どうも、東大2年のひろむと申します! 趣味でTwitterをやってますので是非みなさんフォローしてください。 →( @rmhkwar )
唐突ですがみなさん、ラッパーと聞いてどんな印象を持ちますか……?
“怖い“”チャラい“”イカつい“こんなところでしょうか?
よく考えたら日常生活でラッパーを見かけることってほとんど無いですよね。
なんとそんなラッパーが東大に生息している?!との噂を聞きつけ、取材してみることにしました!
さて、待ち合わせ場所に到着しました!
あれ……?
まさかあの人が今回取材するラッパーでしょうか……?
近づいてみましょう。
???「Yo, お前が駒場の池の鯉 口がパクつき惨めな様だ
ちゃんとしてるかえら呼吸?俺にもしとけや【※編集部の修正が入りました】とチュー
既に上がってる陸の孤島、最早聞けてねえ音の鼓動
それじゃ滝登りはできそうもねえな、俺のフローに飲み込まれんぞ」
こ、この人、池の鯉に対してラップバトルを挑んでる……ッッ!?
ぼく「あ、あの……?今日インタビューさせていただくラッパーの方でしょうか……?」
???「3000フォローのネット弁慶
言うなれば残念小僧のGhetto Mayday
過信しすぎのSNS、すぐに聞こえるさSOS
2次元上の青い鳥、追うお前はまるでチルチルミチル
俺はもってるリアルでマイク、そこらの女もチラチラ見てく。
片っ端から口説きてえわ、ラップで落とすさ黒木メイサ」
いきなり滅茶苦茶ディスられたんですが!?!?
(※編集注 ディスる=非難するという意味です。)
取材大丈夫かこれ?
なんと今回取材するyossi 2 the future氏、ただのラッパーじゃございません!
各分野から様々なスピーカーが登壇するTEDx UTokyoにてラップを披露した事もあるだけでなく、友人たちと協力して”Why not party?!“を始めとした様々なクラブ、ラップイベントを企画されています。
現在は「寺」×「HIP HOP」の激アツイベントを企画されているとのこと!
ただラップするだけにとどまらず、東大内外でさまざまに活躍しているyossi 2 the future氏。そんな彼が一体何を思ってそういった活動をしているのか、そして東大に対してどう思うのかについてインタビューしてみました。
僕「率直に質問したいのですが、なぜ東大に来てまでラップやクラブイベントをしているんですか?
ラップやクラブイベントって東大と相容れない様に思えるのですが……」
yossiさん「音楽やイベントを通じて東大や全く対極の文化を繋げることで面白いことが起こると信じているからなんだよね」
僕「あ、この人ラップ以外も喋れるんだ……」
yossiさん「僕が思う東大生のすごくダサいところは、『自分たちが理解できない文化に対して直接ディスらず、Twitterでこそこそディスりがち』って点かな。
それって直接言わないとお互いの為にならないし、異文化への理解にも繋がらない。
なにより世の中あらゆるブレイクスルーって異文化同士が融合して生まれてることがすごく多いんだよね。
仮にも日本一の大学にいる人がそんな調子で他の文化をディスりあっててどうすんの?って思う」
ぼく(うっ……。すいません……)
yossiさん「その極端な例としてアメリカ大統領選があると思う。
あの選挙ってエリート層が今まで理解してこなかった非エリート層の不満や鬱憤が、トランプの支持として表出してきたわけだよね。
そしてあらゆるメディアや評論家の予想を裏切る形で、トランプが当選してしまった。
でもそれも異文化への理解さえあればもっと違う結果になったんじゃないかと思う。
そしてアメリカで起こっている文化の断絶ってのは、確かに東大でも起きている気がするんだよね」
僕「先ほどおっしゃってた東大生のtwitterの件に通じるものがありますね」
yossiさん「でも僕はそういう異文化にいる人たちを音楽やストリートカルチャーを通して繋げていきたい。
例えば僕が去年の駒場祭で川崎サイファーっていうラッパー達を呼んでラップバトル企画をやったんだけど……。
その時にラッパー達の感情の乗せ方やラップのスタイルに共感してくれた東大生が結構いたんだよね。
音楽とか文化とかってそういうまったく別の世界にいる人たちを繋げる力が絶対あると思う。
僕はそれらを通して東大生とそうじゃない全く別の世界の人たちを繋げていきたい」
[広告]
僕「そういえば、先ほど東大生のtwitterが気に入らないとおっしゃっていましたが、yossiさんでいうイベントは、僕でいうTwitterにあたるんですよね」
yossiさん「!?」
ぼく「今の東大生って東大生同士繋がれる場所ってせいぜい授業、バイト、サークルくらいしかないじゃないですか。
それってめちゃ勿体無いと思うんです。せっかく周りに滅茶苦茶すごい人達や将来凄くなるような人たちがたくさんいるのに……。
で、僕は全く違う世界にいる人たちと繋がりたいなと思ってtwitterを始めたんですよね」
ぼく「実際twitterを通してまったく別世界にいる人たちと知り合えたこともあるんです。
Twitterってただ異文化をディスるだけのツールじゃなく、むしろ異文化の人たちと交流できるツールでもあると思うんですよね。
また、僕も今度駒場祭で『Street Jam』という生演奏に合わせてラップをのせあうイベントをやるんですけど、そこでもラップとバンドの融合や、通りすがりのお客さんも気軽に演奏に混ざれるようなことをしたいと思ってやってます」
インタビューを通して「異文化への理解について」「異なった世界を繋げる文化の力について」ということが浮き彫りになったように思います。
インタビューの最中にも出て来ましたが、僕と今回インタビューしたyossiさんが出演する「Street Jam」という生演奏即興ラップバトルが駒場祭三日間13時から行われます!この企画は
というかなり自由な企画となっております!
場所はなんと駒場祭の路上!情報はtwitterで公開しております→ (streetjamのアカウントはこちら!)
駒場祭で最も熱いイベントになること間違いなし!!
是非遊びに来てください!