JICA勤務の東大OGとランチに行って色々聞いてみました【環境は人を成長させる】




LINEで送る
Pocket

学生時代

 

編:学生時代はどのように過ごされていたんですか?

金:授業と、当時所属していたテニスサークルに打ち込んでいましたね。前期教養課程では就活を意識して特に何かをするということはなくて。

ただ、授業であれ何であれ、一つのことに打ち込むのって学生時代しかできないことだし、やっといてよかったなって。

月並みですが、自分の中の「核」となる体験ができたし、一生を通して付き合っていける友達もできました。

 

編:金澤さんの「核」とはどのようなものなのでしょう。

金:自分自身に対する理解や信頼のようなものだと思います。

 

私の場合は、テニスサークルでレギュラーを目指して日々練習する中で、ひとつのことに集中的に取り組むことで自分がこれだけ努力できるんだという自信が得られ、また逆に限界も実感をもって分かりました。

 

それまで自分自身について深く考えることはあまりありませんでしたが、サークル運営上の課題やテニスの技術的な課題にぶつかったとき、自分がどのように考えて行動する人間なのかということが分かり、自分と向き合い自分を理解する良い機会になったと思います

 
 

 

編:自分と向き合う機会は確かに貴重ですね。 逆に、「大学時代あれやっておけばよかった」と思うことってありますか?

金:うーん、悔いなくやりきった感があるので、あんまり思いつかないですね。

あえて言うなら、もっと社会人の方と話す経験ができればよかったなぁとは思います。

就活のためだけじゃなくて、もっと自然体で話せるこういう機会がほしかった(笑) 

OB訪問ってやっぱり緊張しちゃうんですよね。そう思うからわたしも今、社会人として学生さんとお話するこういった機会を大事にしているんです。

 

あと、旅行では結構海外行ってたんですけど、留学はしなかったので、もしやっていればまた違う広がりがあったかなぁと。

編:留学されてないんですか!?JICAに就職されているので、されているものだとばかり……。英語のスキルはどのように習得されたんでしょう。

金:小さいころから英会話や海外の人との文通を行っていて英語は得意でしたが、やはり留学経験や海外在住経験がなかったので、就職した時点では喋れるかといわれるとそんなことはなかったんです。

JICAは海外出張の機会が多くて、あとは一年目に海外事務所でのOJT(日常業務を通じた従業員教育)があるんです。それで現場に行くと、英語ってのはただのツールでしかないことに気が付きました。

そのツールすら使えない、第一歩が踏み出せないことに関して強い危機感を抱きましたね。

喋れないと本当に何もできない。そういう環境に身を置くと、努力するようになりますから、OJTの前後は本当に集中的に英語を勉強していました。

 

編:具体的にはどのような勉強をされたんですか?英弱のわたしに教えてください……。

金:社会人になって数年後に海外赴任があることが予想できたため(実際は6年目に赴任となりました)、それまでの期間を特に集中的に以下の形で勉強しました。

①ニュースや著名人のスピーチを題材にして学ぶ語学学校に週末通学(1年半程度)

②勉強の成果を測定する具体的な機会として、1年に一度を目安にTOEICを受験

③受験に向け通勤中や朝晩の自宅での時間を使ってTOEIC過去問やネットで無料で聴ける英語ニュースで勉強

英検1級に独学で挑戦。

 

①~③においては、TOEICの点数を上げることが目的にならないよう心がけました

 
 

また、④の英検について。一次試験は一発合格だったのですが、二次試験は一度目はわずかに点数が足りず、二度目は海外出張と重なってしまいで結局あきらめてしまいました。

 

二次試験でスピーキングもあるので、総合的な英語力を養うには挑戦しがいのある目標だと思います。

 
 

一次試験は語彙の難易度が高いので、その点は英検向け参考書で勉強し、あとは過去問で全般的な準備をしました。二次試験はスピーチ集のようなもので勉強しましたが、スキルが求められるのでスクールなどに行ってもよかったかなと今となっては思います。

 
 

わたしは留学経験はありませんが、その点は継続的に勉強することで十分カバー可能だと思います。

 

点数だけでいえばTOEICは一度満点も取れました。

 

といっても現在の自分の仕事における英語力はぜんぜん満足のいくものではありません。仕事では英語のスキルだけでなく、話す内容をしっかりもっていることが重要なので、両方の側面からの努力が必要だと考えています

 
 

編:すごく参考になります!ありがとうございます。留学経験がなくとも、英語力を向上させることは十分に可能なんですね。

金:ええ。JICAは一般的な会社に比べたら留学経験のある人は多いですけれど、初めてパスポートを作ったって人もいますよ!誤解を受けていて就職説明会でよく聞かれるんですけれど、留学は必須ではないです。

海外やJICAの仕事に少しでも関心があるけど語学をハードルに感じているという学生の方がいるのであれば、そういったところは必ずしも本質的ではなく後からカバーできる分なので(まだ大学での残り時間もありますし)、ぜひチャレンジしていただきたいです。

 

次ページ:母として、社会人として。金澤さんがぶち当たった壁とは。

あわせて読みたい

LINEで送る
Pocket

ABOUTこの記事をかいた人

アリサ

実質時給692円で働いていました。お友達が欲しいです。

この記事に感想を送る▼

メールアドレス (必須)

メッセージ