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地方から東京大学物語。

2019.04.19

こんにちは。地方出身東大生のチロルです。

富山県にある、「イタイイタイ病」で知られた神通川のすぐそばを這うようにして建っている高校から来ました。

本当に川の真横にあります。

グラウンドは河川敷でした。(2015年度以降は通常グラウンドと併用)

雨がひどいと、氾濫してグラウンドが水没してグチャグチャになっていました。

台風が弱点のグラウンドと僕の愛車。

はい、今回はそんな僕が、地方の進学校での高校生活と、東京にきてからの思いを書いていく記事となります。

皆さんは東大に入学する進学校の学生というと、どんなイメージを思い浮かべるでしょうか。

中学受験を経験し、塾に通って、人によっては家庭教師をつけたりもする。

東大生なら、もちろん小学校から塾に通って勉強。

確かに、東大にはそういった学生は多くいるはずです。

しかし、こんな世間一般の進学校の学生のイメージは、首都圏の進学校の学生の実態に偏って作り出されたもののように感じます。

実は、地方出身東大生は、これに全く当てはまらない人が結構多いです。

世間一般の進学校のイメージと地方進学校の実態は、一致していないことがしばしあるのです。

実際に、地方進学校出身の東大生に地方と首都圏の進学校の違いを聞いたところ、

(首都圏では)私立が多く、中学生や小学生で受験を経験している人が多い(三重県/四日市高校)

塾には行きませんでしたが、首都圏の方はけっこうみんなが塾に通っているんだなと思いました。塾に通ってないで東大に来たと言ったら驚かれました。(愛知県/ラ・サール高校)

首都圏は塾に行くのが当たり前みたいだが、地元はそうではなかった。(宮崎県/宮崎大宮高校)

有名塾に通っている人が首都圏の方が多いように感じた(神奈川県)

などなどの答えが返ってきました。実態としてもやはり地方出身東大生には、中学受験を経験せず、塾にも通っていなかった人が多いのでしょう。

なお、上記のアンケートは「t-news」による協力の元、実施したものです。

今後もこのアンケートの回答を用いて、他の東大生の声を併記しつつ、僕の地方での実体験と所感を述べていきます。

ただ、あくまで今回の記事は僕の実体験がメインとなります。そのため、他の地方出身東大生の実情に合致していない場合があるかもしれません。

また話を分かりやすく進めるにあたって、首都圏の高校と地方の高校を二項対立的に対比されるものとして語っています。しかし実際は、首都圏の学校にもここで語られる地方高校的な特性を持つもの、またその逆のものも往々にしてあるということを断らせていただきます。

僕私、東京の高校なのにめっちゃ地方高校あるある分かるんだけど!ということもあるかもしれません。ご了承ください。

大都会東京にもいろんな学校があるよ!

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