JICA勤務の東大OGとランチに行って色々聞いてみました【環境は人を成長させる】




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母として、社会人として。

 

編:金澤さんはお子さんがいらっしゃいますよね。「母親」と「社会人」をどのように両立してらっしゃるんでしょうか?

金:出産する前はどっちもちゃんとやりたいと思っていたんですけれど、実際出産を終えて復帰してみると、「両方ちゃんとやるなんて全然無理」って感じです。

両方やるなんて全然無理!

編:無理なんですか!?

金:出産前より圧倒的にやることが増える一方で、仕事は短時間勤務にしていてとにかく時間がないので、日々ひたすら回して生きていくって感じになってしまう時もあります。

でも時間の制約があることで仕事の生産性は出産前より上がっているし、いつも自分の中で物事の優先順位をクリアにしながら行動するようになりました。

また、子育てを通じて仕事では行く機会のない場所に行き、会う機会のない人に出会うことで、これまでとは違う物事のとらえ方や感性が身に付き、世界が広がると感じます。

そしてなにより、子どもはわたしの人生にたくさんの喜びを与えてくれて、子どもとの生活は本当に楽しいです。大変だけれど。

ただ、無理にちゃんと両立したいと思うとストレスが溜まってしまうので、そういう時は心を緩めて、なるべく心身ともに健康に生きていくことを優先します(笑)

編:心を緩める……。

今100%のことをできているかってのは別として、人生を長い目でみて、将来の自分が振り返ってみたときに仕事に対しても家族に対しても、自分なりの達成感があればいいのかなぁと。

どういう生き方をしても選択肢はたくさんあって、「あっちを選択してたらああだったかな」とか考えることはあると思うんですけれど、もう自分で選んだ道をベストにしていくのが一番ですよね。

 

編:「自分で選んだ道をベスト」にするとは、例えばどういうことをされたのでしょうか。

金:元々海外赴任に行きたいと思っていて。それについては前々から彼に伝えていて、そして結婚したんです。

でも、いざ結婚してみると新婚生活が楽しすぎて「海外赴任行かなくてもいいんじゃないか」って思い始めて(笑)

日によってどうしたいかも変わってきちゃって。周りには「奥さん一人で海外赴任するなんて旦那さんかわいそう」とか言われてショックを受けることもありました。

ただ、それはそれとして、自分が本当にどうしたいのかっていうのを考えたんです。

自分の人生を長い目で見たときに、今後子供は欲しいし、子供が生まれたら考慮しなければならないことが増えて動きにくくなるだろうとか、親もいつか介護が必要になるだろうしその時にはもう動けないなとか。

いろいろ考えた末、やっぱり行くなら今しかないなって思い、海外赴任しました。

 

(海外赴任してから)自分は新しい環境で楽しくやっているけれど、置いて行かれたほうがさみしい思いをしているだろうと思っていて。

それも自分の責任だと認識したうえで、それでも自分がここに来た意味があるようにって気持ちで過ごしていました。

編:日本に置いてきた家族の寂しい想いを背負って、海外赴任という自分の選択がベストになるよう最善を尽くされたんですね。めちゃくちゃパワフル。

 

編:もしこれから海外赴任があったときに、お子さんを連れていきたいと思われますか?

金:JICAの制度として、一定年数以上勤務すると、海外赴任せず、東京都内を基本として国内拠点の勤務地限定申請を出せる制度もあるんですね。

ですから、子供が小さいときにはその制度を使う人も多いんですけれど、一方で最近子連れ赴任をする人も増えていて。

実際カンボジアに赴任した時に、子連れの先輩がいて。それを見ていたらあり得るかなと思い始めました。実際にどうするかはさておき、実例が身近にあって選択肢として持てることが希望になるのでいいなあと思います。

 

意外と途上国のほうが子育てをしやすい説ってのがあって。

東京だと最近よく言われているように保育園も入るのも難しいし、通勤もつらいし、誰も助けてくれなくて全部自分でやらなくちゃいけないパターンが多くて本当に大変なんです。

でも途上国ではお手伝いさんの文化があって人の助けが得られるっていうのと、町が小さいので職住近接型で通勤が楽だったり、昼休みにちょっと帰ってお昼を食べられたりするのもいいなって思います。

 

編:途上国での経験が、子育てに生かされるという面もあるのでしょうか?

金:途上国での生活って、やっぱり東京とは価値観が全然違うんですよ。それは実際に経験してみないとわからない。

そういう環境に小さいころに放り込まれることによって、視界がぐっと広がる。そんな経験を子供にさせてあげたいですね。

それが吉と出るか凶と出るかは賭けになるんですが、その選択もまたベストにしていきます(笑)

好きに生きたらいい、違う国では違う生き方もある。

 

編:大学生にメッセージをお願いします!

金:そうですね……。好きに生きたらいいと思います。

わたしが大学生のころ、東大生はみんなちゃんとしたビジョンをもってしっかりしていて、「失敗しちゃいけない」みたいな雰囲気があるように思えたんですけど、実際そんなことはなくて。

就活で行きたいところに行けなかったら人生終わりというわけではないので。当時はそんな気がしていましたけれど、今思えば全然そんなことはない。転職もありますし、違う国では違う生き方もあるわけです。

学生時代はそんな大きな組織を背負っているとかではないですし、失うものよりも得られるもののほうがずっと多い。好きなことにチャレンジしていけばいいと思います。

 

編:金澤さん、ありがとうございました!

ところで、パンが放置されちゃっているので食べちゃいましょう。

金:そうですね(笑)

(※食べログ3.53評価のパンたちは編集部と金澤さんが美味しく完食しました)

 

終わりに

今回金澤さんに会いに行ったことで、JICAのことや、働く女性の実情など、なかなか普段知ることのできないお話を、和やかな雰囲気の中でランチを食べつつ伺うことができました。

 

わたしが金澤さんに会いに行くために用いたVISITS OBというサービス。

気になる社会人にLIKEを飛ばし、LIKEが返ってくるとマッチ!メッセージのやり取りをすることができます。OB・OG訪問とは違い、ゆるい雰囲気で社会人の先輩と1対1で話すことができるので、非常に貴重な機会になるはず。

こちらから登録してみんなで優勝しよう!

 

余談ですが、ランチめちゃくちゃ美味しかったです。わたしの貴重な一食となりましたありがたや……。

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アリサ

実質時給692円で働いていました。お友達が欲しいです。

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