「「俺、百姓になりたいんすよね」今を楽しむ元ホスト東大生、おぎしょくんに会ってみた」のサムネイル画像

「俺、百姓になりたいんすよね」今を楽しむ元ホスト東大生、おぎしょくんに会ってみた

2016.03.24

みなさんこんにちは。

最近おそ松さんを見て、まんまとハマりました。腐男子かな?

ともんきちです。

みなさん、ホストってご存知ですよね?

女性の心の穴を埋め、代わりに対価をいただく。

相手の心を満たせなければ人気も収入も見込めない、つまり彼らは人の心を摑み、満たすプロフェッショナル。

ある種最強のおもてなし軍団、それがホストだと思うんです。

そんなホストをしていたっていう東大生を見つけたんです。

農学部に進学予定の2年生、おぎしょくんです。

取材するしかないですよね?

取材しましょう。

取材しました。

そして遅刻しました。

終わった。

相手は、不夜城、歌舞伎町にてホスト経験のある夜の蝶。

余裕で東京湾に沈められている自分が想像できてしまいます。

まるで鉄砲玉のようなメンタルで、待ち合わせ場所へ。

学生証
  1. 氏名:おぎしょさん
  2. 所属:農学部 生物環境工学専修(進学予定) 2年生
  3. 特徴:遅刻したスタッフに優しい

「あ、おつかれさまです!」

待ち合わせ場所に着いた僕を笑顔で迎えたのは、茶髪の好青年。

なんと、インインタビュアー30分遅刻ついでにカメラマン寝ブッチというありえない状況を、優しく許してくださり、無事取材を始めることができたのです。

(※カメラマン寝ブッチのため、写真はiphoneで撮りました)

ちょっと見た目ギャル男っぽいけど、いい人……?!

こんないい人が、どうしてホストなんかやってたんだ……???!

昔は僕、全然コミュ力なくて。だからホストやってみたんです

実はおぎしょくん、東大が初めての大学ではない。

というのも、かつて早稲田大学の法学部に入学したものの法曹関係の勉強が肌に合わず、早稲田で2年生になった時から、仮面浪人という形で1年間勉強を重ね、東大に入学している。

「中学高校と田舎の中高一貫で寮に住んでたんですけど、その時エロゲの沼にハマって・・・受験中もずっとハマってて。はっきり言ってキモヲタだったんですよ。

キモヲタだったの…?想像できねえ…

「そんな僕が、早稲田に入学した時、周りの私文オーラに圧倒されて。これじゃ駄目だな。ってなって。」

田舎の高校生が上京して私文オーラに圧倒されるのはわかるけど、そこでホストになろうと思うのがヤベェ…

ヤバさにおののく取材陣

「飲食とか清掃とか、普通のバイトもしてきたんですけど、人間としての成長がそこまでなくて。でもホストって、姫の気持ちを察して姫の夢を叶えてあげる仕事なんで、人間としての成長はありました。学校で過ごしてきた十数年間よりも、店で過ごした時間の方がよっぽど勉強になりましたね。

すげえ・・・なんかよくわかんないけどかっけえ・・・

「ただ結局、本気でNo.1取るためには本気でコミットしなきゃいけないし、それは夜を本職にする覚悟が必要になっちゃうんで、そこで僕は上がったんですけど。」

夜を本職にする、という言葉の響きの怖さよ。

「あと、東大女子の目線が異様に冷たかったっていうのもありますね。クッソ浮きました。」

それはそうでしょ。正論だわ。

[広告]

百姓になりたいんすよ

じゃあ今は何をしてるんですか?

「社会系の勉強がしたくて入ったSGTっていう投資サークルの代表とか、あとは1年後期に農学部に進路決めて、そっちの方向の勉強とかですかね。」

ちょっと待って、おぎしょくん文Ⅲだよね?農学部に行くのってだいぶ珍しいよね?てか社会系の勉強したい?ンン????

ンン??

「僕は、面白いこと、楽しいことがしたいんですよ。Youtuberとかって結局視聴者が求める『楽しいこと』をしなきゃいけないじゃないですか。でも、僕はそうじゃなくて、まず僕が面白いと思ったこと、それを突き進んでいきたいんですよ

文Ⅲから農学部へと進学したこと、今投資サークルの代表をしていることも、それらが彼の中の面白さのレールの上にあったからだという。

「農学部に理転したのは、百姓になりたいからっす」

「で、投資サークルは百姓やってく上で必要な勉強ですね。」

は?

百姓ってクソかっこいいんすよ。だって百の姓なんすよ?人参農家でもなく、キャベツ農家でもなく、百姓になりたいんです。飯は人の幸せに直結します。だからこそ、百姓として人々の食卓を作りたいんです。

弥生キャンパスで熱く語るおぎしょくん

(農業への熱さがすげえ…最後まで何で文Ⅲ入ってたのかはわからんかったけど…)

さいごに

早稲田の法から東大の文Ⅲに入り、ホスト経験もしつつ百姓になりてえと農学部に進むおぎしょくんからは、一見一貫性は無いように見えて、「今を一番楽しみたい・面白く生きたい」という明確な気持ちが根底にありました。

進路に悩む上で、ガチガチに考えねばと思う人は多いと思います。

でもちょっと肩の力を抜いて楽しそうなところに飛び込んでみると、案外それが一番面白いってことも、あるかもしれませんね。

[広告]

東大生をホストにプロデュース企画、やります。

今回、元ホストで現役東大生のおぎしょくんに取材を行ったわけですが、実際問題ここには書けないもっと色々な話がありました。こういう話って、やっぱり実際に本職の人に聞いて、体験することが一番なんです。百聞<一見。

と、いうことで。

マジの本職の人と、対談してみました。

で、それだけじゃなく!て!!!!

東大生をホストにプロデュースしてみました。VIVA。夜の蝶。

次回予告!この子がホストになります!乞うご期待!!!!!ワー!!!!!!

この記事を書いた人
筆者のアバター画像
ともんきち
はじめまして! ともんきちです。UmeeTのライターをやっています。よろしければ私の書いた記事を読んでいってください!
記事一覧へ

こんな記事も読まれてます