【祝優勝・世界大会出場】League of Legends、新時代のスポーツがガチで熱い。【東大LoLサークル】




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1戦目。

決勝戦は2本先取。この1戦目を取ったチームが優勝にいきなり王手をかける。

オフライン会場という慣れない環境が緊張を生み、選手の判断を狂わせていくが、果たして。

1戦目、Ban/Pick中のUTチーム。戦い方を決定づける重要な選択とあって、インカムを使ったチーム会議で、慎重な読み合いが行われる。

試合が始まって一番最初に行われるのは、Ban/Pickと呼ばれる、使用するチャンピオンを順番に選ぶ局面である。

同じチャンピオンは一人しか使えないため、両チームが順番にPick(選択)していく早いもの勝ちとなる。

また、Pickする前にBan(禁止)といって、この試合で使用不可にするチャンピオンを選ぶことができる

そのため、得意なチャンピオンが一つしかない場合、それをBanされてしまうと使えなくなってしまうので、不慣れなチャンピオンを使って戦うしかなくなり、試合が始まる前から不利になってしまう

UTknot選手は、ここまでの試合で、フィドルというキャラクター1体のみを選択してきた。

そのため、TSA側は最初のBanでフィドルを選択

これによってknot選手はフィドルを選択することはできず、1試合目は代わりに別のキャラクターを選択した。

TSAがフィドルをBanしてくるのは分かっていたので、相手が自由に使えるBanの枠が一つ減って、Ban/Pickの戦略は立てやすかったですね。ーshu8 

決勝戦に至るまでの戦いをブラフとして使ったUTチーム。序盤から有利を作っていく。

ここで注目して欲しいのは、チャリンとお金がなる音のタイミングだ。選手がその小さい生き物(ミニオン)にトドメをさした時に鳴っているのがわかるだろうか。

LoLでは、モンスター(もしくは相手チャンピオン)を倒した賞金は、トドメをさしたプレイヤーに与えられる。

このことが後にドラマを引き起こす

 

開始4分、大きな動きが起きる。

TSA Dominion選手が、UT knot選手とTSA Junsen選手の1対1に乱入し1対2に

数的不利に陥り、ピンチになったknot選手は右下へと逃げ出す。

討たんと追撃するTSAはジャングル内に突っ込む。

そのTSAを、「待たせたな」と言わんばかりにshu8選手が横から攻撃!

もはや瀕死での撤退は、相手をおびき寄せるための演技だった…!

島津の釣り野伏せを思わせるような作戦で、相手を討ちおとすことに成功した。

しかし、序盤は優勢のUTだったが、徐々に怪しい展開になっていく。

 

23分、UT5vs5の集団戦で全滅を喫してしまうshu8選手はこのプレイをこう振り返っている。

uinyanがULT(最も強力な技)のタイミングを5,4,3,2,1…ってカウントして、それに合わせて突撃する予定だったんですけど、”5″って聞こえた時にビビって、間違って突撃しちゃったんですよね。ー shu8

大舞台には魔物が棲んでいるようだ。

TSAはさらなるビッグプレーをみせ、UTに迫る。

 

35分、戦闘を有利にすべく、大型モンスター獲得に挑んだUTチーム。

モンスターの体力を必死に4人で削るも、

最後の一撃をTSA Dominion選手に奪われてしまう。

思い出していただきたい。

 

モンスターの賞金は、トドメをさしたプレイヤーに与えられる

 

このスティールと呼ばれるプレーは、成功すれば相手の資源を丸ごと奪えるが、失敗すれば敵陣に突っ込み犬死にする、ハイリスクハイリターンなプレーである。

このプレーを決めたTSAが試合の流れを完全に掴んだ、

 

 

 

かに見えた。

 

今度は、

TSAチームが狙う大型モンスターをshu8選手がスティール!

失敗をすぐに取り返すビッグプレーを見せ、

まさかの再逆転。

UTが再び主導権を奪った。

このビッグプレーの連続に観客席は最高潮の盛り上がりを見せた。

基本的にうちのチームって、試合中は一切ネガティブになることなくて。

エルダードレイク(大型モンスター)を取られたとき僕は落ち込んじゃったんですけど、チームメイトはみんな「気にすんな、気にすんな。バロン(大型モンスター)みんなで行こうぜ」って言ってくれて。

たまたまですけどスティールできて、試合を取り戻せたかなと思いました。ー shu8

今度はこの優位を最後まで守り切ったUT。敵本拠地(ネクサス)を削り切り、46分に及ぶロングゲームを制した

 

2戦目。

1戦目を落とし、後がなくなったTSAチーム。2戦目に向けて気持ちを立て直す。

続いて2戦目。

TSAはMidレーンをJunsen選手からMassa選手に変更し、より攻撃的なチーム編成へ。

一方、UTも2戦目に向けて新たな作戦を発動する。

2戦目作戦会議中のknot選手(左)とshu8選手(右)。

uinyan選手が得意とするモルデカイザーを軸にした構成を選択。モルデカイザーは、育てば無類の戦闘力を発揮し、しかも倒したドラゴンを使役できる代わりに、奇襲と序盤に弱いというハイリスク・ハイリターンなチャンピオンだ。

UTは、このモルデカイザーのデメリットをできるだけ潰し、あとはウイニングランさながら暴れまわる選択をした。

これが吉と出るか凶と出るか。

(モルデカイザーを選択し、会場は大いに湧いた。”狂人”とも言われるuinyan選手のプレイングに、期待が集まる。)

 

UTは当初の作戦通り、今度は危なげなく大型ドラゴンを獲得。

そのままuinyan選手がドラゴンを連れ、チーム全体で護送していく。

そしてこの攻撃である。

開始7分、通常ならば序盤の探り合いのような時間帯だが、いきなり障害物を8割方削ってしまう猛攻を見せる。

序盤に弱いなら、さっさと序盤を終わらせてしまえばいいじゃない。

とはいえ、TSAも黙ってはいない。

 

開始10分、4対5の大規模戦が発生。UTを1人討つ奇襲に成功し、リードを縮めた。

 

しかしやはり、モルデカイザーの活躍が止まらない。

開始13分、大型モンスター周辺で大規模戦が発生。

2匹目の大型モンスターを狙うUT

しかしそれを阻止しようと、TSAも全員で背後から襲いかかる

UTは、knot選手が身を呈してTSA5人の攻撃を食い止める。

その間、UT4人掛かりでモンスター獲得に成功。

knot選手が命をかけて稼いだ時間を使って、残りの4人は反転攻勢

uinyan選手が返す刀でモンスターを使役し、TSA Dominion選手, RaySight選手を立て続けに倒した

このプレーに会場からはuinyanコールが響いた。狂人マジぱねえ。 

 

UTはこのモンスターを使い、 さらなる優位を求めてこのゲーム3匹目のモンスター獲得に動く。

しかし、1戦目同様にスティールを狙い、モンスター周辺にTSA Dominion選手が待機している。

攻撃を集中させるUT

しかし、TSAの後続が徐々に迫ってくる。

モンスターの体力が残りわずか。Dominion選手がスティールを狙って突撃した瞬間、

 

 

 

「もう、スティールはさせない」

 

 

 

UT shu8選手が移動阻害のスキルを発動。阻まれたDominion選手はモンスターに攻撃すらできない。

最後まで侵入を許さず、UTが確実にモンスターを獲得した。

バロン(大型モンスター)を倒せる段階で、相手が来ても来なくてもW(移動阻害のスキル)を押そうとは思っていました。ーshu8

1戦目の教訓をすぐに2戦目に生かす。

徹底した危機管理と失敗からの学習能力が、UTの強さの源泉なのかもしれない。

 

この勢いのまま敵ネクサスを割り切ったUTが2戦目勝利。

東京大学が決勝戦を制し、LoL学生大会の頂点に君臨した。

見事優勝を果たした東大LoLサークル。優勝賞品として、300万円相当のサークル旅行が贈られた。

 



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