「東大生」とは思えぬバカ全開の演劇
旗揚げ公演は昨年の駒場祭文三劇場。
「魂インザ藪の中」
読み方はソウルin the 藪の中。相変わらず頭悪そうです。
ーーー荒廃した日本。スラム化した渋谷での殺人。カラーギャングをレペゼンするラッパーMC多襄丸。妄想癖の役人。被害者意識の彼女。加害者被害者参考人は各々異なる供述を始める……。
とまあ、言わずと知れた名作、芥川龍之介「藪の中」を現代風?にアレンジした作品でありました。芥川龍之介とラッパーって中々結びつきませんよね。
ーーー氾濫する情報とストリートを半紙で埋め尽くした舞台で表現し、芥川龍之介の名作「藪の中」をラップやギター、演武といったパフォーマンスでカオティックにリメイク。
この宣伝文句に違わぬ、演劇ときいて思いつくパフォーマンスを遥かに越えた演出を行いお客様にも楽しんで頂けました。
そして!
2015年度駒場祭おすすめ企画13選にも名を連ね、演劇界隈では圧倒的な存在感を示しました(…と思っています)!
さらに!
演劇に興味がない方にも存在感をアピールできるようラッパー行列というものを敢行しました。
B-Boy風の男女がお神輿を担ぎ爆音でビートを流しラップをしながら練り歩きました。
そういえば駒場祭でバカっぽいウルサイ奴らを見かけた!という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここまで読めばお分かりのように、
このバカっぽい圧倒的なパワーが我々、演劇集団宇宙の喜びの持ち味です!
変わらない日常に刺激を求めている皆さん!
「東大生といったら小難しい劇を作ってるんじゃねえの?ちょっと無理っすわ」と敬遠してる皆さん!
そんな心配はしないで、
とりあえず我々に会いに来てください(その結果演劇に興味を持ってなんなら小難しい劇も観てほしかったりする)。