「「暮らす場所」としての大学。似非タフグロ東大女子が学園都市ケンブリッジ大学に潜入!」のサムネイル画像

「暮らす場所」としての大学。似非タフグロ東大女子が学園都市ケンブリッジ大学に潜入!

2016.10.03

 こんにちは!東大文学部在学中のちゃんかなと申します。今回、この夏の私の経験を記事にできるというお話をいただいてドキドキハラハラなUmeeTライターデビューいたします!

三ヶ月ほど前…私はイキタクナイイキタクナイを連呼していました。東大のプログラムGEfILプログラムの一環でケンブリッジ大学に二ヶ月留学することが決まっていたのですが、もう行きたくなさすぎて笑 いざ目の前にするとやっぱりヒヨるものなのです。

実家ぐらしの私は家族と二ヶ月離れるだけでもう寂しさで死んでしまいそうだったし、なんで夏祭りも花火もBBQもないクソ寒いイギリスに行かなければならないのかと!!

でももう行くしかない! ぐらいの後ろ向きな気持ちで私のイギリス留学はスタートしたんです。

いざケンブリッジへ

さてさてついてしまいましたよ、ケンブリッジ大学…!!

どーん!どうですかこの荘厳さ!!
この時点で私はあれだけブルーだった渡航直前のことなんかすっかり忘れてリアルハリポタワールドにテンションMAXでしたw

まぁこの食堂を見て浮かれないほうがおかしいですよね。ただ、私が浮かれていたのもつかの間…私がすごした二ヶ月間は「刺激的だけど驚くほど地味」で、サマープログラムというよりは本当のケンブリッジ大学の学生の生活でした。

[広告]

ちゃんかなの日常@ケンブリッジ

じゃあ実際どういう生活をしてたのよ?という話になりますよね。

普通に勉強する日々でした(o_o)

美術史や哲学を学んでいたのですが、毎回の授業で読んでこなければならない論文がとにかく膨大東大にいるよりも真面目な生活だったかもしれません。

ちゃんと中間、期末に試験もエッセイもあったしね!!しかも一緒にプログラムを受けている仲間は名だたる有名大学だったので似非タフグロな私はビビリまくりでw

「Aじゃない成績とか存在するの?」的なモンスター生徒たちに気圧されながらめちゃくちゃ勉強してました。(なんと図書館は24時間365日開いています…コンビニかよっていう)

お待ちかねのソーシャルライフ♡

引きこもり系女子の私はわかりませんがウェイウェイ東大生のみなさんは休日をどういう風に過ごしてるんでしょーか。クラブでパーリーピーポーでしょうか。
ケンブリッジの休日は驚くほどのんびりで穏やかです笑

まず、一番有名なレジャーはパンティングです。

これですよ、これ! ただボートを漕ぐだけ笑 でも飲み物とかお菓子を買ってボートの上で食べるのもオツなものでした!しかもボートから見える景色は最高ですし。(まぁ地味な遊びだけどねw)

あと、イギリスといえばアフタヌーンティーですよね!

このうららかな雰囲気の中食べるスコーンは絶品です!
ちょっと勉強に疲れると私たちはよくこの場所に行ってクリームティーを楽しむ、というのがお決まりでした。

そして、プログラムに参加していたすべての人が一番楽しみにしていた、と言っても過言ではないのが“フォーマルディナー”♡
フォーマルディナーってなんなのか、というとイギリスの伝統校にある慣習で1-2週間に一度、みんながドレスアップして教授やすべての生徒が一堂に会して夕食をとるイベントです。いいワインと美味しいご飯とハリポタに勝るとも劣らない食堂でテンションが上がらない人はほぼいないと思います。

食事中は撮影NGなのでこの写真だけ…。ただ、このフォーマルディナー、楽しいんですがプログラム中5回もあったので服に困りました!(男子はスーツで良くってずるい!!)

[広告]

アート天国・ヨーロッパをひとり旅。

ヨーロッパに留学する魅力はなんといっても他国へのアクセスがめちゃくちゃいいことだと思います。

LCCを有効活用して私は二ヶ月の間にパリ、バルセロナ、ローマ、フィレンツェ、ミラノのなんと5都市に行ってきました!
どれもユースホステルに泊まってリュックサック一つで行く、というザ・バックパッカー旅行でした。でも、美術館巡りが趣味の私からすれば、ヨーロッパはまさに天国でした。

特に印象に残ったのはバルセロナで見たカサバトリョ

ミラノで見た最後の晩餐ですかね…!!

なんだかんだ初の最後の晩餐だったのですが本当に良かったです。久しぶりに絵を見て涙するということを経験しましたね…!!本当にオススメです!!ミラノに行く際は是非予約していってください!

もちろん海外だけじゃなくイギリス国内にも行きましたよ!
ロンドンではBBCPromsというBBC主催の夏の一大イベントであるクラシックコンサートに行ってきました!

夏の三ヶ月ほど毎日超有名指揮者やオーケストラによる演奏があるのですが、アリーナ席はなんと6ポンドで見られるんです!(長時間並ばないといけないんですけどね…。)
そんなわけで私は約3時間並んで、(それでも前に100人くらいいました!)ちゃっかり鑑賞してきました。

こちらもとってもオススメなので夏にロンドンに行く時にはマストです!

そして帰国の途…!

一人旅を挟みつつ、最後の長く苦しい期末試験&レポートを終え、二ヶ月のプログラムを終える時が来ました…!

あれだけ行きたくながっていた私ですが、この時になるともう帰りたくなくて帰りたくなくて…!!
というのも、私たちの寮はすべてキャンパスの中にあり、文字通り24時間プログラムに参加している仲間と過ごすことになるんです。
だからこそ2ヶ月を終える頃には本当に密になっていてもはや家族のような感覚でした!

最後はみんな涙ながらのハグ!!笑

とはいいつつもSkypeでちょくちょく連絡をとったりしてるんですけどね笑

[広告]

最後に

この2ヶ月は私にとって割と人生を変えるほどに意味のある2ヶ月でした。

今までの私にとっては大学は「通う場所」であって「暮らす場所」ではなかったんですね。でもケンブリッジでは生活のすべてが大学にあって研究や勉強もそうした生活の一部にあるんです。ごはんを食べる、ベッドで寝る、と同じレベルで好きなことを勉強する、がある感じ。
街の雰囲気も学生に優しくて、そんな環境でのびのび研究や勉強をする学生を目の当たりにして本当に羨ましくなりました!日本で院進か就職で迷っていた私に新たな選択肢を与えてくれました。

と、いうわけで、GEfILプログラム、とってもオススメです!
サマープログラムに参加できることだけが理由ではありませんが、この2ヶ月の経験だけでも本当にGEfILプログラムに参加してよかったと思ってます^_^
みなさんもぜひぜひ、いろんな東大のプログラムを活用してみては?

この記事を書いた人
筆者のアバター画像
@koh8spash825
はじめまして! @koh8spash825です。UmeeTのライターをやっています。よろしければ私の書いた記事を読んでいってください!
記事一覧へ

こんな記事も読まれてます