このスペースには一体どんな人がいるのか
- お名前:ラーメン(仮称)
- 所属:社会人
- 役職:利用者
───ラーメンを食べているところすみません。よろしくお願いします。
ラーメン:よろしくお願いします。(ラーメンをすする音)
───どんなことをされている方なんでしょうか?
ラーメン:私は会社でも働いていますが、自分の体の組織を使った作品をつくっています。いわゆるバイオアートというものです。この前は自分の髪の毛と好きな人の髪の毛から醤油をつくりました。(ラーメンをすする音)
───ちなみにその醤油は食べましたか??
ラーメン:断ち切れなかった思いを整理しようと思い、無精卵でつくった目玉焼きにかけて食べました。(ラーメンをすする音)
───なるほど……………………ッ……………!!!!!
(10秒間の静寂)(ラーメンをすする音だけが聞こえる)
……………………実際この施設を使ってみてどうですか?
ラーメン:はじめは「カルマ」とか「洞窟」とかいうスピリチュアルっぽい言葉を聞いて不安だったのですが、入ってみるとそういう趣味は創案者だけのもののようで、
ただただ快適な環境と、お互いに寛容で誠実な利用者たちのおかげですごく居心地は良いです。

不思議さ100%の創案者の写真
一般的なフリースペースって、私にとっては少し利用者がギラついているイメージがあって苦手だったんですよね。ここならそういう心配もなく、違和感なく存在できる感じがしますね。(ラーメンをすする音)
───ありがとうございました…!ラーメンを食べている中、失礼致しました。
ラーメン:いえいえ、ご苦労様です。(ラーメンをすする音)
このスペースには一体何があるのか
───次は、実際このスペースに何があるのか見せてもらっても良いですか?
羊さん:では、一服がてらスペースを一周ご案内しましょうか。
利用者の要望に応えて、本やコンピュータ、楽器などが自然に手にとれるようになっており、キッチンスペースなどもあります。
(どんな本が置いてあるのか気になった方はこちら)



取材当日も自家製のおいしいバナナケーキにアイスクリームを添えて出していただきました。

通称「鳥の巣」。一度入ると出られない
───こんな快適な環境を、本当にタダで使って良いんですか???
羊さん:はい、もちろんです。「儀式」を通過すれば。
───??????????????

脳内のイメージ
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