【アジアを揺るがす社会起業家!?】今最もアツい男「安部敏樹」を取材したら目から鱗が止まらなくなった、どうしよう?




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ちょっと心地よくない瞬間が大切

(筆者) マイノリティーのラベリングの問題とか本当になるほどって思うんですけど、マジョリティーの中にいたらなかなか気づかないですよね。例えば、自分は男子なので、「女子」っていうラベリングの問題なんて考えてことなかったですし……。

     どうやったら気づけるようになるんですか?

 

(安部) うーん、何よりもまず話すことが大事だね。

 

(筆者) と言うと?

 

(安部) 人って自分と似た様な人と集まりがちだよね。自分と異質な人とコミュニケーションをとるのは難しいし、同じクラスターで集まると楽しいし心地いいんだよね。

     けどそれじゃ想像力が働かないよね。男子だけで集まって勝手に女子にラベリングしちゃったりさ。例えばさ、オリエンテーション合宿に行くと必ず男女分かれて固まるんだよね。

 

(筆者) あぁ、わかります。自分も男子で固まってました……。

 

(安部) でしょ?だから、できるだけ毎年オリエンテーション合宿に行ってまず男女の壁を壊すわけ。

 

(筆者) それで男女が話すきっかけを作ってたんですね。

 

(安部) ヘテロセクシャルの人が同性愛者の人にラベリングしたり、正規雇用の人が非正規雇用の人にラベリングしたりするのも同じことなんだよね。    

     つまりさ、社会問題っていうのはラスの中で起きてることが世の中全体でより幅広く起きてるわけよ。

     ここで、意図的にちょっと触れ合う機会とか議論をする機会とか、相手のことに想像力を働かせる機会を作るっていうのがすごく大事じゃないですか。リディラバがやっているのはそれを社会全体で作っていくことなんだよね。

(筆者) クラスの中で起きてることが社会全体にも……、すごく身近でわかりやすいですね。

 

(安部) 実際にマイノリティーの人と一緒に作業すると自分が知らなかったことに気づくんだよね。マイノリティの人とそうじゃない人の住み分けが過度にならなければいいなっていうのが俺らがやってるスタディツアーなんだよ。

     だからちょっと心地よくない瞬間を作るってのが大切!大学で興味のない授業を取って勉強してみるとかさ。最近はフィルターバブルって言って、SNSとかで自分の都合のいい情報ばっかり集まってくるようになってるでしょ?

 

(筆者) 耳が痛い話ですね。

 

(安部) だから昔以上に人の痛みが分かりづらくなった今、自分と近くない人と触れるのが大事ってことなんだよね。

フラットに議論できる場に飛び込む

(安部) あとは本質に近づく力っていうと、最近の学生は東大生も含めて他者と議論を突き詰める作法を持ってないよね。過度にコミュニケーションに気を使ってしまって。

 

(筆者) 議論を深めるというと?

 

(安部) なんでそうなの?本当にそうなの?っていう話をどんどん突き詰めていく機会って大学に入ってそんなにして無いよね。例えば、東大の男女比率の問題にしても、実際に突き詰められたらどうする?

 

(筆者) 困りますね、普段あんまり考える機会もないですし。

 

(安部) それは本当にそうなのかっていう検証を繰り返さないといけないじゃない。だからそういう知の訓練をしなきゃいけないんだけど、あんまりしてないでしょ?東大生は大学に入ってからあまり競争したがらないし。

 

(筆者) 授業にしても、あまりないですね。

 

(安部) ディスカッションできる環境が欲しいよね。

     だからとにかく、フラットに議論できる場に飛び込みなさい!

     じゃないと思考能力も上がらないし、東大でなら議論が当たり前にできる文化を創らないとね。

(筆者) 具体的にどういう場に飛び込めばいいんでしょうか?

 

(安部) 学内ならいい先生のゼミとか行くのがいいよね。変な話、喧嘩を売りに行って、その喧嘩をするのを厭わない先生のところに行くのがいいよね。

 

(筆者) 先生に喧嘩腰で挑むぐらいがちょうどいいってことですかね。

 

(安部) そうそう。先人への敬意は必要だけど、結局先生をヨイショして終わるっていうのは最悪だよね。

じゃあ、行動を起こすには?

(筆者) ここまで社会問題に気づき考える術をお聞きしたのですが、じゃあいざ行動に移す時には何をすればいんでしょうか?

 

(安部) ハハハ、本音を言えば「てめぇで考えろ」って話なんだけど、結論から言えば試行錯誤が大事なんだよね。

     俺だったらまず当事者とその概観を把握している人にそれぞれ話を聴くかな。もしかすると、扱っている問題が一般事例じゃなくて特殊事例かもしれないし。

 

(筆者) 一般事例と特殊事例ってどういうことですか?

 

(安部) 例えば、障がい者の就労の問題。私と仲のいい友人に乙武(洋匡)さんって人がいるんだけど、その人の本って日本の書籍の歴史上でトップレベルに売れているわけ。そんな乙武さんに話を聞いて、「ほう、障がい者ってみんな稼げるのか」ってなる?

 

(筆者) 違う気がします!

 

(安部) そうだよね、乙武さんだからできたことであって、特殊なケースだと思うんだよね。特殊事例ってのはそういうこと。

     それを判断するためにも、概観をできる人に話を聞いたりデータを見たりしてそのケースが全体のどこに位置するのかを考えて、また現場に話を聞きに行く。結局それの繰り返しなんだよね。リディラバの7原則にもあるんだけど、ミクロとマクロを行き来するのが大切ってこと。

     これをヒントに行動したらいいんじゃないかな。

 

次は、イノシシの話???



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長谷部に似てる、それだけ。

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