【東編】東大赤門から東西に10時間歩いてみたらどうなる!?【ガチ検証】




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どうなる千葉編

 

【13:12】

お久しぶりです。

千葉に入ってから、休まずせっせと足を進めてきましたが、もう無理そうです。

一旦休ませてください。

休憩です。

東京では、江戸川橋を渡るのに苦戦したりしましたが、今思えば、あれは苦難でもなんでもありませんでした。ただのハプニングです。

 

真の苦難は、千葉にありました。

 

千葉に入ってすぐ、住宅街に入りました。

そして今まで、ずっと住宅街でした。

こんな感じです。

船橋市に入ってからが特に地獄です。

曇りだったはずの天気が晴れ始め、江戸川あたりから不穏な気配があった股関節が痛み始めました。

何を思ったか、水分補給にとミックスジュースを購入してしまったのも大失敗でした。口の中が甘ったるすぎてイライライライラしています。

暑い、痛い、甘いの三重苦です。

 

途中、船橋市役所まで200mという看板を発見しました。

ふなっしーの市の市役所ということもあって興味を持ちましたが、方角のせいで見ることは叶いませんでした。

船橋の中心で佇む。

方角の制約はこういうところに悪影響を与えます。近くに何か面白そうなものがあっても、行けないのです。地図を見れないので、大半は気付くことすらできません。

結果、なんの変哲も無い道をひたすら歩き続けることになりました。

平凡な道に面白みを見出す感受性など、とうの昔に欠如しています。

 

果たして、僕はなんのためにこんなことをしているのでしょうか・・・?

 

【13:56】

半ば絶望しながら歩いている僕の前方に、4、50代ほどのご夫婦が歩いています。

遠くからでも分かるいい人感。

1時間に一回、恒例の写真撮影お願いタイム(全ての写真を載せてはいませんが、ちゃんと毎時間撮っていたのです。)が迫っていることもあり、写真撮影のお願いをしました。

撮っていただいた写真。

今まで撮影していただいた方には恥ずかしくて言ってこなかったのですが、ひたすら歩き続けて羞恥心が失われてきていたこともあり、ここで初めて「赤門からひたすら東に歩き続けている」という企画をお二人に伝えました。

 

するとお二人から一言。

「頑張ってください。」

 

この一言に本当に救われました。

完全に「無」になってしまっていた僕の道中に、一筋の光が射したようでした。

よし、進むしかないんだ。やってやるぞ!

このずっーと続く長い一本道を

暑い中、痛めた足で、ひとりぼっちで歩いていく。

 

やっぱり無理そうです。

 

【15:25】

この企画、きついのは目標がないこと。

「東に向かって歩く」それ自体が目的であるために、ただ足を進めるほかないのです。

更に恐ろしいことに、僕には千葉県の地理に関しての知識が全くと言っていいほどありません。しばらく前に「習志野市」に入りましたが、それが一体どの辺であるのか、どれくらい広いのかもよく分からないのです。

とりあえず何かしら目的を持とうと、習志野市からの脱出を目標に掲げます。

 

実籾駅というところにつきました。

「みもみえき」と読むようです。

どこなのかは全く分かりませんが、なんとなく雰囲気がいいです。

安らぐ〜。

日が少しずつ落ち始めているということもあり、気持ちのいい夏の景色を感じることができました。疲れた心が休まります。このときばかりは、普通なら絶対に行くことがないような場所に連れてきてくれたこの企画を、ありがたく思いました。



【16:26】

住宅街を、ただひたすら歩きます。

涼しくなってきて、辛さのピークは越えたような気がします。

しかし地名がはっきりと分かるものがなく、習志野市から出たのかどうかはよく分かりません。

そんなとき、前方に小学校が。

「千葉市立」ってことは、これは千葉市ってことでいいよな・・・?

習志野から出たぞ〜!

 

目的をすり替えてここまで歩き続けてきましたが、残り時間あと30分

9時間30分の茨の道を乗り越えた僕には、瞬きするほどの時間です。

行くぞー!!

あと少し!

 

そして、

【17:00】

10時間終了!

 

最終的に到達したのは、千葉県立柏井高等学校というところでした。

こんな企画でもなかったら、絶対に来ることはなかっただろうな・・・。

部活帰りでしょうか、きらめく笑顔で下校する高校生たちを見てなんとも言えない幸せな気持ちになりました。

「東京大学の赤門って分かる?僕、今日一人でそこから歩いてここまで来たんだよ!」

高校生たちにそう言って喜びを分かち合いたい衝動に駆られましたが、間違いなくヤバいやつになるし、それで最悪、先生とか呼ばれちゃったら困るので踏みとどまりました。

 

というより、今の気持ちを分かり合えるのは彼しかしない!

僕はヤマト隊員に電話をかけました。

「想像以上にきつかったね!」

「いや、本当しんどかったっす!お昼の暑さとか地獄でした。」

やっぱり、彼は分かってる!!!

10時間の孤独を終えた僕は、人と会話できることのありがたみを感じました。

 

通話を終え、スマホをカバンにしまうと、代わりにいざ心が苦しくなったときのためにと携帯していたにも関わらず、心以上に身体が苦しかったため結局出番のなかった谷川俊太郎さんの詩集「二十億光年の孤独」を取り出しました。

 

その中の一節を眺めます。

万有引力とは/ひき合う孤独の力である/宇宙はひずんでいる/それ故みんなはもとめ合う

 

人のありがたみが分かった10時間でした。

 

今回歩いたルート。 不具合で序盤に切れてしまったが、40kmほどは歩いていると思う。

 

おまけ〜東西対談〜

 

孤独な戦いを終えた二人の対談です。二人は一体どんなことを語るのか…!?

 

チロル隊員
まずは、この企画どうだった?
ヤマト隊員
率直に夏にやる企画じゃないと思いましたね。若干生命の危険を感じましたし…笑
チロル隊員
最初は曇りでいい感じだったんだけどね
ヤマト隊員
あとはせめて二人一組とかでやりたかったですね…笑

目的地もなく孤独に歩くってなかなかしんどかったです

チロル隊員
歩いているのがどこなのかよく分からないというのも辛い原因の一つかな。笑

でも普段なら行かないような場所に行けたのは少し楽しかったかも。

ヤマト隊員
あとチロルさんと自分の記事で、ずっと続く真っ直ぐな道が出現したり、体に異変が起き始めるタイミングがほぼ同じで笑いました。笑
チロル隊員
お昼がやっぱダメだよね。夏にやる企画じゃなかったよ、本当に。笑
ヤマト隊員
ですね笑

もっと企画を練ってからやった方が良かったとは思うんですが、勢いでチャレンジしないと誰もやらないですよね。難しい…笑

チロル隊員
今回の企画で何か自分的に得たことってある?笑
ヤマト隊員
うーん、今回10時間かけて40km歩いたわけですが、やっぱり車って画期的な発明なんだなと心から思いましたね…エジソンすごい笑 チロルさんはどうですか?
チロル隊員
僕は話のネタができたことかな。笑

 

西に行ったヤマト隊員の道程はコチラ↓

【西編】東大赤門から東西に10時間歩いてみたらどうなる!?【ガチ検証】

2019.09.05

 

 

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

チロルです。 小学校の時に、少年が全国に散らばったチロルチョコを集めに旅に出る、という漫画を描きました。

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