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アニオタバンドマンが長期インターンをするワケ。「1つのバイトとして自分史上最高に面白い」

2015.12.26

どうも!ゴシックホラー系ライターのクリッパーです。マイルドに変わったものを取材していきます。

今回は、大学生なら悩まない場合の方が少ない就職活動に関して。
その実態があまり知られることのない、ITベンチャー企業の長期インターンシップとして、ライドシェアリングサービスの株式会社nottecoで働く、東大音感のバンドマン尾形拓海さんに話を聞きました。

何か少しでも参考になれば、と思います。

学生証
  1. お名前:尾形拓海さん
  2. 所属:東京大学経済学部経営学科4年生
  3. 趣味:バンドとアニメ鑑賞
  4. 進路:2社でインターンシップを経験した後、現在株式会社ガイアックスで新規事業開発(株式会社notteco)を行う。卒業後は大手外資系IT企業に新卒入社予定。

ラブライブ!好きのバンドマン

尾形拓海さんは、東大経済学部経営学科で経営学を学ぶ傍ら、東大音感でドラムを叩くバンドマン。趣味は「アニメを見ること」で、インターンでの勤務が終わり実家に帰った後は、親が寝静まり次第リビングのテレビにイヤフォンを挿して、ビールを飲みながらアニメを鑑賞する。

ここまで字面だけ見てしまうと、大学生の中では決して珍しくはないタイプで、趣味にこそ自分の情熱を注ぎ込む人のように見えるそんな彼は何を求めており、そして彼の情熱を引き出す職場とは一体どのようなものなのだろう。

気持よく歌う姿から、自分の気持ちをストレートに発散できる人であることが伺われる

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自由な風土にあこがれて

多くの大学生は、3年生になって就活を意識しはじめる。趣味に打ち込む大学生活は豊かだし、趣味を通じた素晴らしい体験も沢山あるものだが、やはりスイッチを切り替えるべきタイミングというものがある。将来への不安や人生を通じての夢のため、あるいは単純に進む先を決めたいため、然るべき時が来れば就活を意識するものだろう。

尾形さんも、大学3年の夏インターンから本格的に就活を開始した。

「ITに興味があったので、インターンの時点からIT系の企業しか受けませんでした。特に、外資系に一般的に言われる企業風土や働き方、報酬等の理由で、最初から基本的に外資系に絞ることになりました。」

学年や大学を超えてバンドを組み、全員でリズムを合わせて、一つのパフォーマンスを創り上げるバンドマン。

そのあり方は、複数のメンバーが一つのゴールに向かって協力し、チームでパフォーマンスを発揮してゆく外資系企業の働き方に重ねることができる。

「ITで外資というと必然的にGoogle, Amazon, Accenture, IBMと受ける企業が限られます。その中の1社から内定を頂いたので、特に日系企業は受けずそのまま就活は終了しました。」

自由を愛するバンドマンの彼にとって、外資のIT企業に入るということは、まさに水魚の交わりといったものだろう。

就活の域を超えたインターンシップ

「学生団体へのススメ」より

そんな彼は、説明会だけでは分からない現場の空気感を知るため、また就活で使えるような実績を得るため、大学3年の秋に初めてのインターンを始めた。

「親切な会社で、基礎から教えてもらえたため1社目としてはとても恵まれた環境でした。」

1社目は、オフショア開発のマッチングを行っているIT系ベンチャー企業だった。ここでは、主にウェブマーケティングを担当し、グロースハックなどウェブサービスを成長させるために必要な業務を広範に担当した。

ここで彼はIT系企業で働くための基礎的な知識に加え、良い職場環境とは何か身をもって学んだという。

2社目は、秋葉原系のスタートアップだった。ここでは、主にPRとウェブマーケティング、企画・営業を担当した。アニオタバンドマンの彼にとって、そこは事業内容、仕事内容ともに良いところであったとという。

なお、彼はここで働く頃には既に就職先の内定を得ていた。つまり彼は、単なる就職活動の為にインターンシップをしていた訳ではないのである。

就活の域を超えて、アニオタバンドマンは、秋葉原系のスタートアップの成長に貢献するようになった。

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そして最前線の現場へ

2つのインターンシップシップを経験した尾形氏の最後のインターンがnottecoである。

「以前からお世話になっている人材会社の人に紹介してもらいました。」

「その時、同時に3社受けており全てから合格を頂いていましたが、特にnottecoがシェアリングエコノミーという今流行りの事業であったこと、親会社のガイアックスにインターン文化が根付いていること、といった理由からnottecoに決めました。」

「ここでは、戦略立案から実行まで幅広く色々なことを担当しています。具体的な業務内容としては、事業戦略の立案と実行、機能戦略の立案と実行、インターン生10名のマネジメントなど。全てあげているときりがありません。」

海外からやってくる強豪たちに備え、最前線で変化を生み出す責任を負うその現場で、アニオタバンドマンは高速かつ確かなビートにのって、新たな曲を紡ぎ出すリーダーとなったのである。

数ヶ月単位でチームを変えてゆくそのさまも、まさにサークルのバンドのようだとも言える。

自ら現場に入ってみるということ

株式会社nottecoは「人と人をつなげる」をミッションにする企業ガイアックス を親会社とする、今年9月に始まった事業。

そんなアニオタリーダーの尾形さんに、nottecoの何がそんなによくて毎日コミットしているのか聞いてみた。

「他社インターンよりもレベルが高く経験が得られることは勿論、親会社が複数のシェアリングビジネスをやっていることで、社内だけでシェアリングエコノミーの流れを知ることができること、また社外に関しても営業やイベントなどを通じて、シェアリング分野に関わるキーパーソンたちと関わることが出来ます。」

自ら現場に入ってみることで、単なる成長だけでなく、その分野への知見と習熟も手に入れられるということだろう。その様は、いい意味で、オタクのようである

自由を愛し、心の声を届けてきたアニオタバンドマンの尾形さん。
長期インターンシップを重ねて、新規事業開発チームを率いるリーダーになったところであるが、彼も来年4月には就職である。

彼を継ぎ、nottecoやその他のシェアリングサービスを成長させる、次のリーダーを見つけることが、今の課題であるとのこと。

彼のように独創的でエネルギッシュな人間はなかなかいないだろうから、採用が大変になるだろう。

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まずは飛び込んでみてはいかが?

ついでに、募集をしてください! とのことなので、興味のある方はどうぞ。

【募集対象】大学生・大学院生対象(学部・学年不問)

【おすすめポイント】尾形さんより
普通に 1つのバイトとして自分史上最高に面白いので是非やってみたらいいと思う。

・インターン卒業生に活躍している人が多い。LITALICO CEO 長谷川さん, CAV元北京公司総経理,ユニコーン企業2社育成した戴さん, TokyoOtakuMode CFO 小高さん, Photosynth CEO 河瀬さん, PIXTA CEO 古俣さん, Phorosynth CEOAppBank 前CEOでyoutuberのマックスむらいさんなど。

【業務内容】経営企画
マーケティング及びその担当チームの立ち上げ、その他サービスデザインなど
(具体的な内容は面談にて能力・経験を踏まえて決定)
なお、希望次第で、他のシェアリングサービスに配属される可能性あり。
*サービス開発・運用経験が2社以上あればエンジニアとしての採用が可能とのこと。

【勤務期間】3ヶ月〜(2016年3月31日に一端契約打ち切り)

【勤務頻度】週2回〜
(業務や経験次第で在宅可)

【給与】本人の希望を聞いて、相談の上決定

【勤務地】
ガイアックス・東京本社(五反田)

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見過ごされがちなネタを取り上げます。写真は本人です。
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