こんにちは、運動会女子バスケ部です!
みなさん女バスに対してどんなイメージがありますか?
爽やかなスポーツ女子?短髪マッチョのゴリラ系女子?それともとりあえずなんか怖い?
・・・いやいやいや
前の二つは置いといて、最後の「怖い」っていうのはなぜか新歓で何回も聞くんですけど
誤解です。
バスケは競技人口が多く、多くの小中学校や高校には女バスというものが存在するため、大抵の人が女バスに対して何かしらイメージを持っているのだと思います。
ただ、女バスと一口に言ってもそれぞれのチームによって色があるんです。
みなさんが持っている女バスに対するイメージが東大の女バスにも当てはまるとは限りません。
新入生の可愛い女の子たちが間違った印象で判断して女バスを選択肢から外すのを見逃すわけにはいかない!!
ということで、今回は東大女バスのリアルな実態をお伝えすべく記事を書かせていただきます。
とはいえ、バスケは特に珍しい競技でもなく、競技自体について説明すべきことはありません。
そこで、この記事では部の雰囲気を伝えることに全力を注ぎます。
テーマは「女バスに入って得られるもの失うもの」
部員の声や日常の出来事を盛り込みながら紹介していきます!
女バスは週に二回、二体の上の筋トレ場で筋トレをしています。
私は筋トレが嫌いですが、部員の中には筋トレ大好きな変わった人もいます。
特に私の同期は、筋トレ後にお風呂上がりの牛乳のような自然さでプロテインを飲みます。好きな味はチョコレートだそうです。
また、練習の前後には体幹トレーニング(サッカーの長友選手で有名ですね)を行います。自分でも衝撃ですが女バスに入ってから9分間の体幹に耐えられるようになりました。
こうして得られた筋肉はバスケにもちろん生かされるのですが、日常生活でも役に立ちます。
例えば、満員電車。
電車に揺さぶられようが周りの人からアタックを受けようが、強いフィジカルを武器に戦っています。
筋トレだけではなくラントレも週に一回あります。
みなさんご存知の通り、バスケは走るスポーツです。
辛くないと言ったら嘘になりますが、勝つためには相手に走り負けないことが必要ということでみんな必死に走っています。
そして筋肉と同じようにトレーニングで身につけた足の速さや持久力も日常生活で生かされるのです。
例えば私は遅刻魔なので、家から駅、駅から目的地まで日々爆走していますが、そういう時に一番「バスケ部でよかった」と感じます。
また、私たちには井の頭線の各停にリレーで勝つという野望があります。
完全に鉄腕ダッシュの影響を受けていますね。
もうすでに2レース行ったのですが、ルールは至ってシンプル。
駒場東大前駅を出てすぐ左の坂道の初めから終わりまでをコースとし、キッチンペーパーの芯でできたバトンを5人のランナーがつなぎます。
競うのは、各駅停車吉祥寺行きの電車の最後尾です。
1レース目の走り始めは駅員さんの「ドアが閉まります、ご注意ください」の声。
アナウンスに合わせて好調なスタートを切ったチーム女バスは、その後も順調にバトンを繋いでいきました。
そして結果は
・・・圧勝
あれ、こんなはずじゃなかった。もっと胸がヒリヒリするようなデットヒートを繰り広げる予定だったのに。
ということで、2レース目。
2レース目のスタートは、井の頭線の動きだしと同時という強気の設定です。
結果は
・・・普通に負けた
ということで、前回のチャレンジは1勝1敗となんとも言えない結果に終わったので、再度の決戦に向けて着々と準備を進めています。
これは本当に鍛えられます。
なぜなら周りから無茶振りに近いキラーパスがどんどん回ってくるからです。
例えばこの写真。
シュールですね。
これはSNS係の「合格おめでとうツイートしたいのでそれっぽいポーズしてください」という一言で撮られました。
冷静に考えて意味のわからない写真であることは重々承知ですが、SNS係の無茶な要求に瞬時に乗っかるだけの力が女バスにはあるということを伝えたかった次第です。
もう一つ具体例を示させてください。
秋に六大戦なるものがあるのですが、そのレセプションで新入生は出し物をします。
今年は漫才をしようということで、とある芸人さんのネタを完コピすることになったのですが、どうせなら「東大生すごい」と思わせてやろうじゃないかと謎のやる気スイッチが入りました。
その結果、一ヶ月間昼休み返上で毎日コント練習。
同クラとの楽しいランチタイムを犠牲にして頑張りました。
同クラとの楽しいランチタイムなど存在しないという人もいましたがそれはとりあえず置いておきましょう。
女バスに入ると様々な人と知り合う機会が増えます。
例えば、OGOBさん。
女バスを卒業された先輩方はOGさんとしてよく練習や試合を見に来てくださり、コーチを退任なさった方々もOBさんとして遊びに来てくださいます。
さらに、年に一度あるOG戦で一緒に試合をしたり美味しいご飯を食べに行ったりするので、お話を聞ける機会も多いです。
とある先輩は就職を支援してくださるとかなんとか・・・。
また、他大の友達もできます。
七帝戦や双青戦、六大戦などはレセプションや打ち上げがあるので交友関係を広めるチャンスです。
あるOGさんは同じ代の京大バスケ部の方と卒業後数年経った今でも交流があり、この間も一緒に東大の練習に参加してくださいました。
日本全国にバスケという共通の趣味を持つ友達を作れるって素敵だと思いませんか?
個人的には、これが大学で運動会の部活に所属する一番のメリットだと思います。
多くのサークルは活動に参加するかしないかは個人の裁量に任され、それぞれのコミット具合に差があるのが現実ですが、部活はそうはいきません。
決まった時間に決まった場所で決まったメンバーと嫌でも会わなくてはいけません。
面倒くさそうと思う人もいるかもしれませんが、この長い時間の共有がチームの結束を強めているのも事実です。
一緒に過ごす時間が長いとお互いに相手の嫌なところが目につくことも増えますが、そうした欠点も含めて受け入れてくれる仲間がいるのは心強いものです。
[広告]
ここまで女バスで得られるものを書いてきましたが、ネガティブな面もちゃんと新入生に伝える義務があるということで、女バスで失うかもしれないものを二つ紹介します。
女バスで失うかもしれないもの、それは第一にJDの輝きです。
というのも、現在の女バスにはJDらしからぬ人がやけに多いんです。
例えば、服装。
休業期間中の練習に来る服装を見ると、なんと私服二人で残りの全員ジャージということも。
ジャージ勢曰く「着替えるの面倒」「ジャージ楽」「朝に服選ぶ元気ない」とのこと。
おしゃれ心とはなんぞやという状態ですね。
でも「ジャージ&すっぴんで電車乗りたくない」という私服派も一定数いるので結局は自分次第かもしれません。
雰囲気に流されない強い心を持ってください。
服装は心がけ次第でなんとかなるからいいとして、なんともならないのが練習でつくたくましい筋肉とあざ。
この子たちのせいで、露出の多い服が着られないという部員がいます。
これは甘んじて受け入れましょう。
断言しましょう、女バスでダイエットはできません。
「え、バスケってめっちゃ走るのに痩せないの?」と思ったみなさん。
違うんです。
女バスでは(体重を減らすという意味での)痩せるという行為が許されないんです。
なぜなら、強いチームに当たり負けない体になるための一つの条件として、ある程度の体重が求められるから。
でもよく考えてください。
他人が人を太っていると判断するとき何を基準にするでしょうか。
そう、体重じゃない、見た目。
そう考えると全てが解決しますね!
ここまで女バスに入って得られるものと失うものを紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
・・・惹かれてきましたね?
さて、「雰囲気は伝わったけど、他の部活じゃなくてあえて女バスを選ぶ理由はないじゃん」という人もいるかと思います。
そんな人のために女バスの魅力を三つほど紹介しましょう。
現在の部員数は15、うち3人がスタッフです。
人数が少ない分、自分が必要とされているという充足感を一人一人が感じられます。
また、部員間の交流も多いため仲が良く、アットホームな雰囲気で活動しています。
女バスには現在コーチさんが二人います。
指導者がいないという部活もある中で、コーチさんが二人も付いてくださるというのは非常に恵まれた環境です。
また、コーチさんはバスケに関して豊富な知識をお持ちで、毎回の練習メニューを長期的な視野を持って考えながら、熱心に指導してくださいます。
そのため、東大女バスは初心者の人も安心して入ることができます。
実際に、部員の中には大学からバスケを始めた人もいますし、高校ではバスケをやっていなかった人もいます。
女バスは大体週に3、4回駒場で練習しています。
練習中はもちろん本気で部活に向き合いますが、その他の時間には自分のやりたい事に挑戦できます。
例えば、バイトやインターンをしている人、兼サーしている人、資格の勉強に励む人など様々な人がいます。
なんと、某塾を利用するなどして難関と言われる司法試験合格を目指している人も若干名。
[広告]
では、長くなってしまいましたが、最後に私から新入生へのメッセージを。(急に語ります)
自信を持って言えるのは、部活はなんだかんだ楽しいということ。
大学生になってまでどうして部活なのかと言われることも多いですが、部活のようにみんなが同じ熱量を持って一つのゴールに向かってひたむきに走ることが許される環境はこの先そう多くないと思います。
それなら最後の学生生活を部活に捧げるのもいいなと考えたわけです。
ただ、これは私個人の考えで、皆さんに押し付けるつもりは全くありません。
例えば大学では幅広くいろんなことに挑戦したいというのも一つの考え方です。
だから自分は大学でどう過ごしたいかよく考えてサークルや部活を選んでください。
考えた上で女バスという部活を選んで、私たちと一緒に頑張ってみたいと思ってくれる人がいたら、その時はいつでも体育館に来てください。
暖かくお迎えします。
<連絡先はこちら>
メール:utwbbc@gmail.com
twitter:@utwbbc(http://twitter.com/utwbbc)
2017年新歓Line:@ddc6325k
最後まで読んでくれてありがとうございました!