留学で圧倒的成長なんて嘘?! ~得たものなんて体重・図太さ・モテ体験だけ~

2016.10.30
Yaska.T

ほら、出たよ。留学体験記。

意識高い人が書くヤツ。

「海外の大学で1年間、語学で苦労して、課題も大変だしツラい経験もあったけど、仲間と切磋琢磨して乗り越えて、自信ができたし成長した!」

…わざわざ大変な環境に身を置くなんて留学する人ってみんなドMなの…?

そんな「留学で圧倒的成長」な雰囲気に対抗すべく筆を執らせていただきました。

留学体験記なんかで多い気がする海の写真(偏見)

申し遅れましたがワタクシ、交換留学で10ヶ間フランス・パリに、そのまま2ヶ月間アフリカはガーナの首都アクラでインターンをしていました。国際関係論、特にアフリカの開発を勉強しているしがない4年生です。

もうこれだけで意識高そうでしょう?

フランスとガーナはここらへん。日本からはなかなかの距離です。

①留学で得たものなんて、少しばかりの体重くらいである。

違う、少しどころじゃない。

1年間の体重計のない生活。帰国して測ってみたら+x kg(ご想像にお任せします)

みんな留学でこんな収穫があった!って自慢気に言う人もいるけど、私がすぐに頭に浮かぶ「留学で得たもの」は体重でございますよ。

フランスのスポーツ施設にあったこれが留学中唯一目撃した体重計。使い方が分からず断念。

―だって、美食の国フランスだもの―

パリではもちろん外食は高いのでほぼ自炊で暮らしていたのですが…

サルトルが物書きをしたという老舗喫茶店に行ってみたらなんとコーヒーが600円、向かいの友人の食べているサンドイッチは1,000円!

バゲット(フランスパン)にサラミにワインに…フランスは美味しいものでいっぱいです。ノエル(クリスマス)にはフォアグラなんかも食べます。

パンは安いのでクロワッサンとかパン・オ・ショコラについつい手が伸び…あのサクサク感はやみつき。食べない方が罪。日常の食事でデブ活です。

留学先にはワイン文化に関する授業も。 フランスの宅飲みでは「ワイン、バゲット、サラミ、チーズ」が定番です。

―ダークホース、ガーナ―

アフリカと聞くとスラッとした黒人のアスリートを連想しがちですが恰幅の良いおばちゃんも結構いるもんです。

ガーナの食事は炭水化物と油多め。キャッサバ粉やトウモロコシの粉を使った餅のような主食にスープというのがよくあるパターン。スープの中に肉や魚が豪快に入ってます。

ルームメイトの自家製”Face the Wall with Groundnuts Soup”作りを手伝う。干し魚、肉、生の魚、オクラ、玉ねぎ、ナス(のようなもの)など 色んな素材が放り込まれてゆく…
5時間くらい煮込んで、これが完成形。魚がごろっと。見栄えは良くない(ちょっとこぼれててごめんなさい)

野菜も食べますが大抵少なめなのでローカル食を食べ続けるとコレステロール過多になりそう…

しかし、ガーナ食美味しいんです。そしてインターンの仕事はオフィスワークで動かない。

職場の人がお昼ご飯とフルーツをおごってくれて、お腹いっぱいで家に帰るとシェアハウスのルームメイトが自家製ガーナ飯を作っているという毎日。まあ、太りますわ。

インターン先の近くで揚げたヤム芋売ってたおばちゃん。美味しかった。

*ガーナの食事について詳しく知りたい人はこちらをクリック

現地でインターン中の友人によるブログです。すぐにでもガーナに行きたくなること間違いなし!

ちなみにガーナといえばチョコレートを連想するかもしれませんが、カカオ豆は生産しているもののガーナでは加工技術が発達していないのもあって広く食されているわけではありません

しかもガーナ人甘いの苦手らしい

ガーナで売られているチョコ。スーパーだと1つ200円くらいなので他のものに比べれば高いです。味は「「「「カカオ!!」」」」って感じで苦い。

そんなわけで私は体重とお腹周りの肉と、それに裏打ちされた食への満足感とともに帰国したのでした。いや、食って重要よ。

② 留学で変わったことなんて、変に図太くなっただけである。

留学に行って価値観が変わった!っていう人もいますが私の場合、

誠に遺憾ながら、時間感覚がルーズになりました

まあ、仕方ないじゃない。私の留学した国は、フランスと、ガーナですから。あのラテンの血の流れるフランスと、アフリカのガーナです。

フランスのガイドブックには

「フランス人との待ち合わせには時間前に行かないこと。5~10分の遅刻は当たり前」

と書いてあるとかないとか。

私もフランス化が進んだのか友達との待ち合わせ程度だったら遅刻するようになってしまいました(そういうときに限って私が日本人だからと早めに来るフランス人に怒られる)

電車やバスなんかもストライキでよく本数が減らされたり、止まったり…なんと学校がデモ隊に占拠されて授業が休講になったこともありました。

労働法の改正でデモが多かった。ゴミ箱で入口を封鎖するという発想はなかった。それにしてもそのゴミ箱どこから持ってきたんだ。学校にそんなにゴミ箱ないぞ。

また、フランスは行政サービスが遅いことでも有名。ある日私の学校のアカウントが止められてしまいメールで問い合わせるも3日ほど返事なし

学校の教務課を直接訪ねるも「今日は臨時休業です」との張り紙(そもそも5時間×4日/週くらいしか開いていない)

翌日再び訪ねるとビザの書類を送っていないので止められていたとのこと。なるほどね。でも、せめて、メールとかで届いてないですよって喚起してから止めてくれ…!

そしてアカウント凍結が解除された翌日頃なって問い合わせメールに「ビザの書類が届いていません」と返信がきましたとさ。

パリのカフェ。これ、11月のテロ事件の翌日なんですがフランス人いつも以上にくつろいでいる気も…

ところは変わってガーナ。ガーナでの移動手段にトロトロという経路を決めた乗り合いタクシーがあります。しかし、このトロトロ、「ある程度人が乗ったら出発する」というアバウトなスケジュール(途上国だとよくありますね)。

一応停車場はありますが、降りる場所も、乗る場所も自由です。ドラえもんみたいな声で「バ~スストップ」と言うと止まってくれます。

トロトロの車内はぎゅうぎゅう。 足に何か当たると思ったら隣のおじさんのニワトリ突かれていたということも。

ある日、友人と共に別の街へ遊びに行き1人で首都に戻ってきたときのこと。

もうじき首都に達するかというところで次第に騒がしくなるトロトロ車内。しかしトゥイ語で話されているので私にはよくわかりません。(※ガーナでは広く英語が通じますが、現地の人はローカル言語で会話することが多いです。私の滞在していた首都アクラではトゥイ語が主流)

なんか問題でもあったのかなあ、とぼんやり考えていると隣にいたお兄さんが英語で

ねえ、君、このトロトロの目的地変わったの分かってる?

…What?!

どうやらいつのまにか終点が変わってしまい(どうした)、おばちゃんたちが怒っていた模様。そのまま乗っていても首都には戻れない事態が発覚してしまいました。私は結局その親切なお兄さんの導きもありトロトロの乗り換えに成功。ちょっと悠長に構えすぎました。

ちなみにガーナだからそんなこと起こるんでしょ、と思われるかもしれませんが、フランスのバスでも突然行き先が変わるとかあります(さすがに別ルートではなく手前で終わりとかですが)。

何となく察していただけるでしょう。図太く、時間感覚にもルーズじゃないとやってられないのです

でも逆に色々なものに対して寛容になれたし、重要な書類を紛失されるくらいでは動じなくなりました!

「自称ツアーガイド」の怪しすぎるおじちゃんが出てきてももはや動じない。手に持っているのはハリネズミのハリ部分。

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この記事を書いた人
Yaska.T
はじめまして! Yaska.Tです。UmeeTのライターをやっています。よろしければ私の書いた記事を読んでいってください!
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