今日は「東大ガーデン クリーニングイベント」に行ってきました。
東大ガーデンは東京大学農学部生協食堂の中庭のことです。
煉瓦の道にパラソル付きテラスやランタンなど、本来素敵に設計された空間なのですが、手入れが足りず、現在はこんもりした茂みという感じになっていました。
まずは放置プレイをされた庭がどんなものであったか、見てみましょう。
せっかくの煉瓦に侵食し、動線と草むらの境界が消え始めているガーデン。もう伸びたいように伸び始めています。
手入れのされていない庭ではパラソルも怒ってひっくり返っています。これでは可哀想です。
クリスマスのイルミネーションも、放置プレーに恋い焦がれた末か、光なく真っ黒になってしまっています。ツタの方が可愛く見えてしまっています。
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この状況に対し、「荒れている部分を手入れし、綺麗で使いやすい東大ガーデンを作っていく」という目的のもと立ち上がったのが、宮沢佳恵准教授率いる有志チームです。日本人学生、留学生のほか、造園の地域活動家などで構成されています。
食堂の隣に緑のあるテラスがあるだなんて勿体無い、もっと改善できるのではないか、そしてガーデンを通じて学生間の国際交流を生み出したり、エコに対する意識を醸成することができるのではないか、そのような思いを聞くことができました。
具体的には、今日のクリーニングイベントをキックオフとして、「こうしたら良いのではないか?」というアイディアを吸い上げながら、学生や教授、また周辺地域の人などが楽しめるガーデンを作るとのこと。
今日のイベントは、キックオフ的に開催され、活用の前にまずは掃除して綺麗にしてあげよう、というものでした。具体的な内容はこんな感じでした。
・おしるこ・スープによるアイスブレイク
・活用アイディアのブレスト
・草むしり&落ち葉拾い
・伸び過ぎた草木の剪定
ビールが美味しく飲めそうなテーブルでおしるこやスープを啜りながら、ブレスト。
餅つき、DJイベント、イルミネーション、読書スペース、池など、素敵スペースを作るアイディアがぽんぽん出てきます。
茂みに茂った草木も、庭を愛する農学の民によって綺麗に片付けられていきます。
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こうして、のべ数十名の助けによって、東大ガーデンは一瞬で片付けられていきました。ビフォー・アフターを見てみましょう。
こんもりスペースのBefore:
こんもりスペースのAfter:
最初の写真に合ったこんもりスペースからは、植木鉢が出てきました。終わってみると緑の色が少し綺麗になったように見えます。
こうして綺麗になった東大ガーデン、夜になって改めて見てみると、温かみを感じさせるとても居心地の良い空間です。食事可能な緑あふれるWifi完備のオシャンティテラスだなんて、東大にはここにしかありません。素敵スペースとしての可能性にあふれています。
綺麗になった東大ガーデンですが、これからは農学部以外の人も巻き込んで、様々なモノやノウハウを交えながら作られていくとのことです。
今後の展開が楽しみですね!追跡取材もしていきたいと思います。
東大ガーデンに参加したい方は是非下のFacebookをチェックしてみてください!
「東大ガーデン」公式Facebook
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