どうも。4年連続、駒場祭を最も楽しんだ男ノミネート(自称)の、UmeeT編集長杉山です。僕は笑論法の創設代表でもあって、毎年お祭りでは漫才三昧してます。祭り好きすぎて5回目を見据えてます。
さて、今回は祭り好きにとっては足を向けては眠れない存在、駒場祭委員長さまを取材させていただきました!
あの巨大な規模のイベントを支えるため、まさにあらゆる仕事をしてくれている「学園祭委員会」。
なんでそんなに頑張れるの? あのキャンプラ103号室からあふれる生活感はなんなの??
気になること全部聞いてきちゃいました!
駒場祭、お疲れ様でした。秋月さん! おかげさまで今年も漫才に明け暮れて本当に楽しかったです!
「私もとっても楽しかったですよ!」
今日は祭りを支え作り上げる委員長さんと、その中で企画者として4年間暴れさせてもらっている僕との、ある意味お祭り好き対談ってことで、よろしくお願いします!
東大は五月祭・駒場祭という2つの学園祭を開催しています。これって結構珍しくないですか?
「本来はそれぞれのキャンパスの祭りのはずですが、東大生はどちらもほぼ全員参加してますよね。」
結果的に年に2回祭りがある異常な大学と化してるわけですね。
「五月祭では一年生のほぼ全クラスが出店します。実はこの参加率の高さって、かなり特殊なんです。」
当たり前になってるもんなぁ。祭り好きの文化が、ずっと引き継がれている気がしますよね。
「しかも五月祭と駒場祭は、どちらも来場者は毎年10万人を超える、全国有数の規模です。特に3日間開催の駒場祭は昨年、13万人を動員しました。」
そんなに来てるんですね……
「子供から大人まで、いろんな人が来てくれます。東大と関係が薄い人でも、毎年の固定客になってくれていたり。」
東大生は夢中でやってて意識しないけど、学内やその関係者にとどまらない、一大イベントなわけですよね。
「そして毎年、企画はキャンセル待ちが出るほどの活発さです。まさに東大生のエネルギーが、お祭りを盛り上げています」
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そんな一大イベントをゼロから作り上げているのが、学園祭委員会というわけです。
正直めちゃくちゃ忙しそうですよね。
「仕事はそれぞれたくさんあります。五月祭が終わったころにはもう駒場祭委員会は発足してますからね。」
そんな時期から始まってるんですね!
「地道に準備していきますが、やっぱり直前は忙しくなります。お祭り前の一週間とかはキャンパスプラザ103号室に12時間篭もったりしてましたし」
出た、103号室! 企画の手続きとかで行くたびに、不思議な空間だなと思ってましたよ。
「確かにみんな入り浸りすぎてなんか生活感でてますよね」
受付で細かい質問をすると、担当の人が奥から出てきますよね。いったい中に何人いるんだか……個人的には駒場随一の不思議スポットだと思ってます。
そして大きなイベントなだけに、縦割りのカッチリした組織だなという印象があります。
「役割ごとに分かれて、代替わりで仕事の仕方が引き継がれていきます。それを毎年少しずつ改良しながら、運営していきます。」
いい意味で官僚組織的だからこそ、全体で大きな仕事ができるんでしょうね。
僕は今4年生で、サークルに顔を出すと老害扱いされるわけですが、委員会にも長老みたいな経験豊富なベテランが居たりするんですか?
「駒場祭の場合、駒場生である2年生が中心になります。私も2年生ですし」
そうでした。1年2年だけでなんとかなるものですか?
「3・4年生のみなさんにももちろんサポートしてもらっています。特に当日が近づいてくると経験がモノを言う部分があるので、すごく助けられています。」
同じ(?)老害としてなんか勝手に誇らしいです。
秋月さん自身は、どうして委員会に入ったんですか?
「もともと高校で学園祭運営の経験があったので、また行事に関わりたいなと思って。一年目やってみて、やっぱり本番の達成感が最高でしたね。」
分かります。祭り本番の魔力に取りつかれてるって意味では、委員会も企画するサークルや団体側も変わらない気がしますね。
「言葉にできないんですけど、あの瞬間をもう一度味わいたい、って思ってしまいます」
そのまま今年は委員長になられたと。
「特に委員会の仲間が好きで、全体を見るのが面白そうだと思って、委員長をやることにしたんです。魅力的な委員のメンバーたちが、全力で議論しながら作り上げていくのを見守るのはとても楽しいです。思っても見なかったようなアイデアが次々出てきたりして。」
なるほど。全体を見るのがトップの役割なんですね。
「委員長の仕事ってざっくりいえば、内側と外側、両方にとっての顔になることなんです。委員会全体を見て、うまくいかないところにはてこ入れをしたり、みんなが楽しく働けるように個人的にメンタリングしたりっていうのは、内側の仕事ですね」
お祭りの成功も秋月さんのさりげない気配りあってこそだったに違いないです。
「逆に外側の顔として、宣伝や挨拶で代表として前に出るのも仕事です。」
駒場祭の宣伝って実はいろんなところに出てますよね。渋谷のスクランブル交差点のスクリーンでみたことあります!
「今年は実は渋谷駅構内の電子広告で6分に1回流れてました。他にも『蛍雪時代』に載せてもらったり。たくさんの人に来てほしいですから。」
秋月さんを宣伝で見かけて、駒場祭に来ることにしたお客さんも居るに違いありません。
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委員の皆さんががんばってくれるおかげで僕は、笑論法やらサークル横断コラボライブやらで、ステージや路上で漫才に明け暮れられる。ありがたい限りです。
「全力で盛り上げてもらっていて、こちらとしてもとてもありがたいです!」
でも正直、僕みたいな企画サイドばっかり楽しんで申し訳ないなってちょっと思ったりします。だって、ステージでパフォーマンスしたり、屋台を出したりってそりゃ楽しいじゃないですか。でも委員会の皆さんはそれを裏方として支えてくださっていて。
「そう言ってもらえるのはとてもうれしいです。でも、私たちもやりがいを持って、十分楽しんでるんですよ?」
縁の下の力持ちな委員会。でもがんばり続けられるだけの何かを、彼らは感じているらしいのです。後半で詳しくお聞きしましょう!お楽しみに!
第67回駒場祭は2016年11月25日(金)-27日(日)開催の予定です!
そして、次回の五月祭の準備も、もちろんすでに始まっています。企画者会議に出た人も多いかも? こちらは5月14日(土)15日(日)開催です!
五月祭サイトはこちら! https://gogatsusai.jp/
Twitter…@gogatsusai
@ut_maychan(五月祭公式マスコットめいちゃん!)
今年もみんなで盛り上げましょう~~!
後編はこちら