1.日本の宗教と価値観
安田登さんという能楽師で、本もたくさん書かれている方に講座の内容の監修をしていただきました。
いとうせいこうさん(wikiには『俳優、小説家、お笑いタレント、作詞家、ラッパー、ベランダーとして幅広く活動するクリエイター』と載っていました。ハイスペックすぎる)や神田明神の神主さん(お名刺いただきました…!ありがたや)をはじめとする、4名の講師の方それぞれと、安田さんとで対談が行われました。
特にいとうせいこうさんと安田さんに対談していただいた回では、これでもか! というほど好きに話していただいて…
私は終始圧倒されながら、必死でキーワードを拾ってメモをとり、後で調べていました。
気になると思うので、少しだけネタバレ! つたない説明ですが、がんばって解読してください!笑
「RPGは日本人的?」
日本人の考え方はRPGのゲームのようにWalk through型だそう。これは「神の視点がなく」、すべてを平たい関係論の上で捉えるため。色んな因果が重なり合って”今”ができると考えます。
一方、西洋の考え方は空から俯瞰しているGoogle Mapsのよう。「神が”筋”を見通している」という意識があるから、すべて神様が決めたストーリーの上で起こります。
これは日本のお庭と西洋のお庭の違いにも表れていて…
「『死ヌ』は間違い?」
これ、稗田阿礼(受験でやった!懐かしい!)が作った言葉なんだそうです。「愛ス」「感ズ」のように、漢字の音読みで動詞を作るとサ変動詞になるのが普通。だから『死ス』が正しい。
では『シヌ』はどういう意味かというと、本来は「しなしなになる」こと。逆の意味の「生ク」は「いきいきとする」から来ているらしく、どちらも元々は植物の様子を表す言葉なんです。
実はここに、日本人の死生観が表れていて…
こんな感じで、ものすごい勢いで次々と話が展開されていって、ずっと「ついて行けないけど面白い…!」って感じでした。少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです!
こちらの講座は書籍化されます!私の説明じゃさっぱりだと思うので、出版されたらぜひ皆さん手に取ってみてくださいね!