「起業って、本気じゃないと成功しないんですよ。」
この言葉を聞いて、みなさんは「何を当たり前なことを。何をするにも本気じゃなくてもいいことなんてあるはずないじゃないか」と思うかもしれない。
もちろん、それは正しい。だが、この現役東大生起業家の話を聞いた後でも、あなたは今までの自分の全ての本気が「真に本気だった」と言えるだろうか。
成功する起業家だからこそ知っている、真の本気とは果たしてどんなものなのであろうか。
それでは現役東大生であり、起業家でもある石川さんにお話を伺います!そもそも、石川さんはなんで起業に興味を持ったのですか?
最初にビジネスが面白いなと思ったのは実は中学校の時なんですよ。その頃ニンテンドーDSが初めて発売されてすぐの時期で、結構なお店で品薄になってたんです。その時たまたまヤフーオークションを覗いたら、ニンテンドーDSがかなりの高値で売られていたんです。そこで、自宅近くの店でニンテンドーDSが入荷されるたびに買い込んでヤフーオークションで売って自分のお小遣いにしていたんですよ。つまり転売ですよね。
その、お金を稼いでいるという感覚が楽しかったんです。
高校でもヤフオクで手に入れたUSBを友達に転売したりしていたんですが、やっぱり楽しかったし、普通に店で手に入れるより半額以下の値段で友達に売るので感謝されるんですよね。ので、その頃から大学に入ったらがっつりビジネスをやろうと思っていたんですよ。そこで大学2年生の時にKBBというビジコンに参加したんです。
KBBとは
学生限定の本気で起業を志す人のためのビジコン。参加費無料。参加者には起業資金を獲得するチャンスがある。起業を夢見てともに頑張る同志が見つけられる。
(なんか聞いたことのない経歴が出てきた。中学生のころから転売…。僕が中学生のころなんかは遊びほうけてて、商売なんて考えたこともなかったなあ。)
[広告]
最後のほうにKBBというビジコンの話がでましたが、実は石川さん、2年前、そのKBBに参加した時に現在もご自身が代表を務めるGoods株式会社を立ち上げ、そして最優秀賞を取られたんですよね。ビジコンで最優秀賞を取ったうえ、そのアイデアで起業した会社が2年も続くってホントすg
あの、実は僕、これまでに5回ピボット(方針転換)してるんです。
このたった2年の間に?!
そうなんです。だから、今やっていることはKBBで最優秀賞を取ったアイデアとは結構違うんです。会社はずっと一貫してGoods株式会社なんですが、やっている事業の内容は毎回かなり違います。
5回方針転換した今になってようやく、受託開発などをしながらお金が回り始めて軌道に乗り始めた感じですね。
5回も方針転換って、そのたびにかなりつらいと思うんですが、どうしたらそこまでして頑張れるのですか?
それは簡単です。
起業って本気じゃなければ成功しないからです。
なので、毎回、すべてのアイデアに全力を注ぎます。アイデアの実現可能性を考え、多くの人と会って営業をし、サービスを実行して、とりあえず反応をみる。そして反応がだめならば、またもう一回同じことを繰り返します。
それは、確かにすごい「本気」ですね!僕は今日本気になっていても明日にはぐうたら寝ちゃう(この時は言いながら、我ながら自分はどうしようもないヤツだと思いました)んですが、そこまで本気を続けられるほど本気になれるのにはワケがあったりするんですか?
理由というほどでもないんですが、この「本気度」に関して、KBBのなかで言われた言葉が僕の心にすごく残っているんです。それは、
「君たちが競争している相手は、日本できっちり一日三食のご飯を食べて、8時間ぐっすり睡眠をとれるような生ぬるい環境の中で育ってる人じゃない。君たちの競争相手は、東南アジアとかの国でもっと酷い生活環境の中で「これで失敗したらもう生きられない」と思って死ぬ気で頑張っている人たちだ。そういうような、後がない人生半ばの30代40代くらいの人たちは、死に物狂いで、卑怯な手を使ってでも競争に勝とうとしている。ビジネスの世界では、そんな人が君の競争相手なんだ。」
という言葉です。特にアプリとか、情報テクノロジー系の起業は競争がグローバルで、激しいんです。
最近は学生で起業する人が増えて来ていますが、苦労している人も多いと聞きます。僕自身も知り合いに起業して苦労している人がいますが、そういう人たちは何が足りないんですかね?
さっき言ったことに戻りますが、さっき言ったことってちょっとよく考えてみると当たり前のことで、そんな努力もせずにそういう人たちに勝って起業で成功できるようなことなんてない、なんてことはすぐにわかります。でも、特に学生起業家はそういう意識が足りない。そこが大きいと思います。
「学業もあるし、俺はマイペースで起業頑張るわ。」
なんて思っている人もいるかもしれませんが、さっきも言ったように、ビジネスの世界にはマイペースで成功するような分野はないんですよ。すべて、ビジネスペースです。
東大生のみならず、多くの大学生は大学生活をある程度楽しんでいるでしょうし、今の裕福な生活に満足しているでしょう。それが悪いというわけでは全然ないんですが、起業するとなるとそれでは継続するのが厳しいです。
また、学校の勉強では「与えられたものに集中して頑張る」ということが求められますが、ビジネスの世界では「短期間でどれだけ様々なことに頑張れるのか」というスキルが要求されます。
これも学生起業家がなかなかできないところです。
(学校の勉強でさえ開始15分でいつの間にか寝ている僕にとっては返す言葉がない…。)
僕はもともとビジネスに興味があって行動力もあった方だと思うんですが、「ビジネスに通用する本気度」とか「もっともっとハイレベルな行動力」が身に着いたのはKBBにいたからだと思います。
[広告]
実はKBBは、12月に応募が締め切られてから5月の最終発表会まで、実に6ヶ月もの期間をかけて行うビジネスコンテストなんです。そして、コンテストで評価されるポイントには最終アイデアだけでなく、この6ヶ月の間の「検証力」や「行動力」も入っています。なぜでしょう?
(いつかこういう言葉をドヤ顔で言ってみたいけど、僕みたいなナマケモノに果たしてそういう日は来るのか…?)
もちろん、KBBでは評価前に6ヶ月もの間、検証力や行動力を身につけることができます。なので、普通のビジコンで学ぶような具体的な起業の方法だけでなく、「本気でアツくあり続ける方法」も学べるんです。
(頑張れば僕にもできるああいう言葉を言える気がして来た)
ただ、KBBは教科書ではないんです。
ん?どういうことですか??
KBBではあらゆる方法で、起業の競争相手は世界中にいる死に物狂いの誰かだということを自覚させてくれますし、このほか、あらゆる方法で参加者の背中をぐんぐんと押してくれますが、それを実際に行動力をもって実践してこそ、成功に一歩近づきます。
また、そこに集まる仲間も普通ではありません。みんな、1ヶ月もすれば営業を取ってきたり、ヘンなプロダクトを完成させてきたりなど、ずば抜けて行動力に秀でた人たちです。みんな、「本気」なんですね。
僕も、6ヶ月のなかで誰よりも行動して検証していた自信があるので、それが最優秀賞へと繋がったのだと思います。
最近、学生を対象としたビジネスコンテストやイベントとか、「起業を支援します!」みたいな広告をよく見かけるようになりましたが、正直、多すぎてよくわからないんですよね…。
そうですよね。ただ、そんな中でもKBBのいいところっていうのは、KBBは出資者の「学生を元気にしたい」という想いから始まったイベントで、学生に対して見返りを求めていないということなんです。
KBBは「本気で起業したい、もしくは既に起業していて事業を伸ばしたい」と考えている学生を応援するためのイベントなのです。
そのため、起業資金についてもKBBならではの特徴があります。一般的に、ビジコンって起業資金を貰えるものがおおいのですが、KBBは少し違ったスタイルで起業資金を提供してもらえるんです。それは、
ということです。
これって、一瞬ピンと来ないですがかなりすごいことでは?!今の時代、どこに行ってもお金を借りるのが難しいのに!
そうなんです!KBBの6か月を通してVCの方々と話す機会も何度もあるので親密になることができますし、具体的な相談時には、出資、融資など、どんな方法が自分にとって一番良いのかを一緒に真剣に考えることができます。
これがどんなにすごいことかぴんと来ないでしょうが、普通の投資家に出資してもらおうとすると投資家も自分のメリットを考えるので交渉が決裂することが多いんです。ですが、KBBでは参加費無料なのに出資者は学生に対して見返りを求めず、できる限り自分の希望に沿うように出資してくれるんです。
また、。他にも、KBB卒業生だけが使うことができるシェアオフィスがある。今年はなんと、最終プレゼンテーション時にはエンジェル投資家が特別審査員としてさらに2名参加する。
[広告]
最後に一言、お願いします!
東大生に限らず、大学生の中には現状の裕福な生活に満足してのほほんと日々を過ごしている人が多いでしょう。
でも、本当にそれでいいのか。
学生だからこそ、わき目も振らず挑戦する時間があってもいいのではないか。
現在修士課程や博士課程にいる、研究者を志望する学生でも「自分の研究内容を社会に還元したい、生かしたい!」と思っている本気の人にとっては、KBBは「本気で起業」できる最高のビジコンだと思います。
第8期生に選抜されるには書類選考(ビジネスプランの提出)及び面接選考が必要です。
エントリーは12/3(土)AM9:00まで。
詳しくは下記ホームページを参照いただき、応募条件や提出ビジネスプランのフォーマット等をご確認後、資料を指定のメールアドレスに送信してください。
(この記事はKBB運営事務局の協賛で制作されました。)