なぜ本当に賢い東大生はボート部に入るのか ~今、現役部員が語る5つのワケ~(後編)

2016.02.09
東京大学漕艇部

こんにちは。トヨマネと申します。東大のボート部に所属しています。

先日公開された前編をまだ読んでいない方は、ぜひそちらを先に読んでいただけると幸いです。→前編

この前編、「面白い」「文才に溢れている」「暑苦しい」「賢くなさそうな文章」「題名が嫌い」などなど、多数のお褒めの言葉を頂きました。本当にありがとうございます。適当なタイトル付けてすみませんでした。反省はしていません。

それでは早速参りましょう、「なぜ本当に賢い東大生はボート部に入るのか?」ワケその3から始まります。

女子も漕ぎまくってるよ

ワケその3:東大入っても人生安泰じゃねーぞ

ちょっとひとこと言わせてもらっていいスか?

東大入ったことなんて別に大したことねーからな!!!

そう、ふた昔くらい前の東大生の九割九分がビン底メガネの真性ガリ勉だった受験戦国時代とは違って、東大のネームバリューはだいぶ下がりました。東大を出てもまともに食って行けない人が少なくない時代です。

そもそも考えてもみてくださいよ、東大生が年に何人生まれるか知ってますか、3000人ですよ3000人。国立大学の学生で阪大生の次に多いの東大生ッスからね。楽天カードマンもびっくりですよ。ムムッ!?今ッ!東大学生証マンが年に3000人生まれているんですッ!!アッまた生まれたァッッッ!!!

だからわかったらそこのお前、ネカフェの会員証作る時に得意げに東大の学生証を出すのをやめろ。受付の美人のお姉さんは大学名なんか見ちゃいねえ。ていうかおれの学生証の写真、深海魚みたいな顔してるんだけど何で?こいつ主に水深何メートルに生息してるんだよ、誰か教えてくれよ

偉大な先輩方。今年で創部130周年です

少し取り乱しましたが、とにもかくにも、東大生であることのインパクトが残念ながら昔ほどのものではなくなってしまったことは事実でしょう。

東大生であることではなく、東大生として何をするかが大事なわけです。そこに気付かないと、中身スッカラカンで学歴でしか物を語れないステレオタイプな東大卒になってしまうおそれがあるんです。

そこで出てくるのがご存知ボート部ですよ。

ひたすらボートに打ち込み、仲間と共に努力を重ね、強いライバルと戦う中で、自らの精神構造を見つめ直し、人間として一回りも二回りも成長することができるのです。たぶん。

立ち話も何だし、一回入部しとく?

ワケその4:軽く引かれるくらい親しい仲間ができる 

たまにボート部じゃない人から「ボート部って家帰れなくなるんでしょ?」と聞かれることがあります。この痛い質問をされるとボート部員は「アッ…アアッ…」とまるでカエル服用前のカオナシのように言葉を失いますが、まあぶっちゃけ年間240日くらい合宿してますね。

だから年間だと…えっとひいふうみい…半分…くらい?うんだいたい半分。そのくらい泊まってることになりますかね。数学は苦手です。

専属の料理人さんとマネージャーが作ってくれるごはんがおいしい

なんで泊まるかって、朝ボートを漕ぐために合宿所に泊まるんですよ。もう部員と寝食共にしまくり。何なら実家住みなのに家族より一緒にいる時間長いですからね。まあ僕は実家より合宿所の方がキャンパス近いんで逆に帰れる時も帰ってなかったりしますけどね。

そんな生活してるわけですから、嫌でも先輩後輩問わず死ぬほど仲良くなります。多分この世でおれのケツにあるホクロの数を知ってるのはおかんと同期の中山くらいのもんでしょう。

イェーイ中山見てる~~?トヨマネ、ネットで記事書いてるよ!!お前が将来結婚したら絶対結婚式呼べよな!!ひどい余興で式の雰囲気ブチ壊してやるからな!!ああ~~~結婚してえ~~~~~!!!!!!

そんなちょっと引かれるくらい親密な仲間ができるのも、このボート部の大きな特長です。 

コーチやマネージャーは小型船舶の免許を持ってたりする

ワケその5:勝った時のアレがヤバい。何がヤバいってマジでヤバい。俺の語彙がヤバい。

先述の通り、高校から有力選手を推薦で引っ張ってくる私立大学は、そう簡単に勝てる相手ではありません。向こうの立場からしても、我々東大生のようなガリ勉集団(イメージ)に負けるわけには行かないはずです。

しかしその上で、もし勝ったら?勉強ばっかりしてると思われている東大生が、しんどい練習を乗り越えて、私立大学のスポーツエリートを下したら?考えるだけでゾクゾクしてきませんか。

腹の底から湧き上がる雄叫びに震えたことはあるか。

まあ前編でも書いた通りなかなかそう簡単には勝たせてもらえないんですが、実際その壁を乗り越えて勝てた時は信じられないほど脳内麻薬がドッバドバ出ます。

この快感のためにはどれだけキツい練習もバッチコイですよ。オラオラコーチ陣ビビってんじゃねーぞ、思う存分いくらでもハードにしてくれ、って感じ。えっと、明日のメニューは…ああ…ちょっとこれはダメだ…死人が出るな…

まあとにかく、こんなに気持ちイイ合法ドラッグはブクロのヤバげな路地裏を夜な夜な探し歩いても絶対にありません。国に規制されないうちに今からでもみんなボート部入った方がいいよ。マジで。

一艇ウン百万するボートいっぱいあるし。

おわりに

というわけで、ここまで5つの”ワケ”を述べてきました。まあ他にもイイ感じの細マッチョになるとか実際就職には割と有利だとか白いごはんを目分量で計る特殊能力が身につくとか色々とメリットはあるんですが、それらは必ずしもボート部のみに当てはまるものではないでしょう。

そう、あんな煽り気味のタイトルは付けましたが、僕はボート部に入ることが大学生活の唯一解だと思っているわけではありません。まあ当たり前なんですが。

これは一年生なのでまだまだ細い

僕も以前に比べると成長しました。1年生の頃は、ボート部以外のサークルは全てチャラサーだと思い込み、夜の繁華街で吐瀉物を撒き散らしながら「ウェーイwwwユーテワンチャンアルッショwwwww」と奇声を上げるテニサー集団を見ると汚らしいウ◯コ色の髪をひっつかんで一人残らず鼻っ柱に全力の膝蹴りをブチかましてやりたい衝動に駆られていたものですが、今では4,5人に軽めのラリアットを入れてやりたい衝動程度で収まっています。

大学生のあり方は人それぞれです。勉学に励むのもよし、テニスとバイトに明け暮れるのもよし、ふすまやレゴやみかんに捧げるもよし、毎晩徹麻でタバコの煙と共に夜を明かすもよし、世界中を放浪するのもよし、どれもそれぞれにサイコーだと思います。

しかし、ボート部という選択肢がどれだけアツく魅力的か、そして僕のノリがいかに暑苦しいかがわかっていただけたならば、筋肉痛に耐えながらキーを叩いた努力も報われるというものです。

ボート部に入って青色が好きになりました

そして、もし気が向いたならば、ぜひ戸田まで足を運んでください。

12月には、ボートのボの字も知らないド初心者でもとっても楽しくボートが漕げるイベント「総長杯レガッタ」も行っています。

東大ボート部は、あなたを待っています。特に新入生)


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この記事を書いた人
東京大学漕艇部
はじめまして! 東京大学漕艇部です。UmeeTのライターをやっています。よろしければ私の書いた記事を読んでいってください!
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