思っています。
反対されると、親に対してやりたいことを邪魔してくる人たちだと思ってしまいがちですけど、ちゃんと自分の人生を心配してくれているんだなということをわかったうえで、全部話すと結構親も納得してくれると思います。
僕も、2年目の休学をするとき、一時期結構反対されてて、それで、家族に論理的なプレゼンをしたんですよ。例えば、「起業とかする人は市場価値も上がるし、心配する必要ないよ」みたいな。
あんまりそれには耳を傾けてもらえなくて、最終的に言われたのは「あんたは遅くまで寝てるし、家事あんまりしないで、自分の好きなことばっかりやって」ということでした。これって、感情的に応援できないということじゃないですか。
そこがネックで、それから朝も規則正しく起きるようになって、犬の散歩を毎朝行くようになりました。
そうしたら、だいぶ親も味方してくれて、資本金まで出してくれました。
当時は「朝起きるのが遅くても、夜遅くまで作業しているだけで、寝てる時間は変わらないし」と思っていたんですけど、それは親からどう見えるかというのとはまた別なので、ちゃんと応援されるように行動することは大事だなとも思いますね。
結局感情だよね。「そこまでやりたいならやりなよ」って感情になるかどうかというところだよね。
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人生には3,4回「これだ!」という時が来て、その時に、アクション起こせるか、アクション起こせずに後悔するかっていうのが二通りあるって僕のインターン先の先輩が言ってたんですけど、僕にとっての「これだ!」と思うきっかけは「人」との出会いだと思っています。
自分の成長とかいい事業アイデアが思いつくかとかは自分の問題だと思うんですけど、本当に一緒にやりたい人がいるかとかは自分の問題の外にあると思うので、そういう人が身近にいるとしたら、それは本当に恵まれた時が来ているということだと思うので、迷わずやったらいいのかなと思います。
逆に、起業したいけど、一緒にやりたい人がいなかったら、まだその時ではないんだと思います。もうちょっと待ったら新しいものが見える気がします。
じゃあ、設楽さんを誘ったのがその「時」だったんですね?
そうですね。僕は設楽と柴田がいなかったらまだ起業してないので、「この三人ならすごいことができそうだな」という思いがあったのが一番大きいですね。
自分のアイデアは変えられるし、実際に世の中のサービスほとんど初めに考えたものからは変わっていると思うので、やはり変えられないものは創業メンバーだと思います。
人とか、それによってつくられる会社の文化とかは変わらないし、変えられないと思うので、そこが一番大事で、その次に、事業とかサービスとかがあるのかなと僕は思ってます。
僕もやっぱりタイミングは一番大きいと思うんですけど、それに加えて、ポジティヴな理由を自分の心に問いかけることと、ネガティヴな理由を消すっていうのが大事だと思っていて。
ポジティヴな理由は本心で何がやりたいのか問いかけるということで、例えば、就活とか色々なしがらみが無くなった時に、本当にやりたいんだったら、それはポジティヴに捉えていると自分の中で認識できると思うんですよね。そうしたら、それを大事にしたら良くて。
ネガティヴを弱めるという方は、「これで失敗しても大丈夫でしょ」と思えることです。80歳とかまで生きたとき、失敗しても、その時間は微々たるものすぎないという将来からの目線に立てば、「そんなにビビる必要がないのか」と思えるんじゃないでしょうか。
学生起業ってね、大学に戻るんだったら何のデメリットもないしね。例えば、40歳くらいの年齢で年収1000万あって、奥さんも子供もいたら相当な覚悟がいるかもしれないけど、今、学生をやってる間だったら起業に失敗したとしても大学戻るだけだしね。
取材を通して、佐藤さんが、断られても設楽さんを誘い続けた意味が分かった気がします。
二人の仲が良く、お互いを尊重している感じがすごく伝わってきました。
私は起業にはアイデアが一番大事というイメージがあったので、アイデアや自分自身は変えられても、創業メンバーや企業文化は変えられないという佐藤さんの言葉がすごく印象的でした。
長期インターンも、休学も、起業も始めるのはハードルが高いかもしれませんが、始めたらこんなに素敵な世界が広がっているんだということをお話をきいていて実感しました。
ポジティブな挑戦をたくさんしていきたいですね!
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