「むしろ何故イワシを研究せずにいられるのかが分からない」柏イワシ課の告白。

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☞学生証

  1. 名前:酒木
  2. 所属:農学生命科学研究科水圏生物科学専攻修士2年(4月から博士1年)
  3. 進路:ホセ・アルカディオ・ブエンディアのような科学者になる

 

どうも、柏イワシ課の酒木です。

逆から読んでも「かしわいわしか」ですが、だからどうというわけではありません。私は柏キャンパスにある大気海洋研究所というところで修士課程を修了し、4月からそこで博士課程に進学します。

 

柏という土地は、駒場や本郷に比べたら田舎で、治安が悪くて、何をとってもクオリティが今一つで、それでいて「柏は千葉の渋谷」とか自称しちゃうような、呆れ果てた場所です。そんな柏の地までわざわざ来て、イワシの研究をする人たちを私は勝手に「柏イワシ課」と呼んでいます。

 

「なんでイワシなんぞ研究するの?」そう思われる方も多いでしょう。

でも私に言わせれば、なぜイワシの研究をしないでいられるのかがわかりません。

人生は一度きりです。こんな面白くて、挑戦的なものが転がっているのに、それに挑まなかったら、死ぬ間際に何を思うことでしょう。「なぜ俺はあの時、イワシを研究しなかったんだ!?!?」いいんですか? 私は勘弁です。だから今、柏イワシ課なのです。

 

実際、イワシを研究されている方は日本にも世界にも、数多くいらっしゃいます。一体イワシ研究の何がそんなに面白いのでしょうか? ここではその理由の一部を紹介できればと思います。

 1.そもそも海に関する研究は全てChallengingである

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2015年夏能登半島にて撮影

海は、好きですか?

こう聞いて、「大嫌いだ」という人に会ったことはまだありません。

日常生活とは違って何もない大きな空間が広がっていることが、ポジティブな感情の根っこになっているのではないでしょうか。

 

では、この広いなあと思って見ている海は、実際どれくらい広いのかを考えてみたことがありますか?

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単に水平線までの距離を求めるだけなので、実は難しくないですね。

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なんと数字にしてしまうとたった5 kmしかないのです。見えている範囲は、半径約5kmの円ということになります。これは地図上でどれくらいになるかというと、、

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こんなもんです。もっと言うと

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こんなもんでもあります。当然、

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こんなありさまです。

 

ちっちゃい!! 広いなと思って見えている範囲なんて、さらに広大な海のうちの、本当にわずかなわずかな一部分でしかないことは一目瞭然です。

海の中で何が起こっているのかを知ろうとすることは、無謀な試みといっても過言ではないくらい難しいことなのです。

イワシという生物の研究も、生物学のみならず、海洋物理、分析化学、生態学などなど様々な分野の知識を結集して、また船に乗ったり実験室で分析したりパソコンで数値シミュレーションしたりと、いろんなことをしてみても、よくわからないことだらけといったところです。

海を研究するということは、とても挑戦的なことなのです。だからわくわくする。この強大な敵にあの手この手を使って立ち向かっていく感じ、たまりませんね!

(次ページに続きます)

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酒木

レイアップが得意、色んなタイミングで打てる。部屋が汚い。

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