【各分野の東大生が結集】話題沸騰中の映画『ズートピア』を語り尽くす会

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擬人化の文化

ファイル_005杉山「動物の体ネタで言えば、「ついにウサギの側頭部ではなくてちゃんと耳にイヤホンがついた!!!!」みたいな声もあったよね(笑)」

 

13414671_1037612012996170_1364509495_nB太郎「アップルマークがニンジンマークになってたのも面白かったな。」

 

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13400957_820945034702906_322879310_nSCQIC「あれはウサギ用なのかなあ。」

 

ファイル_000村田「動物を使っているからこその小ネタが本当にたくさんありますよね。そこもまた魅力の一つだと思います。」

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13400957_820945034702906_322879310_nSCQIC「動物といえば映画の中の動物の動きは、実際に動物園に行って動物が動いている様子をめっちゃたくさん撮ったものをもとにしているらしいです。最先端の技術が用いられてるんだって。

やっぱりハリウッドはすごいんだよね。クリエイターの表現欲と、それを叶える最先端の技術と、それにお金を出してくれる企業がちゃんと出会えるという、何ならハリウッドこそユートピアだよ。

それにしてもあの欧米の動物に託す文化なんなんだろうね。日本ってあんまりないよね。」

 

ファイル_000村田「たしかに。パッと思い浮かぶのって手塚治虫くらいかもしれません。考えてみると日本って昔話にしても、人間と動物がどちらも出てくるものはあっても動物しか出てこないものはほとんどない気がしますね。イソップ物語とかは擬人化ものいっぱいなのに。」

 

13414671_1037612012996170_1364509495_nB太郎「もしかすると、日本では人と動物が対等に扱われていたということの現れなのかもしれないね。自然を克服すべきものと考えていた西洋と、共存しようとしていた日本という構造が見えてくるような気もする。」

 

13401267_10209357451076830_174885085_nアリス「イギリス文学でも動物が動いて喋るようなファンタジーはたくさんありますよね。」

 

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13400957_820945034702906_322879310_nSCQIC「なんか擬人化ものの文化はあるよね。『トイ・ストーリー』とか、もはや生き物でもないみたいな。」

 

13414671_1037612012996170_1364509495_nB太郎「あとは普遍的にイメージしやすいのかなあ。後はやっぱりアメリカだと、なんで黒人は主人公にならないのかみたいな批判から逃れやすいという意味ももしかしたらあるのかもしれない。」

 

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13400957_820945034702906_322879310_nSCQIC「ディズニー映画にいきなりモーガン・フリーマン出てきても戸惑うけどね。」

 

一同「(笑)(笑)」

13383618_128609757559869_775789080_o一富士「でも実際『ムーラン』や『ポカホンタス』で特定の人種を登場人物に据えた時は、それはそれでいろんな意見があったらしいですから、やっぱり難しいんでしょうねそこらへんは。」

 

新しいディズニー映画へ

ファイル_000村田「ズートピアつまらなかったって言ってる人います? 僕の周りではつまらなかったって言ってるの母親だけなんですよね(笑) 彼女曰く、夢をあきらめないで~きっと叶う~みたいな映画だからあんた絶対嫌いだと思うよって。でも今までみてきたように、本当は全然真逆なんですよね。」

 

ファイル_005杉山「最初の20分くらいの、お決まりの展開を猛スピードで終わらせてます感はすごかったもんね。絶対このままじゃ終わらねえんだろうなーっていう。」

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13383618_128609757559869_775789080_o一富士「普通だったらただの勧善懲悪の話で終わるところを、そこで終わらせないことで一気に多面的な作品になってるんですよね。やっぱり今までのディズニー映画とは一味違うなあと思いました。」

 

13401267_10209357451076830_174885085_nアリス「動物たちがみんなスマホいじってたじゃないですか。細かいとこですけどああいうとこも新しい時代のディズニー映画なんだなって気がして結構よかったですね。」

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13400957_820945034702906_322879310_nSCQIC「でもやっぱりこれだけPC(politically correct)が厳しい時代に、それを全部乗り越えた上でちゃんと社会的な問題に切り込みつつエンターテイメントとして完成されているというのは本当にすごい。クリエイティビティの塊だなという感じがしました。」

 

13414671_1037612012996170_1364509495_nB太郎「センシティブなテーマを扱うときは炎上するのを覚悟でやらなきゃいけない世の中だから、ズートピアみたいにちゃんと腹くくってやってるものはやっぱりかっこいいんだよね。」

 

ファイル_000村田「いろんな意味で新しい時代を背負っていくんだという気概のみえるとても意欲的な作品だったと思います。

皆さん、本日はどうもありがとうございました!」

 

おわりに

様々なジャンルに詳しい方を呼んでいたとはいえ、ここまでいろいろな話が出来るとは思っていませんでした。参加者の皆さんに改めて感謝すると同時に、『ズートピア』という映画が内包しているテーマの奥深さ、間口の広さにはやはり唸る思いです。

『ズートピア』はまだまだ上映中です!「実はまだ観てないんだ…」という方も、この記事を読んでもう一度観たくなったという方も、是非劇場に足を運んでみてはいかがでしょうか。僕ももう一回観に行きます!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

murata

文学部美学芸術学3年。ポップカルチャー全般。

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