【世界最高の公立大学】東大生が道場破り【UCバークレー】

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はじめまして!法学部3年の川溿(かわばた)です。

僕は本年8月より、色濃い青空と眩しい太陽が魅力的な米国カリフォルニア州にある、UC Berkeleyで留学生活を送っています。

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寮の扉から見える景色

近年「グローバル化」を進める東大の一学生として、偽りのない素直な留学体験記をお届けします。

はじめに

バークレーは穏やかな気候とリベラルな風土が特徴で、サンフランシスコを含むベイエリアに位置する小さな都市です。まあ取り立てて何もないところです(笑)。

寮からの景色

寮から見える夕焼け

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キャンパス内のリス。

将来の進路をゆっくり考えたい、それに見合うだけの力と自信をつけたい、英語力を養いたい、ほんとうに興味のある分野の勉強に没頭したい、などを目的に留学を決意し、ここへやってきました。

この秋学期はアメリカ政治、国際関係論、アフリカ政治を履修しています。

怒涛の一週間

僕の履修している授業は全て政治学部のもので、一授業あたり2講義(80分ほど)+1ディスカッション(60-90分ほど)で構成されています。一週間9コマ、だけ。金曜は授業がないので、常に3連休。

こう書くと、勉強も程々にさぞかしカリフォルニアを満喫していることだろうと思われるかもしれませんが、何故か受験生のような生活を送っています。

その主な原因は予習、課題の量です。

予習は多くて一科目週100pに及び、読まないとディスカッションで置いてきぼりを食らうのです。厳しい世界!

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アフリカ政治だけで論文1200p

ここには授業に出なくても教科書を読まなくても大丈夫、なんて甘ったるい認識はありません。仮にそういう人がいても、それは他の授業でどうしても時間を割けなかった、などの理由からです。勉強に対する意識はみな高いです。

僕の机

汚い方が自分の机です

以下、1日のスケジュール。例えば、水曜日。

7:30 起床
8:30~12:00 勉強
12:00~13:00 昼食
13:00~16:00 ディスカッション×2(アメリカ、アフリカ政治)
16:00~17:00 芝生に寝転がりながら予習(笑)
17:00~18:30 授業(アフリカ政治)
19:00~20:00 夕食
20:30~24:00 勉強
24:00 就寝

     

平日は大体こんな感じです。寮は学校のすぐそばにあるので通学時間は15分、ご飯は全て寮で食べます。

ジム(無料!)に行ったり、コーヒーを淹れてくつろぐときもありますが、勉強時間はかなり確保できます。

平日は本当にあっという間に流れていきます。そして、やってくる3連休。

日本では心に安寧をもたらす3連休も、ここバークレーでは予習を蓄え課題を終わらせるためのいわば猶予期間みたいなものです

最近になってようやく予習をこなす速度が上がってきて遊ぶ余裕ができたと思えば、今度はミッドタームの嵐。

とことんいじめ抜かれます。全く容赦がない!

 

何が楽しいか・辛いか

 お察しの通り、なかなかに辛い生活です。

そもそも大阪生まれ大阪育ちで標準語さえままならないにとどまらず、2週間を超えて海外に滞在した経験のない僕が、世界一の公立大学たるUC Berkeleyにもちろん英語で挑戦するわけです。

そりゃ簡単にはいきません。

未だに ”How is it going?” というただの挨拶に戸惑う事さえしばしばあるぐらいですからね。

 また、好きなことだけ勉強するというのも、逃げ場がないという意味では重圧を伴います。趣味として勉強してきたアフリカ政治を、ようやく授業で勉強できる幸せは感じつつも、論文が本当に頭に入らないことだってあります。

逆に、あれだけ嬉々としてサヨナラしたはずの六法が恋しくなったり。不思議なものです。

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現地のビールは常時ルームメイトの冷蔵庫に勝手にストックしてます。正しい奨学金の使いみちです

 

この一ヶ月半は辛いことは確かに多かった。でももちろん楽しいこと、幸せなことだってあります。

例えば、ルームメイトと週末にビールを飲みながら好きな音楽について話しあったり、サンフランシスコにコーヒー飲みに行ったり、夕焼けの写真をカメラに収めてみたり、あとアメフト見に行ったり・・・

 

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大学アメフト。10倍ぐらいの点差つけて勝ってたので第三Qで退散。とにかく日焼けしました。てかこれ大学のスタジアムですよ?びっくりです

 ちなみにルームメイトは両親がスリランカ人ですが、生まれも育ちもLA。故郷スリランカに行ったことはないけど、しっかりヒンズー教なので牛肉は食べません。

同じ部屋に他人と住む経験なんてしたことないし、もう本当にカルチャーショックの連続で・・・と書きたいところですが、それが彼と自分は、性格も物の好みも妙に似ているのです。一緒にいても全然苦じゃない

ルームメイトが水疱瘡にかかったとか、毎朝三時に起きる(夜ですね)とかそんな苦労話を他の日本人から聞いていると、なんてラッキーなんだろうと思います。

同い年で誕生日もたったの6日違い。

大きな違いのひとつは、彼は今学期で卒業して2月から働き始めるのに対し、僕はまだ二年以上学生をやらなければならない事ぐらいでしょうか笑

学校からの派遣でありつつ、単位認定は認めるのに在籍期間には含めない東大(UC系列の大学だけですが)。単位さえ揃えば卒業もできるバークレー。

これ以上書くと大学への文句になるのでやめましょう笑

留学について

まずは良いところから。

いろんな人に出会えること。イタリア、ナイジェリア、ブラジル、インド人・・・いろんな友達ができる。これは間違いなく留学の醍醐味でしょうね。

画像提供: stocksnap.io

画像提供: stocksnap.io

なおルームメイトは今でも頭を下げるという日本の習慣がツボらしく、僕の会釈を見るたびいつも笑っています。

また、多様性に溢れるのは日本人も同じです。加えてバークレーともなると、たくさんの日本人が来ています。修士博士課程の人はもちろん、官庁から大学院留学されている方、ロースクールにいらっしゃっている弁護士の方、京大文学部の教授さん、いろんな人からお話を伺いました。

日本語で話せるから、ということ以上に、同じ日本人だからこそ話せる内容にも違った深みがあります。価値観が根底で共通しているのでしょう。人生の先輩方と話せる機会は自分にとって、かなり貴重です。

悪いところ

悪いところはおそらくないと思います。しかし同時に非常に大きな責任を背負っているのを感じます。

今の僕は大きく成長するためのチャンスを買ったに過ぎず、それを生かすも殺すも自分次第。留学は心の芯の強さが試される最高にタフな機会です、これは間違いないです。

先日、アフリカ政治の授業で知り合ったナイジェリア人の友人(18歳にして3年生)に将来どうするの?と聞いた時、

”I think…Nigeria needs me.”という答えが返ってきたことがありました。

普通18歳でこのセリフが言えるでしょうか?日本で言えば高校生ですよ?自分も彼女のように、再び日本の土を踏む時には、自分は日本に必要な存在なんだと思えるぐらいに成長していたいと思う今日この頃です。

最後に

さて、そろそろ課題に戻らないと。明日までのレポートがあるのです。ザンビアの民主化に関するレポートです。民主主義のレベルについて、サブサハラアフリカの平均的推移とザンビアの動向をエクセルで作ったグラフで比較し、分析しようというものです。

まだまだ留学は始まったばかりです。まずは目前の中間を乗り越えないと、、、
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画像提供:stocksnap.io

中間が終わったらサードウェーブコーヒーの聖地ポートランドに二泊三日で一人旅を敢行します。テーマのある旅、一度やってみたかったんです。それに旅をしないと見えてこないその国の姿ってきっとありますよね。
アメリカって広いんですよ、本当に。

実は最近心の浮かない、気の乗らない日々が続いていました。中弛みとでもいうのでしょうか。

そんな時にこの記事を書く機会をくださったUmeeTの方々本当にありがとうございました。また気持ちを引き締め直して頑張りたいと思います。

この記事を最後まで読んでくださった方にも感謝申し上げます。

 

少しでも留学のリアルを皆様に実感していただけたら幸いです。

ありがとうございました!

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サンフランシスコから見た太平洋

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ABOUTこの記事をかいた人

Kawabata

法学部3年。アフリカに最も近い学生団体・MPJ Youth次期代表。アフリカ政治にこだわる かわりもの。

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