はじめましてこんにちは。一般通過降年生のヒノと申します。
プロジェクションマッピングと聞いて、何を思うか。
「なんならピーク過ぎた」とか「カタカナ多い」とか思わずに、まぁ読んで行ってくださいよ。
お前も心の奥底で、プロジェクションマッピングを求めているはずだ、そうだろ?
なんて、説明は必要ないですよね、動画見ればわかる。通信容量とか気にせず。
東京駅とか。
こんなデカいオブジェクトに投射できたら幸せだろうなぁ。
Perfumeとか。
プロジェクションマッピング以外にも山ほどの難しいテクを駆使していてハンパない。オリンピックの閉会式の映像演出も担当したライゾマティクスという会社の仕業。
海外だと、プロモーションのためだけに使われてたりする。ザ・ツーリスト。
記事書いてることを忘れていろいろ動画を漁ってしまった。
でもあれだ、こういう動画見た後に思うのは、
生で見てぇ!!!
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この場で、僕はプロジェクションマッピングの面白い動画を紹介したいわけじゃないんだ。
プロジェクションマッピングやってるヤツらが、東大にもいる。しかもガッツリ。ってことを言いたいんだ。
とか
とか。
はっきり言って、イカす。
この文化に触れずに終えるのは、もったいない。
劇の裏方と聞くと、舞台上の華である役者に比べて、光の当たらない地味な印象を持たれることが多い。
そんなことねぇよ!マジで!!
動画の端に出てきた、僕らは、TheatreMERCURYという劇団で主に暴れている。
「なんだよサークル紹介かよ、タグ変えろ!」とか思わないでほしい。
東京駅にしろそこらへんの建物にしろ、プロジェクションマッピングする対象は既存のものであるケースが多い。
しかし!この劇団では劇のために組み上げた舞台セットにプロジェクションマッピングする、つまり、映像を投射する対象からオリジナル!!
言わずもがな、全部ガチの技術だ。
ここから始めて、
こんな舞台セットが立ち、
こんな映像投射。
こんな非日常も可能だ。壁に投射するのとはわけが違うのだ。
実はこれ、2台のプロジェクターを並列して投射している。
気付いた人もいるだろうか、2台使うということは様々な問題を生む。
それぞれの投射する光の範囲が重なってはいけない。左のプロジェクターの投射した映像の右端が、右のプロジェクターの投射した映像の左端とつながっていないといけないのだ。しかも斜め上から投射した文字が客席から見えるためには、投射する映像をあらかじめ歪めておかなければならない。それに舞台上の凹凸も考慮したうえでの映像編集技術が求められる訳だ。
裏方って何でやってるの?とよく聞かれるが、ここまで突き詰められる技術もなかなか無い。
裏方といわれる作業は、全て本番の舞台裏でニヤニヤするための準備だ。
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うちのサークル入らない?
みたいな文科系サークル特有のヌルい勧誘をしてるんじゃない。新歓期でもない。
プロジェクションマッピング、見に来いよ。
って話。
次も、とびきりの舞台セットとプロジェクションマッピングを用意している。この生のチャンスを逃すことはないだろう。
次回、冬公演のタイトルは『熟柿』。ジュクシと読む。小学生の効果音のアレだ。
現代版さるかに合戦と言うべきか、fromコメディtoシリアスな劇になる。
11月11~13日に駒場小空間で行われる。情報はこちらから。
そのうち野外でもプロジェクションマッピングする機会を作る予定だが、まずはこの劇場に足を運んでほしい。
ここまで読んでくれて、本当にありがとうございます。自分の書いた何かが多く読まれることほどうれしいものはない、と脚本を書いていて思う。