この記事の発端は、突如UmeeTに舞い込んだ取材依頼だった。
「七夕の夜に渋谷で行われる合コンを記事にして欲しい。」
依頼人はこの方。
Twitterで話題の、今年度東大ミスターコンファイナリストの田中智大さんだ。
田中さんが立ち上げた学生団体Tanabataが七夕に合コンをセッティングしたそうで、
なんと、148人の男女が参加するという超大がかりなものらしい。
「なんでミスターが合コンやってんねん、もっとやることあるやろ」と思ったが、本人曰く
「自分は初対面の人や女の人と話すと緊張してしまうため、相手との距離感を掴むのが少し苦手です。
そんな自分を変えるべく、いろんな人と会って話してみたかったからと、七夕だしたくさんの出会いが生まれるといいなと思ったから、この合コンを開くことにしました」
だそうである。
ミスターコンに出るようなイケメンが女の人と話すと緊張してしまう〜なんて言ってもイメージ戦略にしか見えないし、
「七夕だしたくさんの出会いが生まれるといいな」ってなんか突然適当になった気がしたが、
なんだかんだ言って楽しそうなので潜入させてもらうことにした。
さて、潜入取材を実行したのはこの3人。
簡単に紹介させてもらうと、左から順に
普段、合コンの「ご」の字も出ないドイ語クラスにいるイカ東の、やすはる(文科三類1年、この記事のライター)
見た目は東大女子感0だが常人より数倍早口な、メアリー(文科二類1年)
女の子に対してヒカキンのモノマネを頻繁にやってしまう、傭兵(理科一類2年)
である。ちなみに誰も合コン慣れしていない。
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とはいえ、ただ行くだけではつまらない。
そこで、
「合コンに参加する他大生たちから、東大生に対する率直なイメージを聞き出す」
という目標を設定し、
大阪大学の学生という体で参加することにした。
東大生に東大生のイメージを聞かれて率直な回答をしてくれる人はかなり少ないだろうからだ。
そんなこんなで準備をして、僕たち3人はいざ、合コンへ足を踏み入れた。
とかカッコつけて言ったが、僕たち3人は全員遅刻した。
遅刻がなんだという声が聞こえて来そうだが、一瞬で空気が出来上がる合コンに遅れるというのはかなりのハンデである。
想像以上にガチャガチャしてるし、駒場幼稚園とは明らかに異なる騒々しさ。
UmeeT取材陣一同、完全に圧倒されてしまっていた。
が、圧倒されていては記事が書けない。
「圧倒されるな、飲み込まれるな、普段の自分を取り戻せ…」と心の中で唱えつつ、東大生へのイメージを聞いてみたのでぜひ読んでみてほしい。
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まず、僕のレポから始めよう。男子に対するイメージを聞いてみた。
「イカ東がなぜチェックシャツを着るのか特集して欲しい。」(東大女子)
一発目、まさかの東大女子だった。
一説によると人間の記憶に最も残りにくい柄がチェックだそうで、自分という存在が他者の記憶に残って欲しくないというのが理由なのかなあと思ったり。
「最終的には中身がよければそれでいい」(日大女子、一橋女子)
(彼女たちもファッションセンスは好きじゃないらしいが)天使を見つけてしまった。
善良なイカ東はそこそこモテるのかも?
ちなみに、一橋女子に一橋男子と東大男子の違いも聞いてみたが、
「東大にはバリバリのウェイもいる、一橋にはいない。」
だそう。
女子が同じ大学の男子に厳しいのはどこの大学も同じなのかもしれない。
「東大男子は普通の人がいない。クズはとことんクズ、いい人はすごくいい人。」(同日大生)
東大生と何かあったのだろうか。
「友達としてなら早慶がいいけど、真面目に人として付き合うなら東大の方がいい。ビジネスの話とかしたい。」(同日大生)
知的だ。
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