こんにちは、いっちーです。
突然ですがみなさん、せっかく東京に来たからにはスナップを撮られてみたい、と思ったことはありませんか?
ストリートスナップ (Street Snap) とは、街で見かける若者たちの服装や着こなしを撮影したスナップ写真のこと。ファッション雑誌などでファッションスナップ、ストスナ(ストリートスナップの略称)と表記されることもある。
いわゆる、雑誌に載ってるアレです。
というか、スナップって本当に一般人が撮られるものなの?と疑問に思ったことはありませんか。
ファッション雑誌には「街を歩く人をスナップしました!」ってあるけど、どうも胡散臭いんですよね。
ほんとはヤラセで、身内のモデルとかを撮ってるんじゃないの?
だいたい、オシャレタウン渋谷を3年間ほぼ毎日通ってるのに一度もスナップに撮られたことがないぞ?
そこでです、その疑問を解消すべく、「スナップを撮られること」に挑戦してみました。
集まったのはこの3人。
どぅーん:文学部2年生。趣味はケツを出すこと。
いっちー:教養学部3年生。クリスマスは坐禅をしていた。
浪人侍:教養学部1年生。20歳。浪人侍という名前の由来はもちろんその風貌から。
やることはいたってシンプル。
スナップ撮られるまでひたすら歩き回る、ただこれだけです。簡単なことです。
場所はやっぱりスナップを撮られそうな場所第一位の原宿・表参道。
世界のハイブランド、そして素敵なカフェたちが集まるこのオシャレタウンなら、スナップにも撮られやすいはずです。
さて、人も集まって、場所も決まりましたが、ここで致命的な問題に気づきました。
なにかわかるでしょうか?
もうお気づきですね、そうです、僕たち、絶望的に服がダサいのです。
なんかよくわからないタイツを履いている男、絶望的な色のセンスの男、そして全身ジャージのロン毛髭男。
この3人では、スナップに撮られるどころの話ではありません。表参道で浮きまくることは必至です。
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スナップに撮られるためにはまず自分たちの格好をなんとかしよう、そういうわけで、助っ人としてこの方に来ていただきました!!!
文化学園大学でファッションの勉強をしている、東大みかん愛好会の小林あづささんです。
この方、去年の駒場祭で「みかん×ファッションショー」を企画、開催した、服に関してはガチプロです。
単刀直入に聞いてみました。
いっちー「あの、僕たちスナップに撮られてみたい、って思ってるのですが、何かアドバイスみたいなものはいただけないでしょうか?」
あづささん「そうだね、やっぱりスナップはトレンドを取り入れた方が撮られやすいと思う。
例えば、死語だけどDCブランドと言われるブランドは今でもストリートで圧倒的な人気を集めてるし、コレクションに出てるブランドはみんなが憧れるものだよね。
あと最近は古着を取り入れるのもいいよね。
でも、一番大事なのは自分のオリジナリティ溢れるスタイルで決めることだと思う!
てか、少しはファッション雑誌読んだり、Webのスナップページを見て勉強したりした方がいいんじゃない、、、?」
※編集部注:DCブランド・・・1980年代に日本国内で広く社会的なブームとなった、日本の衣服メーカーブランドの総称のことで、「DC」とはデザイナーズ(Designer’s) & キャラクターズ(Character’s)の略とされている。有名なのはISSEY MIYAKEやCOMME des GARCONS、YOHJI YAMAMOTOなど。
一同「わかりました!ありがとうございます!!!」
今まで聞いたこともないような用語に圧倒されて、ただひたすら頷くことしかできませんでした。
あづささんにヒントをもらった僕たちは、決行日までに各々どういう服を着ればいいか、全力で考えることにしました。
本当に、全力で考えました。
そして12月某日、いよいよ企画決行日です。
この日は朝早く、原宿に集まりました。そして、お互いにファッションを披露します。
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