はろー、えぶりわん!ゆみです。突然ですが、留学していた人のモノマネします。
「課題とかめちゃくちゃ大変だったし、つらいこともあったけど、色んな友達できたし楽しかったよ!」
どうです?うまいですか?
「(マイナスのこと)けど、(プラスのこと)で楽しかった」構文を使うと結構簡単にモノマネできます。
マイナスには課題の量・美味しくない食事・治安の悪さなどを、プラスには友達・貴重な経験などを入れるのが鉄板です。
何より最も大事なモノマネポイントは、『(プラス)で話を締める』ことです。
私も留学していました。それで、日本に帰ってきてから留学のことについて聞かれるたびに、「(マイナス)けど、(プラス)で楽しかった」構文めちゃくちゃ使っていました(&います)。
でも、「(プラス)で楽しかった」のは本当なんだけど、もっとちゃんと「(マイナス)けど」の部分を話したいと思ってきました。
何でかというと、facebookとか留学体験記とかでは、どうしても(プラス)を多くの留学経験者が話してしまいがちだから。自戒もこめて。
でも、UmeeTでは「これまで言いたかったけど言ってこなかったこと」を書くのが推奨されているらしいので、今回は、(マイナス)を書きます。
(例えば、賛否両論うずまいた、帰国子女がブチ切れてる記事とかね。)
どマイナス!!!
私は大学2年生の夏、カナダの語学学校に2ヶ月間通っていました。
はい、「2ヶ月じゃ、留学じゃない」って言った人!私と同類の匂い(ひねくれ野郎)がしますが、「留学」の定義には期間はあんまり関係ないらしいですぞ。ひねくれモンスターはサイトをチェックしてね。
話を戻すと、カナダの語学学校に2ヶ月週5日通ってました。で、そこでドイツ人の女の子達から、多分いじめられていました。
当時は「バトルしていた」と思っていましたが、私1人対ガールズ3、4人で、精神的にもきつくて、今思うと「ああ、あれはいじめだったな」っていう感じです。
入学初日に受けるテストでクラスが決まるんですけど、幸か不幸か私は一番上のクラスに入りました。
初めは、メキシコ(1人)、コロンビア(2人)、ドイツ(2人)、スペイン(1人)、カナダ(1人フランス語圏ケベックからの留学生!)、中国(1人)、サウジアラビア(1人)、日本(1人=私)という、国籍バラバラなザ・インターナショナルなクラスでした。
(※文法のクラスとスピーキングのクラスがあって、ここで話すのはすべて文法のクラスのお話です。まあそんなに詳細興味ないよね。)
が、ちょうど欧米で学期が変わる時期に、一気に多くの留学生が母国へ帰って行きました。
その頃新しく高校を卒業したばかりのドイツ人の子が少し入ってきて、私のクラスは、ドイツ(4人)、サウジアラビア(1人)、日本(1人=私)となりました。
しかも、みんな多感な(?)ティーンエイジャー。(今は私22歳ですが、当時は19歳。ドイツ人の女の子たちは、17歳の子・3人、21歳・1人。)
ティーン女子が集団になった時の、暴力とかではない怖さをここで初めて知った気がします。
私はめちゃくちゃ平和な女子校に通っていたので、よく言われる「女子は怖い」とかいう通念はミソジニー(女性嫌悪)のクソだと思っていました。今でも思ってますが。
[広告]
全部すごい10代の女の子に典型的なレパートリーです。
1・明らかになんかコソコソ陰で言われて笑われる。
2・私の発言に対して意地悪なことを付け足して言ってくる。
3・私の言うこと完全に無視。
ああ、こう書き出してみるとつらいっすね。
でもなんかこういう経験身に覚えのある人、結構いるんじゃないですかね?どうですか皆さん。「あ〜これやってたな…」っていう人も、「やられてた…」っていう人も割といる気がします。
(男子のいじめっていうのはまた違ったりするのかもしれないけど。)
1のパターンでは、こういうことがありました。
授業で英語の難しめのなぞなぞを解こう!ていう回があったんですけど、私が「よしやるぞ!」ってやる気を出していたら、ドイツ人の女の子が他のドイツ人の女の子に小さな声で、
「そりゃ頑張るわよね、日本人ってガリ勉だから。」
ってこそこそ言ってるのが私の地獄耳に届きました。
せめてドイツ語で言ってくれたら…。
2のパターンは、こんな調子。
私は家で猫を2匹飼っていたのですが、1匹の名前はポロと言います。
小学校の友達の家の犬の名前・ポロンを軽率にパクリました。良い名前だと思って、子供ながらに。
で、「私の猫の名前はポロって言って〜」って話していたら、ドイツ人の女の子が、
「え!?何?プアー(※poor:貧しい、可哀想)?!あなたの猫、プアーって言うの?何でそんな名前にしたの?キャハハハハハハハハハハ」
私の猫の名前が「貧しい」に似てるという話題を彼女は5分くらいずーっと喋っていました。
「そんなんただのイジリでしょ。」っていう人いるかもしれません。
でも、それまでの彼女たちと私の関係は全くもって良いとは言えない状況で、常に何かしらで笑われたり、こそこそ言われたりっていう状態の人から、こういうことを言われたっていうのを理解して下されば。
(重いトーンになっちゃった…関ジャニ∞聴いて元気だそう。ハ〜エンヤコラセ〜ノドッコイセ♫……)
3つめのパターン・無視。
一番単純、一番つらい。
授業中にグループワークで私が何か発言しても、もう完全にスルー。
先生がわざわざ議論止めて、「Yumiは何て言ってたの?教えて?」って気遣ってくれる始末。
私はかなりこの先生が好きで、この先生がいたからなんとかクラスでサバイバルできた感じです。先生ありがとう涙ほろろ。
強調したいのは、私の反応のすべてが模範には全くならないことです。(後を読んでいけばすぐ「こいつクソだな…」って思うと思います)
これは鉄板ですけど、超おすすめです。私は一番上のクラスになったって話しましたが、休み時間とか授業外の時間は、他のクラスの子と親しくしてました。
あと、カナダにもともとホームステイしたことがあったので、その元ホストファミリーと連絡を取って、おうちに遊びに行ったりしてました。
とにかく、自分の楽しいこと、心地が良いことを優先させるのが吉です!!!
「こんなクラスになって最悪…」って思ってたけど、学校に他にも人はいるし、学校外にも人はいるし。
自分の一番近くにいる人が、必ずしも自分に一番合うわけではないので、自分を受け入れてくれる友達やコミュニティを積極的に探しに行くのは超大事です!
(コミュ障脱却を勉強されていた方も同じようなことをおっしゃっていた気がします、あっちの記事の方がおもしろいからってこっち読み飛ばされたら、泣いてしまう。)
そりゃクラスで孤立するあの時間は悲しいし、つらいけど、「私ほかに楽しいことあるし」って開き直れるようになっていくんですよね。
1を達成しちゃうと、嫌なやつってだんだん気にならなくなってくんですよね。「あ〜また何か言ってる…勝手にしとけ」ってなるっていうか。
あと、これは留学ならではの事だと思うんですけど、留学って期間が限られていて、そこで出会った人ともう一回会うことって自分が望まない限りほぼないです。
「どうせこの人たちとはあと1ヶ月の仲よ」と思うと、割と楽になります。
あとあと後悔しないためには、これは結構有効でした。
ドイツ人の女の子たちが、サウジアラビア人のクラスメイトがいるにもかかわらず、「イスラム教徒って、何人も妻がいるんでしょ」「やっぱり彼らは変だからね」と言っていたことがありました。
サウジの男の子に対して、同じ非ドイツ人、非ヨーロッパ人として一方的に戦友意識を持っていた私はめちゃくちゃ腹が立ちました。なお、悲しいことに私からの一方通行でしたが。
そこで「西洋の価値観だけが正しいって思うことが間違ってるんじゃないの」と私から彼女たちに言い返しました。
言い返せたのはこの一回だけです。猫の名前をからかわれた時も、こそこそ悪口言われた時も、ちゃんと言い返せなかったのをすごい後悔しています。
が、私がみじめな気持ちにならずにこの一連のいじめ・バトル経験を話せるのは、こうやって言い返した経験が1つでもあるからこそだと思います。
1〜3は私の反応の中でいい反応だったと思うものです。
これから、私の悪い、ダメな反応を紹介します…。
次ページ:お願い!反面教師にして!ダメな反応シリーズ。