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なぜ本当に賢い東大生はボート部に入るのか ~今、現役部員が語る5つのワケ~(前編)

2016.01.31

はじめに

こんにちは。トヨマネと申します。東大のボート部に所属しています。ひょんなことからUmeeTで東大ボート部を紹介する記事を書かせていただけることになりました。

皆さん、こんな意識高い系が読んでそうな若干煽り入ってるウザめの新書のタイトルのような題名から、この記事にわざわざ飛んで来てくださってありがとうございます! まあまあ長いけどぜひ最後まで読んでいってくださいね! でも意識高い系は帰れ! スタバでMacBookのエンターキーを叩く音の高さを競ってろ!!

ここまでで既に勘のいい方はお気づきかも知れませんが、当方ノリが少々暑苦しいです。ついでに言うと顔は濃いです。好きな筋肉は大腿四頭筋です。よろしくお願いします。

ボートって大体こんな感じのスポーツ

さて、今からボート部の魅力を語って行くわけですが、その前にボート部とは何たるかを語らないわけにはいかないでしょう。

東大生に「時代錯誤社って何か知ってる?」と問えば、「ああ、駒場の正門前でおもしろパフォーマンスをしてるサークルね」と即座に納得してもらえるでしょうが、「ボート部って何か知ってる?」という質問では「何それ? カニの一種?」と聞き返されてもおかしくはありません。

栄えある歴史と実績を持っていながら、学内でのボート部の認知度は残念ながらそれほど高くないのです。それはボート部が現在抱える大きな課題であり、今回記事を書かせていただくに至った理由の一つでもあります。ていうかカニって何だよ! お前の頭ん中にはカニミソでも詰まってんのか!??!?

合宿所の食堂。毎日掃除してるので、床を舐めろと言われれば僕は舐めます。オススメはしません。

というわけで、簡単にボート部の紹介をして行きましょう。(以下、真面目な文章が少々続きます。我慢してください)

我らが東大ボート部、正式名称東京大学運動会漕艇部は、1886年創部の由緒正しきスポーツチームです。

埼玉県戸田市にある戸田オリンピックボートコースの側に建つ合宿所を拠点として、日々活動を行っています。

そもそもボート競技とは、シェル艇と呼ばれるスピードを追求した非常に細長い手漕ぎボートに乗り、2000mを漕ぎ切るまでの時間を競う欧米発祥の競技です。1人漕ぎから8人漕ぎまで様々な種目があり、残念ながら日本ではまだまだマイナースポーツではあるものの、欧米などでは非常に人気がありオリンピック競技にも採用されています。

東大は全日本選手権(実業団なども参加する、日本で最も大きなボートの大会)で四連覇したことがあるなど高い実績を持っていますが、近年はスポーツ推薦で高校の有力選手を獲得する私立大学になかなか勝つことができず、「国立の中では強い方」という東大の運動会にありがちな立ち位置に収まってしまっています。

この現状を変えるべく、我々現役部員は寒さにも負けずボートを漕ぎまくって日々鍛錬しているところです。

水に浮かべるまでは人力で運ぶ

東大ボート部のことをなんとなくわかっていただけたところで、ここから本題に入っていきたいと思います。

なぜ本当に賢い東大生はボート部に入るのか? (次ページへ続きます)

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東京大学漕艇部
はじめまして! 東京大学漕艇部です。UmeeTのライターをやっています。よろしければ私の書いた記事を読んでいってください!
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